高品質なPCケースをお探しなら軽量・作業性抜群のLian Liがおすすめ!
2018/04/24
本エントリーの目次
おすすめのPCケースメーカーはどこ?
以前は友人からこう聞かれても、予算や使いたいPCケースの形状・搭載可能なドライブ数などの仕様・デザイン・対応ファームファクターによるから、特におすすめのメーカーというのはないかなぁ。
PCケースの価格比較サイトで、予算や対応ファームファクターの条件で絞り込んで、デザインや評判が良さそうなケースを探したら?
なんて答えていました。
ところが現在では、特にこだわりがないなら、少し高いけれどこのメーカーさんがおすすめだよ!
とアドバイス・おすすめするPCケースメーカーさんがあります。
そこで今回は、はるるが胸を張っておすすめできる、このPCケースメーカーさんについてご紹介しますので、どこか良いPCケースメーカーさん・PCケースはないだろうか?とお探しの方は、ぜひ参考になさってください!
Lian LiのPCケースを使い始めてからというもの、Lian Li以外のメーカーのPCケースを買っていません!
はるるが長い間愛用しており、今回ご紹介・おすすめしたいPCケースメーカーさんはズバリ、Lian Liさんです!
Lian Liさんはリアン リーと読み、主にPCケースを製造しているメーカーさんとして有名で、台湾に本拠があります。
またPCケースの他に、ケースの周辺部品(ファンコンなど)やPCデスク、電源ユニット、マウス・キーボード、ストレージ製品など、さまざまなPC関連パーツを製造しています。
はるるがこのLian LiさんのPCケースを使い始めたのは、たしか2008~2009年ごろだったかと思います。
そしてそれ以降、自分用のPCと家族用のPCについてはすべてLian LiさんのPCケースを使用しています。(友人用のPCについては予算の関係上、もっと安いケースを作っているメーカーさんを選択することもあります。)
Lian LiさんのPCケースの良さを知る前は、主に予算と搭載可能なドライブ数などの仕様を軸に、メーカーさんにはこだわらず、PCケースを選択していました。
ところが現在では、PCケースが必要になったら、Lian Liさんのwebサイトを確認し、その中で用途にあう仕様のPCを検索、そして購入。
という流れになりました。
つまり他のメーカーさんのPCケースを買う気はまったくないわけです。
それほどまでにはるるはLian Liさんの製造するPCケースに惚れ込んでおりまして。
Lian Liさんの製品は高品質で素晴らしいので、安心して購入できる!という、強い信頼感・安心感を持っています。
ちなみに今回このエントリーを書くにあたって、これまでにLian LiさんのPCケースで何台PCを組んだのか気になって数えてみたところ、11台もありました。
PC構成の一部を特定のメーカーさんにあらかじめ絞るのは、より良いものを探すことを諦めてしまっているようで、あまり良くないことなのかもしれません。
ですが他のメーカーさんの製品を買って、あとでやっぱりLian LiさんのPCケースにしておけば良かった…。
というリスクを背負うよりは、最初からLian Liさんのケースを買っておけば安心!と思ってしまうんですよね…。
それくらい素晴らしい製品を作っているメーカーさんなんですよ!
Lian Liさんは。
Lian LiさんのPCケースの特徴(良いところや悪いところ)
Lian Liさんは非常に多くのPCケースを作っており、それぞれのモデルによって、搭載できるドライブ数や利用可能な機能が大きく異なります。
そのため今回は、はるるが現在使用しているPCケースの1つ、PC-A76Xを例に、Lian Liさんの製造しているPCケースの多くで共通して利用できる機能や特徴をご紹介します!(もちろんモデルによっては対応していない機能・特徴もあります。)
PC-A76Xは以下のようなケース。
ケース前面部にフタがある静音性を重視したフルタワーケースとなります。
2016年9月現在各種ネット通販サイトで3.5万円前後で販売されており、PCケース全般の価格相場を見ると高級な部類に。
Lian LiさんのPCケースの価格帯で見ると中の上か、上の下くらいの価格となります。
Lian LiさんのPCケースは4万円を超えたあたりから、モデル数が少なくなりますが、上を見ると実売価格が7万円を超えるようなモデルもいくつかあり、価格帯はかなり広いです。
フルアルミ製である!
フルアルミとは、すべて、あるいはほぼすべてのパーツがアルミで作られていること。
Lian LiさんのPCケースでは、その多くがフルアルミ製であり、ほぼすべての部品がアルミニウムで作られています。
これは、一般的なPCケースの多くがスチールで作られていることとの大きな違いでしょう。
フルアルミのおかげでとっても軽い!
