数千円程度の安いインクジェットプリンターでもしっかり使えます!
2018/04/25
本エントリーの目次
1か月ほど前に、勤務先で一緒に働いているパートさんからこんな質問が。
ネット通販サイトで売っている数千円程度の安いプリンターって、しっかりと動くの?
どうもこのパートさん、自宅で印刷作業を行いたいらしく、プリンターの購入を検討しているそう。
そこでこのパートさんのお話を詳しく聞いてみると、たとえば以下の用途での使用を検討しているみたい。
- もうすぐ年末なので、今年から自宅で年賀はがきの印刷を行いたい。
- 定期的に子供の写真を印刷したい。
- 大切な書類などをスキャンして、デジタルデータ(画像ファイルやPDFなど)で保管しておきたい。
→ スキャン機能が欲しい。
そのため家電量販店を何件か回って価格相場を調べたが、それらの価格とネット通販サイトの価格を比べると、ネット通販サイトの方が全体的に安い。
そして中には、3,000~6,000円前後というビックリ価格(激安価格)で売られているプリンターもある。※
しっかりと印刷とスキャンさえできれば高度な機能はいらないし、画質もそこまで重要視していない。
だから最低限の機能(印刷とスキャン)に問題がないようであれば、数千円程度のプリンターを買いたい。
でも本当にこんなに安いプリンターでしっかりと動くのか、と心配…。
ということらしい。
ふむふむ、なるほど。
たしかに以前は1~3万円程度で販売されているプリンターが主流だったので、数千円程度で購入可能な最近のプリンターがしっかりと動くのか心配だ、という気持ちはよく分かります。
ですが結論から言うと、現在ネット通販サイトで販売されている数千円程度のプリンターであっても十分な性能があり、しっかりと印刷が可能です。
またスキャン機能だってもちろん正常に動作しますし、一般的な使用の範囲内であれば十分に満足できる画質でのスキャンが可能です。
というわけで今回は、数千円程度で購入可能な安いプリンターでもちゃんと使えます!
だから安心して買ってくださーい!という話。
※3,000円前後で販売されているプリンターの場合、スキャン機能がないものが多いのでご注意ください。
さて、先ほど数千円程度のプリンターであっても、しっかりと印刷が可能ですよ!
と書きましたが、なぜここまで自信満々なのかというと。
実際に6,000円前後のプリンターを購入し、これまで使ってきました!
はるるは2月の下旬頃に、確定申告を行っています。
この確定申告の際には、国税庁さんの確定申告書等作成コーナーで必要な書類を作成し、それを自宅で印刷。
申告期間中に最寄りの税務署に提出しています。
そしてこれらの書類の印刷のために、今年の1月に新しくスキャナー機能付きのプリンターを購入していたんです。(確認してみたら以下のように、1月1日の元日にネット通販サイトで注文していました。)
確定申告の各種書類を保存しておくために、スキャナー付きのプリンターを購入。
複合機で7,000円を切るなんて、ほんと、プリンターは安くなったなぁ。
インクは高いけど…。
— はるる@キットカット抹茶味大好き (@haruru29blog) 2016年1月1日
この時実際に購入したのがこちらのプリンター、brother PRIVIO DCP-J562N。
2016年12月現在では当時よりも数千円ほど値上がりしていますが、はるるは7,000円を切る激安価格で購入しています。
そしてこのプリンター、6,000円前後の価格であったにも関わらず、紙に印刷を行うプリンター機能だけでなく、紙をスキャンして画像データを取り込むスキャン機能。
さらには、無線LANによるネットワークプリンター機能も搭載している優れものなんです!
しかもこのプリンターの純正インクカートリッジは4色セットが3,000円前後で購入可能で、他のモデルに比べれば純正インクカートリッジが安価なのも素晴らしい点。
最近のプリンターでは、純正インクカートリッジでないインクを使用すると、正常に印刷できないこともあるため、純正インクカートリッジが安いのは大きな魅力だと感じています。
尚、2016年12月現在では、はるるが購入したbrother PRIVIO DCP-J562Nの後継機、brother PRIVIO DCP-J567Nが販売されているので、これから購入される場合にはこちらの購入がおすすめです。
肝心の性能は、普通の使用の範囲内ではまったく問題なし!
いくらプリンター本体が安くても、しっかりと動かなければ意味がありませんよね。
では肝心の性能はどうかというと、普通の使用の範囲内ではまったく問題なし!
