油分でベトベト、手アカで汚れているゲームのコントローラーの掃除方法
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ゲームのコントローラーは実はかなり汚れています!
テレビゲームをしているときに、ふとゲームのコントローラーが、ヌルヌル・ベトベト・ベタベタしていて気になることがあります。
そして普段はあまりよく見ることがないゲームのコントローラーをまじまじと見てみると、そのあまりの汚さにビックリした!
なんて経験をお持ちの方もいらっしゃるはず。
そこで今回は、ゲームのコントローラーのヌルヌル・ベトベト・ベタベタ汚れや、手アカ汚れを取り除いてキレイにする掃除方法をご紹介します!
ゲームのコントローラーの掃除方法
こちら、はるるがPCゲームの操作用に使用しているPlayStation4のコントローラー、DUALSHOCK 4です。
こうして画像で見ると、それほど汚れていないように見えますね。
ですがしっかりと細部を確認すると、ボタンの上にある彫り込みやパーツ同士の接合部の溝には手アカ汚れがつまっており、かなり汚れています。
このコントローラーを例に、掃除方法をご紹介していきましょう。
ゲームのコントローラーの掃除は、以下の手順で行います。
コントローラーでゲーム機を操作不能状態とする
掃除中は、コントローラーのボタンを予期せず押してしまうことがあります。
最近のゲーム機では、コントローラーのボタン操作によりゲーム機本体の電源をONにできるものも。
そこで掃除中にゲーム機の電源がONになったり、勝手に進行しないようにするため、まずはコントローラーでゲーム機を操作不能状態としてください。
有線コントローラーのゲーム機であれば、コントローラーの配線をゲーム機本体から抜けばOK。
しかし無線コントローラーの場合は、こういった方法では対応できません。
したがってゲームを終了させてから、ゲーム機の電源コンセントを抜いておき、ボタン操作でゲームが起動しないようにしてください。
溝や細部につまったゴミを取り除く
ゲームのコントローラーには、ボタンの上に文字が彫り込まれており、溝が存在するものも。
この溝の部分に手アカ汚れがたまりやすいのです。
たとえばDUALSHOCK 4では、人差し指や中指を使って押すボタン※である『R1』、『R2』ボタンがこのタイプで、以下のように『R1』、『R2』という文字列の溝の部分に、灰色の手アカ汚れが付いているのがよく分かると思います。
特にR2ボタンの溝の中に手アカ汚れがつまっていますね。
こういった溝にたまった汚れは、爪楊枝や竹串などの先端が細いものを使ってかき出すと良いでしょう。
先が細く、溝の中の汚れやゴミをかき出せるものであれば、何を使っていただいても構いません。
ただ千枚通しや縫い針など、先端がかたい金属製の器具を使用した場合、樹脂製のコントローラーの溝やボタンの表面が、掃除しているときに傷付いてしまう可能性があるため、あまりおすすめはできません。
この点、爪楊枝や竹串は木製であり先端部の強度が弱いため、コントローラーの外装部を傷付けにくいです。(強い力を加えようとすると先端が丸まってしまう。)
そして先端が細いので溝の中の掃除がしやすく、まさに溝の掃除にうってつけなのが爪楊枝や竹串、というわけ。
またボタンの側面などにも汚れが付いていることがあるので、併せて取り除いておくと良いでしょう。
※『R1』、『R2』ボタンは人差し指だけで押す派の方と、人差し指 + 中指を使って押す派の方がいらっしゃいます。
パーツ外装各部の接合部の溝も忘れずに掃除を!
ゲームのコントローラーの外装各部には、パーツ同士の接合部にも溝があります。(下記画像中の赤パーツと黒パーツの境目の部分の溝など。)
コントローラーを分解するときは、こういったパーツ外装部の接合部分のネジ止めを外して分割することで、分解できる仕組みとなっていることが多いです。
このパーツ間の接合部の溝にも手アカ汚れがつまっているため、忘れずに爪楊枝や竹串で汚れを取り除いておきましょう!
溝から取り除いた手アカ汚れやゴミを、コントローラーから取り除く
爪楊枝や竹串を使って溝から取り除いた手アカ汚れやゴミ、ホコリは、ティッシュなどを使ってコントローラーの表面を軽くはらい、コントローラーから取り除いてください。
このときのポイントは、軽い力で汚れをはらい、コントローラー各所の溝に再度汚れが入り込んでしまわないようにすること。
段差付近の汚れをブラシで取り除く
ゲームのコントローラーには、段差や突起のような形状の部分があることも。
DUALSHOCK 4では、以下画像中の四角で囲った部分がこれに該当します。
上記のような段差や突起の角の奥まった部分は、手指や掃除用の布が届きにくく、掃除がしにくいです。
こういった箇所の掃除には、歯ブラシなどの小型のブラシがおすすめ。
歯ブラシを使えば、段差や突起の角の奥まった部分にブラシの毛先が届き、しっかりと汚れを取り除くことができます。
コントローラーの外装部は歯茎よりもはるかに頑丈なため、毛足がかためのブラシで掃除をしても問題ありません。
はるるはいつもかための毛足のブラシを使って掃除をしていますが、コントローラーの表面に目立つ傷が付いたことはありません。
むしろかためのブラシを使った方が汚れを取り除きやすいため、おすすめです。
またタフトブラシをお持ちの方は、それを使うのもおすすめ。
タフトブラシは歯間の細部を掃除しやすくするため、ブラシの先端部が以下のようにとがっています。
そのため段差や突起の角の奥まった部分のゴミを、より取り除きやすいのです!
