食洗機の庫内の掃除にはクエン酸がおすすめ!楽しい節約生活
2018/04/21
先日、食洗機導入のすすめと題して、食洗機の素晴らしさをご紹介しました。
そこで今回は、この食洗機の掃除方法について、説明したいと思います。
日常の使用後のお手入れ
食洗機は日々の使用後のお手入れをきちんと行っていれば、ひどい汚れが発生することはあまりありません。
そのため日々の使用後のお手入れをしっかりと行うことがとっても重要です。
残菜フィルターのごみをしっかりと取る
食洗機を使用すると、食器に付着していたゴミ(残菜)が残菜フィルターにたまります。
この残菜は、食洗機を使用後に必ず掃除しておきましょう。
これを行わないと、次に食洗機を使った際に、残菜フィルターにたまった残菜が、食器に付着してしまうことがあります。
また残菜を掃除せずに残菜フィルターに放置すると、雑菌が繁殖してしまい、衛生上好ましくありません。
しかも残菜をそのままにして、食洗機の庫内に長期間そのまま放置すると、残菜に残った水分を栄養に、黒カビやピンク色の汚れ(酵母)が発生してしまうことも。
これは食洗機の庫内が、湿度が高くて温かい、というカビが好む環境のため。
使用後は庫内を乾燥させる
食洗機を使用後は、カビや雑菌の繁殖を防ぐため、庫内を乾燥させておきましょう。
これは食洗機の乾燥機能を使用している場合、または毎日食洗機を使用している場合はあまり気にしなくても大丈夫です。
というのも、カビは熱に弱いものがほとんどのため。
耐熱性でない一般的なカビの場合、60℃で10分加熱するとほぼ100%死滅する
そのため食洗機の乾燥機能を使用しており、食洗機を使用後は、庫内がカビが嫌う乾燥状態になっている場合。
または毎日食洗機を使用して、カビを死滅させている場合は、あまり気にしなくて大丈夫というわけ。
ただ節約のために乾燥機能を使用せず、自然乾燥を行っており、数日に1回しか食洗機を使いません!
といった場合には、使用後の庫内を布巾で拭いておくなどし、庫内の湿気を取り除いておきましょう。
定期的なお手入れ
先に書いた日常の使用後のお手入れをしっかりと行っていれば、食洗機の庫内がひどく汚れることは稀。
そのため定期的なお手入れは、1~3か月に1回程度の頻度で行えば、十分でしょう。
食洗機底部のピンクの汚れを取る!
食洗機の残菜フィルター付近は、食洗機の構造・機構上、常に水がたまっており、次回の洗浄開始時に排水される仕組みとなっています。
そのためこの部分は、比較的黒カビやピンクのカビ(または酵母)が発生しやすい場所と言えます。
もし黒カビやピンクのカビ(または酵母)が発生してしまった場合は、以下のような塩素系台所用漂白剤をかけてから、5分ほど放置しておきます。
この間に、隙間に挟まった汚れやこびり付いた大きな汚れは、爪楊枝や割り箸などでこすって取り除いておいてください。
残菜フィルター本体に黒カビが発生している場合は、残菜フィルターを取り外してから、キッチンのシンクで庫内と同様に、塩素系台所用漂白剤をかけて、5分ほど放置しておきましょう。
その後残菜フィルターは水洗いをしてから、食洗機にセットします。
次に食器を入れずに食洗機をスピードコースで洗浄し、漂白剤の成分を洗い流します。
この時は、絶対に食洗機用の洗剤を入れないで、(水またはお湯だけで)洗浄を行ってください。
食洗機用の洗剤の中には、酸性タイプの製品もあります。
もし酸性タイプの洗剤を使用していた場合、洗剤が漂白剤中の塩素と反応して、有害な塩素ガスが発生する可能性があり、大変危険です。
そのため漂白剤を洗い流す際は、絶対に洗剤を入れずに、水またはお湯だけで洗浄を行うようにしましょう!
