キッチンや洗面所のシャワーヘッドは定期的なお掃除を!
2018/04/24
本エントリーの目次
シャワーヘッドはとっても便利!
最近の住居では、キッチンや洗面所に設置されている水栓(蛇口などの水を取り出す部分)に、シャワーヘッドが採用されているのをよく見かけます。
またシャワーヘッドに切り替え機能があり、蛇口と同じように水を流すことができる(以下、蛇口モードとします)タイプのシャワーヘッドが設置されていることも多いです。
このシャワーヘッド、蛇口から出た水を使うケースに比べ、手洗いの際や食器洗いの際に泡を落としやすくとっても便利。
そのためこれから住居の購入を検討されている方には、キッチンや洗面所に設置されている水栓にシャワーヘッドが採用されている物件をおすすめします。
そんなとっても便利なシャワーヘッドなんですが、使っていく上で、気を付けた方が良いポイントがあります。
それがこちら。
シャワーヘッドは意外と汚れやすい!
そうなんです!
キッチンや洗面所の水栓は、汚れている手や野菜を洗ったり、油まみれの調理器具を洗ったりするのに使います。
そしてこの時、汚れや油分、洗浄に使用した石鹸や洗剤がシャワーヘッドにはねてしまって汚れてしまう、というわけ。
はるるの経験では、蛇口型の水栓に比べ、シャワーヘッド型の水栓の方が明らかに汚れやすいと感じています。
これは、シャワーヘッドの方が蛇口に比べて大きく、汚れがつきやすい。
また水が出ない部分(※)があり、その部分の汚れや雑菌が落ちにくいなどといった理由によるものでしょう。
※シャワー状態に切り替えて使っている場合、蛇口モード用の穴からは水が出ないのが一般的。
にも関わらず!
シャワーヘッドの掃除は忘れやすい!
以前、シャワーヘッドの白い汚れや黒ずみを簡単キレイに掃除する方法にて、浴室のシャワーヘッドの掃除方法をご紹介しました。
この浴室のシャワーヘッドでは、自分の視線より上に設置された壁掛け金具にかけて使ったり、手に持って使ったりする都合上、噴射口が汚れていれば気付きやすいのです。
それに対して、キッチンや洗面所に設置されているシャワーヘッドでは、自分の視線よりもかなり下に設置されていること。
そして水の噴射口が下を向いていることなどから、汚れていることに気付きにくいのです!
こういった事情から、偶然キッチンや洗面所のシャワーヘッドの汚れに気付いた際に、しっかりと確認してみると、ひどく汚れていてビックリした!
なんてこともよくある話、なんじゃないでしょうか。
そのためキッチンや洗面所に設置されているシャワーヘッドについては、定期的に確認を行い、汚れていれば掃除を行うことが重要です!
ご注意!
今回ご紹介するシャワーヘッドの掃除に使用する薬剤・掃除方法は、一部の材質では色落ちや塗装のはげ・変質といった悪影響を及ぼす恐れがあります。
そのため作業の前に目立たない場所で問題がないかどうか確認の上、作業を行うようにしてください。
キッチンや洗面所に設置されているシャワーヘッドの掃除方法
これについては、基本的にはシャワーヘッドの白い汚れや黒ずみを簡単キレイに掃除する方法でご紹介した、浴室のシャワーヘッドの掃除方法とまったく同じで大丈夫。
ただ浴室のシャワーヘッドでは、浴室用の洗剤を使用していましたが、キッチンや洗面所に設置されているシャワーヘッドから出る水は口に入れることもあるため、台所用の洗剤を使っておいた方が良いでしょう。(一部、浴室用の洗剤では強力な薬剤を使用しているケースもあるため。)
シャワーヘッドの噴射口についた汚れは、ブラシで掃除!
シャワーヘッドの噴射口には、細かい汚れがついていることが多いです。
これについては、使い古した歯ブラシや小型のブラシを使って掃除を行います。
はるるのおすすめは、浴室のシャワーヘッドの掃除にも使用したスコッチ・ブライト バスシャイン ハンディブラシ。
シャワーヘッドの汚れが軽度であれば、これでこするだけでOK!
ただキッチンのシャワーヘッドでは、調理器具を洗った際にはねた油分が付着して汚れていることも多いでしょう。
この場合には、以下のような台所用洗剤をブラシにつけてからこすることで、汚れや油分はすっきりとキレイになります!
ブラシによるこすり掃除が完了したら、洗剤の成分が残らないよう、水でしっかりと流してください。
尚、キッチンや洗面所に設置されているシャワーヘッドでは、噴射口は樹脂製の部品に穴が開いているだけの製品がほとんどのため、ブラシでゴシゴシこすっても問題ありません。
ですがもし噴射口にゴムなどの素材でできた流線を制御するような部品がついてる場合には、強くこするとシャワー水流の流線の乱れが起こる可能性があります。
このケースでは、強くこすり過ぎないように注意する、またはブラシを使うのはやめて、柔らかい布を使っての拭き掃除にとどめておいた方が良いかもしれません。
ピンク色の汚れ(酵母)や黒カビには専用洗剤!