タフトブラシの先端部はとがっており、細い溝の奥の掃除も得意です。
溝や細部につまったゴミを取り除く際に、爪楊枝や竹串の代わりに使っていただいても構いません。
ただしタフトブラシの先端部はかための毛足のものでも、爪楊枝や竹串の先端部に比べると柔らかく、溝の奥にたまった汚れの除去は、爪楊枝や竹串の方がやりやすいです。
タフトブラシは掃除用ブラシとして各所に使えます!
タフトブラシは1本200~300円ほどであり、歯ブラシとしてはかなりの高級品。
しかし掃除用ブラシと考えれば決して高いものではないので、この機会に買ってみてはどうでしょうか。
タフトブラシはゲームのコントローラー以外のものの掃除にも使える、細部の掃除用万能ブラシとして使えますよ~!
外装部やケーブル部の汚れ、油分を拭き掃除で除去する
さて、コントローラーの各所にある溝や段差の汚れを取り除いたら、外装部全体の手アカ汚れや油分を拭き掃除で除去しましょう!
手アカ汚れや油分(ベタベタ・ベトベト・ヌルヌル汚れ)は無水エタノールとキムワイプを使って、コントローラーの外装部全体を拭き掃除することで、ピカピカ&キュキュッとキレイになります!
無水エタノールはドラッグストアやネット通販サイトで1,000円前後で購入可能です。
キムワイプも同様に、ドラッグストアやネット通販サイトで数百円程度で購入でき、繊維ゴミが出にくいという特徴があります。
掃除の仕方はとっても簡単で、キムワイプに適量の無水エタノールを染み込ませてから、拭き掃除をするだけでOK!
無水エタノールを染み込ませすぎると、拭き掃除をしている最中にコントローラーのボタンの部分やスティック部の隙間から内部に無水エタノールが入ってしまい、故障の原因となるかもしれません。
そのため無水エタノールをキムワイプにあまり染み込ませすぎないよう、注意してください。
自宅に消毒用のエタノールやキッチン用アルコール除菌スプレーと、キッチンペーパーがある場合には、それらを使っていただいても構いません。
消毒用エタノール製品の例:
キッチン用アルコール除菌スプレー製品の例:
キッチンペーパー製品の例:
ただし消毒用エタノールは無水エタノールに比べて水分が含まれており、これが乾燥時に白い斑点となって残ることがあります。
またキッチン用アルコール除菌スプレーはアルコール濃度が低いため、速乾性・脱脂(油分を除去する)性能が低いこと。
キッチンペーパーは掃除中にボロボロになりやすいことから、無水エタノールとキムワイプを使った拭き掃除が一番おすすめです。
有線タイプのコントローラーではケーブルもホコリが付着して汚れていることが多いため、キムワイプを巻きつけて汚れをしっかりと拭き取っておきましょう。
無線タイプの場合はケーブルはないため掃除は不要ですが、充電用ケーブルを接続するためのコネクター部を掃除用の液体で濡らさないように気を付けてください。
DUALSHOCK 4など、アナログスティック(下図緑丸で示したきのこのような形のスティック)が搭載されているコントローラーでは、アナログスティック下部の棒の部分が、コントローラー外装部と繰り返し接触して摩耗しています。
この部分には摩耗したことで発生した削り粉がたくさん付着しているので、こちらも忘れずに拭き取ってください!
以上でコントローラーの掃除は完了です!
ゴムパーツのベタベタ・ネバネバは経年劣化が原因の場合も
ゲーム用のコントローラーにはゴム系の材質の素材が使われていることも少なくありません。
DUALSHOCK 4のアナログスティックの上部も、ゴム系の素材で作られています。
そしてゴムや樹脂系の素材は経年により劣化・変質(加水分解)することで、サラサラだった表面がベトベト、ネバネバしてしまうことがあります。
特に日光(太陽光)中の紫外線はゴムに対する影響が大きく、直射日光が当たるところに置いておいたコントローラーは、劣化・変質が起こりやすいのです。
そしてこの劣化・変質(加水分解)で起きた表面のベトベト、ネバネバは、先にご紹介した無水エタノールとキムワイプを使った拭き掃除を行えば、一時的ではありますが、ほぼ解消することができます。
ただし少し時間が経つと、再びベトベト、ネバネバ状態となってしまいます。
これはコントローラー外装部の劣化・変質が原因であり、根本的な解決を目指す場合、コントローラーを新品に買い換えるほかありません。
今のところはるるの自宅のDUALSHOCK 4では起きていませんが、使い始めて15年以上経つPlayStation2のコントローラー、DUALSHOCK 2では劣化・変質によるベトベト汚れが起きています。
日々の使い方と保管方法にも注意して!
ゲームのコントローラーは、日々の使い方と保管方法に気を付ければ、汚れにくくなります。
コントローラーに付着する汚れの多くは、持っている手から付着しています。
そのため使用前に手を石鹸でしっかりと洗ってから使うようにすれば、手の汚れや油分でコントローラーが汚れるのを最小限に抑えることができます。
もしゲーム中にポテチなどの油っぽいおやつを食べたくなったときは、一度ゲームを中断して食べ、その後石鹸でしっかりと手を洗い、手指に付着した油分を落としてからゲームを再開するようにしましょう。
手を洗うのが面倒だという方は、ポテチ専用のトング、ポテトングを使うのもおすすめです。
参考:PC作業やゲーム中にポテチを食べるならポテトングPCT-01がおすすめ!
またコントローラーを使わないときは引き出しの中にしまうか、布やタオルを掛けておきましょう。
こうすることで、コントローラーの上にホコリがたまって汚れることがありません。
また直射日光を遮ることができるので、紫外線によるコントローラー外装部の劣化・変質を防ぐ効果も期待できます。
以上、参考になさってくださーい!