子どものこと、親権のこと
2015/10/03
本エントリーの目次
親権について
離婚された方でお子さんがいらっしゃった場合、通常は夫婦どちらかが親権をとり、その後の子供の養育を行います。
希に親権と(親権に含まれる権利の一部である)身上監護権を別の人がとるケースがありますが、一般的には夫・妻のどちらかが親権をとることがほとんどでしょう。
はるる達元夫婦の場合は当初、親権をはるるがとるか、元妻がとるかで離婚協議中に争いました。
もちろん互いに親権をとりたいということです。
ですが最終的にははるるが辞退し、元妻が親権をとることとしました。
それは以下のような理由からです。
- 正社員で働いているはるるは勤務時間の都合上、保育園の送迎を含め、子供と接する時間の確保が難しかった
- はるる両親もまだ共働きで、実家の協力を得ることが難しかった
- 子どもに父と母の険悪なところを、長期にわたって見せるのは避けたかった
子どもは敏感です。
離婚協議中も子どもの前では、不仲であるところを見せないようにつとめていましたが、何かを感じとったのか、精神が不安定な状況が見られました。 - 一般的に夫が親権をとることは難しく、妻が親権をとることが8割を超えると言われている
そのため親権を先々まで争っても、取れる可能性が低いと考えた。
そして一番の理由として、“子どもにとって、今は母親が一番重要で必要とされているのだ、とはるる自身が痛いほど分かっていた”からです。
子どもの幸せを一番に考えた結果
はるる達元夫婦が離婚した時、子どもはまだ2歳にもなっていませんでした。
それでも子どもは、はるるのことをお父さんと呼んで認識してくれてはいました。
ただ、それは一緒に遊んでくれる人、という思いが強かったのかもしれません。
夜寝つけない時や甘えたい時ははるるではダメで、元妻が必要でした。
当然と言えば、当然かもしれません。
元妻は産休・育休中の1年間、ほぼ二人きりで子どもと過ごしていたわけです。
朝挨拶していなくなり、夜いつの間にか仕事から帰ってきているはるるでは、ダメだったのです。
まだはるるの子どもは未就学児ですし、子ども自身がはるる達の離婚をどう感じているのかは分かりません。
ただ、いつかは両親の離婚について、何かを感じる時が来ると思います。
その時、子どもがお父さんは自分を捨てたわけじゃないんだ、
そう思ってもらえるように、月1回の子どもとの面会の際に愛情を伝えたいと思います。
現在離婚を検討中の、お子さんがいらっしゃる方は、この親権や離婚後の子どもとの接し方については、必ず悩むはずです。
ですが悩みに悩んで後で後悔しないように、最善の選択をしていただけたら。
一児の父として、離婚を経験した人間として、そう思います。