庫内の汚れには専用クリーナー!
食洗機は使い続けると、庫内に臭いがついたり、ヌメリ汚れが付着してしまうことも。
このような庫内の汚れには、食洗機専用のクリーナーがドラッグストアなどで販売されており、種類も豊富。
また食洗機メーカーからも、専用のクリーナーが販売されています。
食洗機専用のクリーナー
食洗機開発メーカーの専用クリーナー(Panasonic)
これらを説明書通りに使えば、庫内はキレイになりますが、これらの製品には1つだけ残念なところが。
専用クリーナーは高い!
これらの食洗機用クリーナーは、1回分で300~800円ほどの費用が必要です。
そのため毎月1回使うとなると、結構な出費。
そこで、はるるがおすすめするのが、こちら。
クエン酸で食洗機の庫内を洗浄する!
食洗機庫内の白い汚れの主成分は、水道に含まれる炭酸カルシウムが固まったもの。
この汚れは酸で溶かし落とすことができるため、クエン酸が効果てきめんなのです!
クエン酸には主に薬用、食用(料理用)、工業用(掃除等用)の3種類がありますが、食洗機の掃除に使うクエン酸は、工業用(掃除等用)で大丈夫。
たとえばこういった製品があり、数百円で購入可能です。
クエン酸の使い方
食洗機の洗剤投入口に、用意したクエン酸を大さじ1~3程度入れて、食器は何も入れずに洗浄を行ってください。
この時洗浄コースが選べる食洗機の場合には、洗浄時間が一番長い丁寧コースで洗浄すると、より効果的。
尚、洗浄に使用するクエン酸の量は、食洗機のサイズにより適量が異なります。
そのため最初は大さじ1で試してみて、洗浄効果が弱いようであれば、クエン酸を足してみてください。
食洗機庫内の掃除は、たったこれだけでOK!
でも本当にこれだけで、食洗機の庫内がビックリするほど、ピカピカに!
しかも専用クリーナーに比べて、ランニングコストが大幅に安いんです!
肝心の洗浄効果は?
はるるも以前は、食洗機専用のクリーナーを使用していました。
ですがランニングコストがあまりにも高いため、1年ほど前にこのクエン酸での洗浄に変えました。
その肝心の洗浄効果ですが、洗浄効果が低い、と感じたことはありません。
むしろ専用クリーナーと比べても、遜色ないのでは?とすら感じるほど。
そのためこのクエン酸による洗浄は、とってもおすすめ!
クエン酸は、この他にもいろいろな掃除に使えますが、それはまた別の機会に。
パッキンの汚れにはキッチン用アルコール!
さて、庫内もキレイになったところで、最後はこのパッキン部。
食洗機のパッキン部には、さすがのクエン酸パワーも効きません。
洗浄液が届きませんから、当然ですが…。
ここは、地道にキッチン用アルコールをキッチンペーパーに含ませてこすりましょう。
細部は手が入りづらいので、キッチンペーパーを爪楊枝や割り箸に巻きつけて使ってください。
他にも食洗機の天板や側板は、食器に付着していた油まみれの水蒸気が付着し、さらにそこにホコリがついて汚れます。
こういった部分にも、このキッチン用アルコールを含ませたキッチンペーパーが大活躍。
すこし力を入れてこすれば、すぐにキレイになりますよ~!
尚、あまりにも天板や側板、スイッチ部の油汚れがひどい時には、キッチン用アルコールでは非効率な場合があります。
この場合には、食洗機の天板や側板の油まみれのホコリは重曹スプレーで掃除!で解説している、重曹スプレーを使った掃除を行ってから、キッチン用アルコールによる掃除を行うと、より効率的です。
食洗機は口に触れるものを洗うからこそ
食洗機は、口に触れる食器や調理器具を洗うための機械です。
そのためこれらの方法で掃除を行い、日頃から清潔に保つよう、心がけておきたいですね!