アルミニウムはスチールに比べ、およそ1/3程度の重量しかありません。
そのためもし仮に同じようなサイズ・仕様のPCケースを購入した場合、アルミのケースはスチール製のそれに比べて1/3前後の重量となるわけで、とっても軽いのです!
これは、別に軽さなんてどうでもいいよ、という方にはあまりメリットにはなりません。
ですが移動の際にとても楽なので、結構重要なポイントであり、素晴らしいメリットだ!
と、はるるは思っています。
ちなみにPC-A76Xは外寸が高さ585mm・幅220mm・奥行き615mmとやや大きめのケースで、フルアルミであるにも関わらず、ケースだけで重量が9.9kgほどあります。
これと同じような構成・仕様のスチール製のケースの場合、およそ3倍前後の重量となると考えて良いはずなので、30kg弱の重量のケースとなってしまいます。
さすがに30kgのケースは一人での移動が困難になるレベルだと思うので、フルアルミによるケースの軽さは重要だと思うのです。
見た目がキレイ!だけど、組み立ての際に手が荒れる上に、指紋や油分がかなり目立つ!
Lian LiさんのPCケースのアルミは、1枚のアルミニウム板から切り出して塗装されており、見た目の仕上げがとってもキレイ!
その反面、アルミはどうも手の表面の油分を吸着しやすいようで、表面に指紋や手の油分が付着してしまい、かなり目立ちます。
以下の画像は、PC-A76Xの天板に手の平をついてしまった直後の状態を撮影したもの。
画像の中央に、ベッタリと手のひらの油分が付着して、目立っているのがよく分かることでしょう。
またこの油分を吸着しやすい?特性によるものなのか、PCの組み立てを行っている際に素手でケースをさわっていると、手が乾燥して荒れてしまうことがあります。
ただこれについては、はるるが元々手荒れがひどいからであり、手荒れ症状がない方であれば、まったく問題ないのかもしれませんが…。
内蔵のHDDや光学ドライブの付け外しは工具いらずで楽ちん!
Lian LiさんのPCケースの多くのモデルに共通する大きな特徴の1つに、内蔵のHDDや光学ドライブの付け外しの際に工具が不要であり、とても楽である、作業性が良い!
という点が挙げられます。
たとえば3.5インチの内蔵HDDを装着する場合、ケースに付属する特殊なネジとゴムのスペーサーをHDDの四隅に取り付けます。
次にケース内の3.5インチベイに、HDDに取り付けたゴム製のスペーサーを使って差し込みます。
あとはHDDを奥に押し込めば、装着完了です!
DVDドライブなどの光学ドライブの付け外しにいたってはさらに簡単で、ケースに付属の取付金具の爪を操作するだけで脱着が可能です。
以上のように、他社のPCケースではドライバーを使ってネジ止めによる固定を行うことが多い内蔵部品の脱着作業ですが、Lian LiさんのPCケースでは、内蔵のHDDや光学ドライブの付け外しの際には工具は必要ありません!
ファンにフィルターが付いている!
PCケースには、あらかじめエアフローを確保するために、ケースファンが付属しているモデルもあります。
たとえばPC-A76Xでは、ケース前面に14cmの吸気ファンが3基、背面に12cmの排気用のファンが1基付属します。
これらのうち、ケース前面の14cmの吸気ファン3基については、ファンにフィルターが付属しており、ケース内部にホコリや汚れが入りにくくなっています。
このフィルターはファンから取り外すことができるため、掃除機でフィルターに付着したゴミを吸い取りやすく、またファンをより高性能な他社製品に変更することも可能です。
このフィルター機能については、ANTECさんなど他のメーカーさんのPCケースでも搭載されていますが、これ、あるのとないのとでは、ケース内部の汚れ具合がまったく違います。
フィルター機能が搭載されているPCケースを使ってからは、吸気ファンにフィルターがないケースはもう使いたくない!
と思えるくらいに素晴らしい機能です。
ちなみにPC-A76Xは、ATX電源をケース底面に設置する仕様で、電源の吸気ファンを底面に向けて設置します。
そのためケース底面にも吸気口があり、この部分にもフィルターが付属しており、電源内のファン部に汚れがつきにくいのも良いところ。
ただはるるのこのPCの場合、PCの設置場所があまり掃除できない箇所でホコリがたまりやすいので、意図的に電源の吸気ファンを上向きにしています。(PCを設置場所から動かしづらいので、フィルターがあっても高い頻度でフィルターの掃除ができず、フィルターにびっしりとホコリが付いて目詰まりを起こしてしまうので。)
ファンの追加が可能!
