ニット素材の靴下を履いている感触!BARE ACCESS FLEX KNIT 購入レビュー
2019/06/12
本エントリーの目次
運転用の靴としてジャングルグローブを愛用していました!
以前このブログで、メレル(MERRELL)さんのジャングルグローブは地面(足裏)の感覚をとらえやすく、大地を踏みしめている感が抜群!とご紹介しています。
参考:踏みしめている感抜群!メレル ジャングル グローブ購入レビュー
そしてフィット感が良く、運転用の靴にも最適ですよ!とも。
これは足裏の感覚をとらえやすく、ペダル操作がしやすいと感じているからです。
はるるは現在、ダイハツさんのコペンというMT車に乗っており、発進やギアチェンジの際にクラッチペダルの操作が必要となります。
だから足にフィットする靴でないと、うまくペダル操作ができず、スムーズな運転ができないのです。
参考:ダイハツ 新型コペン ローブ S (LA400K) 購入レビュー
そのためフィット感が良く、足裏の感覚をとらえやすいジャングルグローブを、運転用の靴として3年ほど愛用してきました。
ですがさすがに3年も履いていると、汚れや各所の傷みが目立つようになってきたので、運転用の靴を新しいものに買い換えることに。
と言っても別の種類の靴を買おうというわけではなく、もちろん履きなれて気に入っていたジャングルグローブを、もう一度買おうと思っていました。
そして通販サイトでジャングルグローブを購入しようと検索してみるも、どの通販サイトにもまったく在庫がないんですよ…。
あるのは小さいサイズか大きいものばかりで、はるるの足のサイズに適合するUS8(US7.5)サイズの在庫が見つからず。
そこで、もしかしたら在庫があるかもしれないと思い、メレルさんの靴を取り扱っている靴屋さんに行ってみることに。
ジャングルグローブはもう売っていないの!?
靴屋さんに到着したはるるは、店員さんにジャングルグローブのUS8(UK7.5)の在庫はありますか?と確認。
すると、店員さんから衝撃の一言が…。
ジャングルグローブはメーカーさんの方針で、1年以上前から販売していないんですよ。
…えっ…、なんと…。
もう生産終了になっていたんですか。
店員さんによると、ジャングルグローブをはじめとした靴底が薄いタイプの靴はクッション性能が低いことから、海外では人気がなかったそうで、メーカー側が生産中止を決めたんだとか。
そして現在は、クッション性能が良く長時間歩いても疲れにくい運動用シューズに力を入れているらしい。
ただしはるると同じように、フィット感や足裏の感覚(靴底が薄いタイプ)を重要視する日本の方はかなり多いようで、ジャングルグローブのような靴底が薄い靴が将来的に再販売される可能性はあるかも…という状況だそう。
将来的なことは分かりませんが、現状ではジャングルグローブを買うことはかなり難しいと感じたはるる。
ジャングルグローブの購入はあきらめることにし、店員さんに似た感触のおすすめの靴を聞いたところ、2つのメレルさんの新商品を提案されました。
1つはTRAIL GLOVE 4 KNIT(トライアル グローブ 4 ニット)。
もう1つは、BARE ACCESS FLEX KNIT(ベア アクセス フレックス ニット)です。
どちらも試しに履いてみるとかなりフィット感が高く、運転用の靴。
つまりジャングルグローブの後継として使えそうだなぁ、と感じました。
そして30分以上履き比べて悩んだ末に、ベア アクセス フレックス ニットの方が自分の足に合っていると感じて購入。
今回はこの靴について、実際に履いてみて分かった履き心地などをご紹介しますよー!
BARE ACCESS FLEX KNIT(ベア アクセス フレックス ニット)の外観について
こちら、ジャングルグローブの後継としてはるるが購入したメレルさんの靴、BARE ACCESS FLEX KNIT(ベア アクセス フレックス ニット)です!
新製品だそうで一切値引きはなく、本体価格が16,800円。
税込みで18,144円と、ジャングルグローブよりもかなり高価な靴です。(ジャングルグローブはたしか1~1.2万円くらいだったはず。)
本エントリー執筆時点では、はるるが購入した赤系の色の他に緑の製品も販売されています。
ただし店員さんの話では、緑は人気がないそうです。
形状はジャングルグローブに似ていて、カラーリングがオシャレ!
ベア アクセス フレックス ニットは以下画像を見ると分かるとおり、かなり細身のデザインの靴で、ジャングルグローブと形状がかなり似ています。
靴の外側のデザインはこんな感じ。
足の甲のあたりは鮮やかな赤・オレンジ系の色ですが、くるぶしに近づくにつれて紫系の色に変わっていくデザインが、とってもオシャレですね!