シャワーヘッドの噴射口付近は水分で湿っていることが多いため、ピンク色の酵母汚れの付着、黒カビの発生が起こりやすいです。
これらには、専用のカビ取り用洗剤が効果抜群!
そしてカビ取り用洗剤の定番といえばこちら、カビキラー(カビ取り洗浄剤)。
ですがこれ、カビキラーの商品紹介ページの記述からも分かるとおり、浴室用っぽいんですよね。
『浴室、ゴムパッキンのカビに』って書いてありますから…。
(ジョンソン株式会社 – カビキラー商品紹介ページより引用)
そのため、はるるはいつもこちらの台所用の漂白剤製品を使用しています。
このキッチン泡ハイターを、シャワーヘッドの噴射口付近にシュシュッとスプレーしてしばらく放置するだけで、ピンク色の酵母汚れや黒カビはキレイサッパリなくなります!
こちらは洗面所のシャワーヘッドにスプレーした様子。
カビキラー(カビ取り洗浄剤)と同じ泡タイプのスプレーなので、スプレーした薬剤がその場にとどまって、カビをしっかりと除去してくれます。
キッチンのシャワーヘッドにも、同じようにシュシュッとスプレーするだけで大丈夫です!
ちなみにキッチン泡ハイターとカビキラー(カビ取り洗浄剤)の成分を見比べてみたところ、実は大差ないんじゃないか、ということが分かりました。
といいますのも、こちらがキッチン泡ハイターの成分。
そしてカビキラーはこんな感じ。
どちらも成分は次亜塩素酸 + ナトリウム、界面活性剤です。
はるるは専門家ではないので詳しくは分かりませんが、これを見るかぎり、ほぼ同じなんじゃないの?
という気がしますが、どうなんでしょうか…。
ただキッチン泡ハイターは台所用と書いてありますし、こちらを使っておいた方が安心感はありますね。
シャワーヘッドの白い汚れにはクエン酸!
キッチンでよく見かけるメッキ加工が施されているタイプのシャワーヘッドでは、持ち手の部分や噴射口の上部の部分に白い汚れが付着してしまい、光沢が失われてしまうことがあります。
この白い汚れ(金属石鹸と呼ばれる石鹸カスが固まったもの)の落とし方は、以前シャワーヘッドの白い汚れや黒ずみを簡単キレイに掃除する方法でご紹介した方法とまったく同じです。
詳細はシャワーヘッドの白い汚れ(金属石鹸)には、クエン酸パックが効果抜群!をご覧いただくとして、具体的には以下のように掃除を行います。
まずはクエン酸水溶液を用意します。
これはぬるま湯300~500mlに、市販のクエン酸大さじ1~2杯程度をよく溶かしたもの。
クエン酸はドラッグストアやネット通販で300円前後で購入可能です。
そしてこのクエン酸水溶液をシャワーヘッドに適量かけて、キッチンペーパーを巻きつけてパック状態にします。
クエン酸水溶液はそのままでは使いにくいので、以下のような霧吹きに作って保管しておくと、使いやすくておすすめ。
後はこのまま10分前後待ってください。
時間が経ったらキッチンペーパーによるパックを外し、シャワーヘッド全体を水でしっかりと洗えば、お掃除完了です!
もし汚れが残っているようであれば、台所用洗剤を染みこませたスポンジで少しこすることで、残っていた汚れは取れるはず。
パックをして放置するだけのカンタン作業ですが、たったこれだけで、白い汚れ(金属石鹸)はキレイに取れて、メッキ部の光沢がよみがえります。
これはアルカリ性の金属石鹸汚れをクエン酸の酸性で中和したことで、汚れが落ちやすくなることを利用した掃除方法。
ただクエン酸は酸なので、金属を腐食(サビ)させてしまいます。
そのため樹脂メッキなど金属でない素材にのみ使用するよう、ご注意ください。
キッチンや洗面所に設置されているシャワーヘッドの汚れは気付きにくいので、定期的なお掃除を!
浴室のシャワーヘッドの掃除方法をご紹介した際にも書きましたが、シャワーヘッドが汚れていると、汚れやカビまみれのお水で体を洗ってしまうことになります。
そして今回書いたキッチンや洗面所に設置されているシャワーヘッドが汚れている場合には、汚れやカビを口に入れてしまう可能性もあるわけで。
また浴室のシャワーヘッドに比べ、キッチンや洗面所のシャワーヘッドは汚れていることに気付きにくいため、より一層の注意が必要です。
そのため定期的に汚れていないか確認し、汚れていれば掃除をする習慣をつけることをおすすめします!