はるるはこの1年間、およそ1~2か月おきの頻度で、1回あたり数十枚の印刷をbrother PRIVIO DCP-J562Nで行ってきました。
主に行っていたのは、確定申告の際に経費として申告するネット通販で購入した消耗品類の領収書の印刷(保管用)。
同様に経費として申告する、備品類購入時のクレジットカードの利用明細の印刷(保管用)など。
そしてその印刷品質には不満はまったくありませんでした。
またこの間、インクジェットプリンターで起こりやすいインクのつまりによるカスレなどの印刷不良はまったく起きていません。
一部の書類では購入商品の画像や、メーカーさん・販売会社さんのロゴマークなどの画像も併せて印刷されていますが、これら画像の印刷品質も不鮮明であるといったことはまったくなく。
さらにこのプリンターにはスキャナー機能も搭載されています。
はるるはこの機能を利用して、領収書原本をスキャンしてPDFやJPGなどの電子データを取得。
これについても保管することで、原本の紛失対策を行っています。(原本をスキャンした電子データが原本紛失時の代用となるのか分かりませんが、ないよりはマシだろうという判断より念のために保管しています。)
このスキャナー機能についても十分な能力を持っており、以下のようにとてもキレイにスキャン可能です。
(スキャンした直後のオリジナルデータはファイル・画像サイズともに大きすぎるので、小さく変換して掲載しています。)
ちなみに上記画像は以前購入したDELLさんの液晶ディスプレイ、U3415Wを購入後、このブログで紹介するためにスキャンした、ディスプレイ付属のカラーキャリブレーション結果が書かれた紙の画像です。
Dell ディスプレイ 曲面 モニター U3415W 34インチ/UWQHD(21:9)/IPS非光沢/5ms/HDMIx2,DPx2(MST)/sRGB99%/USBハブ/フレームレス/3年間保証
以上のように、こういった普通の使用の範囲内では、まったく問題なく使用可能でした。
そしてそのあまりの素晴らしさ(価格がとても安いにも関わらず、十分な機能を持っている点)に、購入した翌月に以下のようにツイートしてしまったほど。
年明け早々に購入した6,000円前後のスキャナー機能付きインクジェットプリンター、調子も良いし、純正交換用インクも安い。
とても良い買い物でした。
欲を言えばADF付きでこの価格なら最高なんだけどなぁ。
— はるる@キットカット抹茶味大好き (@haruru29blog) 2016年2月14日
上記ツイート内で言及しているADFとは、Auto Document Feeder(オート ドキュメント フィーダー)のこと。
これは、複数枚の紙をセットすると自動的に機器の中に給紙し(吸い込み)、スキャンやコピー後に自動的に排紙(吐き出し)を行い、次の給紙を行う、といった連続的な動作が可能となる機能です。
一度に何十枚もの紙をスキャンしたい場合には、このADFは必須と言えるくらいに便利なものなので、こういった用途に使いたい場合には、ADF搭載モデルの購入を強くおすすめします。
ただ数千円前後の価格で販売されているモデルでは、さすがにADFが搭載されている製品はなかったように思います。
ですがしっかりと探せば、もしかしたら見つかるのかもしれません。
写真や画像のキレイさを重視する場合には、不満を感じるかもしれません!
先ほど、画像の印刷は不鮮明であるといった問題はなく、印刷品質に不満を感じていない、と書きました。
これは、はるるが行っているような一般的な使用の範囲内ではそう感じているためです。
ですが一眼レフカメラで撮影した高精細な写真(画像ファイル)をキレイに印刷したい!
といったような、高い印刷品質にこだわるような使い方をする場合、その印刷品質に不満を感じる可能性があります。
そのためとにかくキレイに画像を印刷したい!
といった場合には、もう少し価格の高い、上級機能が利用可能・高性能なインクを使用した機種を購入した方が良いでしょう。
数千円前後の安価なプリンターでも、しっかりと使えます!
今回ご紹介したように、最近では6,000円前後のプリンターであっても、スキャナー機能・無線LAN機能などを搭載しており、一般的な使用の範囲内であれば不便なく使用可能です。
そのため高度な機能を必要としない、印刷品質も重視しない、といった場合には、数千円程度のプリンターでも十分役に立つはず。
その代わり、上位機種であればそのほとんどで使えるような機能が使えない!?
といったことも考えられるため、購入前に製品の仕様をよく確認することをおすすめします。
ちなみに2016年12月現在では、Canon PIXUS iP2700という機種が3,000円前後という超激安価格で販売されています。
とにかく安くて印刷さえできればOK!ということであれば、こういった機種もあるので、ぜひ探してみてくださーい!