ランニングを想定したクッション層はかなり分厚く、衝撃吸収性能が高い!
先ほどお見せしましたが、靴を上方向から見たシルエットはジャングルグローブと似ています。
ですが横方向から見ると、その違いは歴然。
ジャングルグローブの大地を踏みしめている感を生み出していたであろう、薄い靴底とは打って変わり、クッション性能が高い分厚いクッション層を持っています。
かかとの後ろ部分には1.5cm以上のクッション層。
またかかと付近の一番分厚いクッション層の部分には、なんと2cm以上もの厚みがあります。
店員さんによると、ベア アクセス フレックス ニットはランニングでの使用を想定。
そのためかなり衝撃吸収性能が高いクッション層を採用しているそうで、実際に履いて30分ほど歩いていると、ジャングルグローブとのたしかな違いを感じます。
靴底が薄いジャングルグローブでは長時間の歩行は少し疲れますが、高い衝撃吸収性能を持つ本製品では足裏にほとんど疲れを感じません。
そして不思議なのが、分厚いクッション層を持っているにも関わらず、足裏を通して地面からの情報をかなりたくさん感じること。
もちろん極端に靴底が薄いジャングルグローブほどではありません。
ですが同等の厚さのクッション層を持っているジャングルモックに比べると、かなり地面の凹凸を感じることができます。
これは本当に新鮮で不思議な感触です。
靴の裏の接地面もランニングを意識した作りになっています!
ジャングルグローブの靴裏の接地面は以下のように、ボコボコした作りとなっています。
対してベア アクセス フレックス ニットでは、フラット形状をしており、ほぼまっ平らです。
このフラット形状は一般的なランニングシューズのそれと同じようになっており、ランニングでの使用を想定というのは本当のようです。
ちなみにジャングルグローブでは、かかとの後ろ部分まで靴裏面がありました。
ですが本製品のかかとの後ろの部分には靴裏面はなく、黒いクッション層が露出しています。
さて、外観の特長の紹介はこれくらいにして、ここからは実際に履いている様子や、しばらく履いてみて分かった履き心地。
良かった点や悪かった点についてご紹介します!
ベア アクセス フレックス ニットを履いている様子
ベア アクセス フレックス ニットを履いている様子を正面から見ると、こんな感じ。
グラデーションがかかった赤とジーパンの濃い青色が相まって、かなりオシャレな印象を感じますが、どうでしょうか。
はるるが履いているのは、メンズのUS8(UK7.5)サイズなので、日本規格で言うと26cm。
おそらくは日本人の男性であれば26cmは一般的なサイズでしょう。
そして細身の靴だからなのか、実際のサイズよりも少し大きめの靴のように見えるのが面白いです。
これについては上記画像の左足の様子や、下記画像を見ていただけると、何となく分かるかもしれません。
彼女さんによると、27~28cmくらいのサイズのように見える、とのこと。
ちなみに履いている本人からは、こんなふうに見えます。
ベア アクセス フレックス ニットは、ニット素材の靴下を履いている感触でフィット感が良い!
ベア アクセス フレックス ニットを履いて驚いたのが、そのフィット感です。
ジャングルグローブも地面を踏みしめている感があり、フィット感を強く感じていました。
そして本製品で感じるフィット感はそれとは異なり、足の上部部分へのフィット感を特に感じます。
このフィット感を一言で表すとすると、厚手の靴下をもう一枚履いているイメージ、でしょうか。
本製品を履くときは靴下を履き、その上に靴を履いています。
その感触が、靴下の上にもう一枚厚手のニット素材の靴下を履いている感じなんです。
何を言っているんだ、この人は…。
なんて思われてしまいそうですが、本当なんですよ、これ。
なぜなら靴自体がニット素材で作られているものなので。
こちら、足を入れる場所の付近の様子です。
さらに別の角度から見てみましょう。
これらの画像を見ていただければ、靴自体がニット素材で作られている、という言葉の意味が理解できるはず。
そしてこの靴は、ニット素材で作られた靴下の底面に、衝撃吸収用のクッション層を貼り付けたような構造となっています。
その証拠に、靴の中も外側と同じニット素材で作られており、専用のソールのようなものすら使われていないのです!
