洗濯のやり方④ 洗濯物を干す 楽しい節約生活
2018/06/08
洗濯が終わり、そのまま引き続き洗濯機の乾燥機能を使う場合は、乾燥までをすべて洗濯機が行ってくれます。
ですが節約のために、洗濯機の乾燥機能を使わない場合は、洗濯物を干して乾かす必要があります。
そこで今回のテーマは、洗濯物の干し方について。
洗濯物の干し方
洗濯物の干し方についても、いくつかのポイントがあります。
以下のポイントをおさえておくと良いでしょう。
洗濯物を洗ったまま、洗濯機の中に放置しない
これはとっても重要です。
洗濯機を回した後にドラマを見始めてしまい、ドラマの途中で洗濯が終わったみたいだけど、最後まで見てからにしよう!
こういうことは、絶対にやってはいけません!
これはなぜかというと、せっかく洗った洗濯物にしわがつく、脱水した直後の絡み合った(衣類が不自然に引っ張られた)状態で長時間放置され、衣類が伸びてしまうため。
また洗濯後の洗濯物を洗濯漕に入れたままにすると、洗濯漕の湿度が高くなり、洗濯漕内部に黒カビが発生しやすくなります。
この黒カビが一度発生すると、洗濯の際に衣類に付着して、せっかくの洗濯物がカビで汚れてしまいます。
そうならないためにも、洗濯が終わった後の洗濯物はすぐに洗濯漕から取り出して、速やかに干しましょう!
もし黒カビが発生してしまった場合は、洗濯槽用のカビ取り洗剤で、洗濯漕のカビを除去します。
ただ一度では取りきれず、数回使用しないとカビを除去できないことも。
そのため大切なのは、カビを発生させないようにすることです。
洗濯表示を確認する
洗濯のやりかた②で解説した洗濯表示には、実は以下のように、干し方についての表示がなされている場合もあります。(洗濯表示については、消費者庁のwebサイト※に詳細が掲載されています。また本記事に使用する洗濯表示は、このサイトの公開画像を使用しています。)
(ハンガーなどによる)つり干しがよい。
日陰の(ハンガーなどによる)つり干しがよい。
平干しがよい。
日陰の平干しがよい。
日陰で干すことを陰干しといいます。
一見、日の当たる場所で干すのが良さそうだ!
と感じてしまいがちですが、衣類によっては太陽の紫外線で傷んでしまい、色があせてしまうことがあります。
そういった可能性のあるものについては、日陰で干すように洗濯表示がされています。
※当該ページはすでに削除されたようで、現在はアクセスできません。
つり干しの際は首からハンガーを通さない
Tシャツやトレーナーなどはつり干しをすることが多いですが、この時に楽だから、と首元からハンガーを入れてはいけません。
ハンガーを入れる際に、首元のゴムを伸ばして入れると、首元のゴムが伸びてしまいます。
そのためハンガーは胴側からいれ、外す時も同じように胴側から外しましょう。
平干しには通気性の良い棚を使う
平干しをする際は、どうしても通気性が悪くなるため、つり干しをした場合に比べると乾くのに時間がかかります。
これを早く乾かすには、衣類の底面の通気性をよくする必要があるため、以下のような製品を使用するのがおすすめ。
また棚板の通気性が良い、メタルラックを使って平干しする方法もおすすめです。(これについての詳細は、平干しにはメタルラックか平干し専用ハンガーを使うのがおすすめ!をご覧ください。)
乾きにくいものは裏返す
厚手のジーンズなど、乾きにくいものは裏返すと、乾くのが早くなります。
またポケットの裏布がある衣類なども同様です。
色柄物、プリントがあるものは裏返す
陰干しについての解説で書いたように、太陽の紫外線は衣類の繊維を傷めます。
陰干し指定の洗濯表示が無いものでも、色柄物や絵柄がプリントされているTシャツなどは裏返して干すことで、より長持ちします。
干す時にはしわを伸ばす
綿、麻などのしわが付きやすい衣類はあらかじめ、洗濯物を振ったり、両手のひらで挟むように叩いたりして、しわを伸ばしておきましょう。
