トイレのふたを閉めておくべき5つの理由 楽しい節約生活
2015/10/12
まほーのトイレ?魔法のトイレ?
先日、はるるの息子がトイレをしている最中にこう言いました。
じーじのトイレ動かないー。
おとーしゃんのトイレ、まほーのトイレ!!!
どーして?
最初は何を言いたいのか、分からなかったんですが、彼の意見をまとめると、どうもこんな感じみたい。
おじいちゃんの家のトイレは動かない。
しかしはるるの家のトイレは動くから、魔法のトイレだ!
でもどうして動くの?
なるほど!フタのことだね!
たしかにはるるの家のトイレの便座には人感センサーが付いていて、トイレのドアを開けると、便座のフタが自動で開きます。
魔法のトイレね~。
子どもの発想は柔軟だなぁ、なんて思っていると、ふと疑問がわきました。
洋式トイレのフタはなぜあるのか?
そもそもフタを閉める必要はあるのか?
そこで今回は、トイレのフタを閉めておくべき5つの理由というテーマでお送りします。
トイレのフタを閉めておくべき5つの理由
トイレにフタがある理由を調べてみたところ、大きくは以下の5つの理由があることが分かりました。
物を便器内に落とさないため!
便器内に物を落としてしまうと大変です!
そのまま流してしまったら、トイレが詰まってしまうかもしれません。
だから、当然落としたものを拾わないといけません。
でもどうやって取ろうか、と悩んでしまいますよね。
特にトイレの上の棚に、トイレットペーパーの予備を置いているご家庭は要注意です。
予備を取ろうとした時に手を滑らせたり、地震など、何らかの拍子に勝手に便器内に落ちてしまったら、悲惨です。
水を吸い込んでデロデロになったトイレットペーパーの片付けは、きっと大変です…。
想像するだけで憂鬱になりますね。
こういった事態を防ぐためにフタを閉めておくというのは、トイレのフタを閉めておくべき十分な理由になるでしょう。
節電のため!
東京電力さんは、トイレのフタを閉めた場合の節電効果について、以下のように書いています。
便座のフタを開けっぱなしにすると、便座は冷めてしまいます。
フタを閉めていたほうが熱を逃がさず、1日あたり約15%(0.11kWh)の省エネになります。(東京電力 – でんきの省エネ術より引用)
この例では、フタを開けていると31.5Wだった消費電力が、フタを閉めておくことにより26.9Wになった、とも書いてあります。
この消費電力を使って、調査元の東京電力さんの2014年12月時点での、トイレの便座の月額電気料金を計算してみると、フタを開けていた場合はおよそ588円、フタを閉めていた場合はおよそ502円となりました。
月額で約86円、14.6%の節約効果が見込めます。
これを年間に換算すると、なんと1,000円を超える節電効果があります!
この結果を見ると、節電のためにもフタは閉めておいた方が良いでしょう。
はまり込み防止のため!
どなたも1回は、経験がお有りなのではないでしょうか。
緊急を要する状況下で、トイレに駆け込み、はぁ、間に合った…。
とホッとしたのも束の間、腰を掛けたら、そこにあるはずのものがない!
そう!便座が上がっていて、便器にはまり込んでしまったのです!
トイレのフタを閉めると、自然に便座も降りてきます。
だからフタを閉める習慣をつけておけば、もうこんな思いはしなくて済みます。
ただこれに関しては、自分だけでなく、同じトイレを利用するすべての方に徹底してもらう必要がありますが…。
ペットや子供の落下・洗浄水誤飲防止のため!
ペットや幼い子供が、便器内に落下する事故を防止する観点からも、便器のフタは閉めておいた方が良いでしょう。
特にペットは、トイレ内の水を飲もうとして、落下するケースも考えられます。
そのためペットを飼っているご家庭では、トイレのドアを閉めておくのはもちろんのこと、トイレのフタも閉めて二重に対策しておくと良いでしょう。
雑菌をまき散らさないため!
トイレの水を流す際は、トイレの便器内で激しい水流が起こります。
それにより便器内の雑菌が舞い上がり、便座や便器のそばの床に付着するそうです。
この雑菌を便座や床に撒き散らすのを防止する観点からも、フタを閉めてから水を流した方が良いと考えられます。
臭いの拡散防止効果は低い!
一見トイレのフタを閉めておくと、臭いの拡散防止効果を期待できそうに感じます。
ですがトイレのフタは、便器や便座と隙間があり、フタを閉めても密閉されません。
そのため臭いの拡散防止の効果はゼロではないにしろ、あまり高い効果は期待できません。
臭いの拡散防止を考えるのであれば、トイレのドアを閉め、トイレを使用中の間、そして使用後もしばらくは換気扇を回しておくことが重要です。
トイレのフタを閉める理由はあった!
はるるはこれまで、せっかくフタが付いているのだから使おう!
とあまりよく考えもせず、便器のフタを閉めていました。
ですがこうして科学的根拠に基づいたフタを閉めるべき理由を知ると、ちゃんと閉めないといけないな、こう感じます。
毎日の何気ないことに対して、なぜ?どうして?という姿勢が改めて重要だ、今回はそう息子から教わった気がします。