このクッション層を貼り付けた靴下のような構造により、靴下の上にもう一枚靴下を履いているような履き心地となっているのです。
そして靴下のような構造ですからフィット感は抜群で、特に足の上部部分へのフィット感を大きく感じる、というわけ。
また先にも書いたとおりジャングルグローブほどではないにしろ、足裏から感じる地面の感覚が強く、分厚いクッション層を持っているにも関わらず、足裏を通して地面からの情報をかなりたくさん感じるのも、履き心地の特徴と言えるでしょう。
車の運転についてはジャングルグローブと同様に、かなりしやすいと感じています。
靴下みたいな履き心地って言うけれど、脱げないの?
靴下みたいな履き心地と聞くと、靴が脱げやすいんじゃないか?
と気になる方もいらっしゃるでしょう。
ですが心配はいりません。
ちゃんと脱げにくいように配慮されています!
ベア アクセス フレックス ニットはニット素材で作られているという構造上の理由から、強度は低いです。
そのためかかと部分はHYPERLOCKという特殊な布?のようなもので補強されています。
また足の甲の部分にも樹脂系の素材による補強材が入っており、ひどくふにゃふにゃする、というわけではないのです。
そして靴ひもをしっかりと締めればガッチリ足にフィットして、簡単に脱げてしまうようなことは起こりません。
とは言ったものの、かかと部分は厚手のニット素材 + 特殊な薄い布だけで作られているので、かかとを踏むような履き方をすると、すぐにかかとの部分の型が崩れてしまうと思います。
ジャングルグローブよりも脱ぎ履きがしにくい
以前ジャングルグローブをご紹介したときに、ジャングルモックよりも開口部が狭いので脱ぎ履きがしづらい、と書きました。(下記画像左側がジャングルモック、右側がジャングルグローブ。)
ですがベア アクセス フレックス ニットは、ジャングルグローブよりもさらに脱ぎ履きがしづらいです。
これはスリッポン型の靴ではなく、ひもでがっちり固定するタイプのひも靴なので、やむを得ないことでしょう。
本製品はひもを結ぶタイプのひも靴ではなく、足の甲にある留め金のようなものを操作してひもを調整します。
靴を履くときは、足を靴に入れてから以下のように留め金を締めて、靴を足に固定・フィットさせます。
最後に余った靴ひもを、足の甲を固定している靴ひもと靴の間に挟み込んで固定することで、先の部分が動かないようにセット。
そして靴をぬぐときはこれと反対の作業を行い、以下のようにひもを緩めてから足を抜いて靴を脱ぎます。
この脱ぎ履きの手間はジャングルモックやジャングルグローブに慣れていると、かなり面倒に感じるんじゃないでしょうか。
繰り返しになりますが、ベア アクセス フレックス ニットはニット素材で作られた靴下の底面に、衝撃吸収用のクッション層を貼り付けたような構造をした靴です。
だから靴の上部やかかと部分の強度は、決して高くはありません。
そのため靴ひもを締めることで、足の上部部分へのフィット感を出しているのでしょう。
実際、靴ひもをしっかりと締めていれば足の上部部分へのフィット感がかなり高いですが、靴ひもがゆるい状態ではあまりフィット感を感じません。
こういった事情から、脱ぎ履きの度に靴ひもをしっかりと締めたり緩めたりしています。
そして履き慣れた現在では、この作業に慣れてしまったので面倒臭さは感じなくなりました。
ですが履き始めてからしばらくの間は、ちょっと面倒に感じていたことを覚えています。
致命的に水に弱い!
ニット素材で作られている都合上、ベア アクセス フレックス ニットは水分には非常に弱いです。
一応靴の爪先部分だけは防水・強度アップ用の補強材が入っています。
ですがそれ以外の部分はニット素材がむき出しなので、雨や水がかかるとすぐに吸い込んでしまい、内部に水分が浸透します。
したがって防水については防水スプレーを使うことで、表面に防水加工を施して対応します。
参考:ジャングルモックの防水に最適!ロックタイト防水スプレー DBS-420!
ただ防水スプレーの効果には限界があるので、雨が降っている日にこの靴を履くのは、なるべく避けた方が良いでしょう。
ニット素材の靴下を履いているような感触は新鮮です!
はるるは今回ご紹介したメレル(MERRELL)さんのBARE ACCESS FLEX KNIT(ベア アクセス フレックス ニット)を、運転用に使っていたジャングルグローブの後継として購入しました。
履き心地が大きく異なるため比較は難しいですが、運転がしやすくクッション性能が良いことから、かなり気に入っています。
靴底のクッション層がかなり厚いにも関わらず、足裏を通して地面からの情報をたくさん感じるのは本当に不思議です。
また靴下のような履き心地のオシャレな靴というのは、他社製品ではなかなか見つからないと思います。
興味がある方はぜひ試着、購入検討してみてくださーい!