この一手間で乾いた時の仕上がりがだいぶ変わります。
一番のポイントはいかに素早く乾かすか
洗濯物干しの一番のポイントはこれ。
素早く乾かして雑菌の繁殖を防ぐ
洗濯物を室内で干すと、洗濯物からイヤ~な臭いがすることがあります。
いわゆる部屋干し臭と呼ばれるものですね。
あの臭いの原因は、主に雑菌の繁殖によるものです。
これを防ぐ一番の方法は、素早く洗濯物を乾燥させること。
洗濯物は湿っている時間が長ければ長いほど、雑菌が繁殖します。
そのため洗濯物を干す上での一番のポイント、それは素早く乾かして雑菌の繁殖を防ぐことです。
ではどうやって干せば、洗濯物が素早く乾くのでしょう。
湿度を低く保つ
洗濯物を素早く乾かすためには、洗濯物周辺の湿度を低く保つ必要があります。
湿度を低く保つ方法としては、後述する洗濯物周辺の風通しをよくする、部屋干しの場合は除湿器を使用する、といった方法があります。
ただ除湿機の使用は電気代がかかりますので、節約を考えると、梅雨時などのやむを得ない場合を除いては、できるだけ使いたくありませんね。
つまり節約をしつつ、湿度を低く保つポイントは風通しをいかによくするか、でしょう。
昼間に干す
夜間は昼間に比べて、気温が低いため、湿度が高くなります。
そのため洗濯物は昼間に干すようにしましょう。
また午前と午後であれば、午後の方が気温が高いことが多いため、朝一よりはお昼前後や午後から干したほうが良い、といわれています。
特に雨の日の翌日の午前は、まだ湿度が高いことも多く、お昼前後から干すのがおすすめです。
風通しをよくする
風通しをよくする方法としては、以下のような方法があります。
可能な限り、外に干す
当然ですが、室内に比べて屋外は風通しが良いです。
そのため可能な限り、洗濯物は外に干しましょう。
洗濯物同士を離して干す
洗濯物同士を近づけて干すと、洗濯物の間を風が通らず、乾きが悪くなります。
そのため洗濯物同士は、適度に離して干しましょう。
部屋干しする場合は換気を行う
部屋干しを行う場合は窓やドアを開けて、湿気がこもらないように換気をしましょう!
ただ雨の日や梅雨時は窓を開けることはできません。
そういった場合は扇風機やサーキュレーターの風を洗濯物にあてることで、早く乾かすことが可能です。
これについては、サーキュレーターで洗濯物の部屋干しの乾燥スピードアップ!にて詳細に書いているので、興味がある方は併せてご覧ください。
その他のポイント
洗濯物を干す上では、この他にもポイントがあります。
夕方には取り込む
夕方になると、気温が下がって湿度が上がるため、せっかく乾いた洗濯物が湿っぽくなってしまいます。
気温が下がり始める前に、洗濯物を取り込みましょう!
どうしても部屋干しをしなければいけない時は
先に書いたとおり、洗濯物は可能な限り、屋外で干すのが望ましいです。
ただ梅雨の時期や台風の季節、昼間は働いている、というケースでは部屋干ししかできない!という方も多いでしょう。
その場合は扇風機や除湿機を使用して、可能な限り風通しをよくしたり、湿度を下げることで、部屋干し独特の臭いは軽減されます。
ただ完全に、とはいきませんので、以下のような部屋干し専用の洗剤を使用するのがおすすめ。
粉末洗剤
液体洗剤
はるるはほぼ100%部屋干しですが、この洗剤にしてからは、部屋干し独特の臭いがほとんど気にならなくなったほど。
そのためおすすめ度大です!
尚、この部屋干しトップについて気になる方は、部屋干し(室内干し)の嫌な臭いには部屋干しトップがおすすめ!をご覧ください。
ポイントをしっかりおさえて
さて、以上で洗濯の説明は終わりです。
意外にポイントが多くてビックリした!
という方もいらっしゃるかと思います。
ですがこれらのポイントをしっかりおさえて洗濯を行えば、きっと洗濯物がキレイに洗いあがるはず。
最初からすべてのポイントを押さえるのは難しいですが、少しずつ慣れていくと良いでしょう。