Lian LiさんのPCケースでは、付属のファンとは別に、さらにケースファンを追加できるようになっているモデルも多いです。
たとえばPC-A76Xでは、ケース上面に12cmファンを2基、ケース側面にも12cmファンを2基増設可能です。(金網のようなファンガードは2個付属。)
これらファンを追加することで、ケース内のエアフローをさらに強力なものとすることができます。
ただケース側面のファンは、ある程度の高さがあるCPUクーラーを取り付けた場合は干渉してしまい、取り付け不可となることがあるのでご注意ください。
ちなみにCRYORIG R1 UNIVERSALを取り付けた場合、側板はちゃんと閉まりますが、隙間がぎりぎりのため、ファンの取付はできません。
マザーボードを外さずに、CPUクーラーのバックプレート交換ができる場合もあり!
Lian LiさんのPCケースの多くのモデルでは、すべてのマザーボード、CPUクーラーの組み合わせで可能ではないのですが、マザーボードを外さずにCPUクーラーのバックプレート交換ができる場合もあります。
これは以下のようにバックプレート部周辺に穴が開いているため。
尚、上図を見れば分かるとおり、画像中のPCで使用しているマザーボードとCPUクーラーの組み合わせでは、CPUクーラーのバックプレートが大きすぎて、マザーボードを外さずにCPUクーラーのバックプレート交換はできませんでした。
裏配線が可能!
これはLian LiさんのPCケースでも、ある程度の大きさ以上のモデルにかぎりますが、マザーボード裏に配線を通すためのスペースがあります。
これを利用して、ごちゃごちゃした配線をマザーボード裏に隠すことで、見た目がキレイになる、エアフローが良くなる、邪魔な配線が少なくなり作業がしやすくなる、といったメリットが発生します。
水冷PC用のホール(穴)も標準装備!
水冷用のラジエターやリザーバータンクなどをPCケースの外に配置する場合、PCケースの中から外に出るホースと、外から内に入るホースを通す必要があります。
Lian LiさんのPCケースでは、多くのモデルでこれらのホースを通すための専用のホール(穴)があらかじめ搭載されており、さらにゴムキャップでホースが傷つかないように配慮されています。
これは空冷PCをお使いの方にはメリットではありませんが、水冷PCユーザーの方にとってはありがたい機能でしょう。
他社のPCケースでは、この穴を自分で開け、ゴムキャップも別途用意する必要がある製品も多いです。
黒の他に赤やゴールド、シルバーなどの色のモデルが販売されている!
Lian Liさんでは、PCケースで一般的な黒の他に、赤やゴールド、シルバーなど、多数の色のPCケースを製造・販売しています。
そのため自分の好みの色のモデルを探す楽しみもあります。
赤いPCケースの例
ゴールドのPCケースの例
シルバーのPCケースの例
さまざまな形状のケースを作っている!
Lian Liさんは、さまざまなファームファクターに対応した多種多様な形状のPCケースを作成しています。
そこで少し一例についてご紹介しておきたいと思います。
Mini-ITX対応のケースの例
タワー型ケースの例
特殊な形状のケース
ちなみにこのPC-T80Xは、背の高いCPUクーラーだと天板が装着不可なので、ご注意ください。
CRYORIG R1 UNIVERSALを取り付けた状態では、天板が干渉しました。
この他にも船型のケースや机と一体型のケースなど、一風変わった形状の製品を多数製造しています。
高額である!
Lian LiさんのPCケースはモデルによってかなりの価格差がありますが、どのケースであっても同レベルの仕様の他社のケースに比べると、高額な部類に入るはず。
たとえば今回例に挙げたPC-A76Xは先にも書いたとおり、2016年9月現在各種ネット通販サイトで3.5万円前後で販売されています。
はるるとしては価格に見合う機能があるので、納得して購入できる価格です。
しかし、たかがケースに3.5万円!?高すぎるよ!と考える方もいらっしゃることでしょう。
だったら1万円のケースを買って、その代わりにグラボをワンランク上のモデルにした方が良い!と思うかもしれません。
Lian LiさんのPCケースは高いけれど、とても高品質なのでおすすめ!
今回ご紹介したように、Lian LiさんのPCケースは価格は高いものの、素晴らしい機能がたくさん搭載されています!
また異なる用途・仕様の多数のモデルが販売されています。
そのため高品質なPCケースを新しく買いたいけれど、何か良いメーカーさん・ケースはないだろうか、ということであれば、ぜひ一度Lian LiさんのPCケースを検討してみてくださーい!