食洗機で汚れをしっかりと落とすには予洗いと配置、使用後の掃除が大切!
食器洗い乾燥機(食洗機)を愛用しています!
はるるがこれまでに購入した時短家電の中でも、特に気に入っている家電の1つが食器洗い乾燥機(食洗機)。
既に7年以上もの間、旅行や出張で家にいない日を除いてはほぼ毎日使用しています。
食器を手洗いする手間が省け、汚れがしっかりと落ちるので、本当に便利で素晴らしい家電だと思っています。
ところがネット上で食器洗い乾燥機(食洗機)について調べていると、こんな意見を見かけることがあります。
せっかく食器洗い乾燥機を買ったのに、汚れがあまり落ちない…
後付けの(ビルトインではない)食洗機をキッチンに追加設置する場合、分岐水栓と本体、設置工事費を合わせると7~10万円前後かかります。
また、食洗機の置き場所を確保するためにキッチンの掃除や整理をするなど、導入には結構な費用と手間が必要です。
そうした費用と準備の手間をかけてまで、せっかく導入した食洗機。
にも関わらず、汚れが落ちず思っていたほどキレイにならない…。
ガッカリだ…といった感じです。
このように感じる場合、食洗機を使う上での重要ないくつかのポイントが押さえられておらず、その結果十分に性能を発揮できていない可能性があります。
そこで今回は、食洗機で汚れをしっかりと落とすための重要なポイントをご紹介します!
食洗機で汚れをしっかりと落とすための重要なポイント
食洗機で汚れをしっかりと落とすためには、以下のポイントをしっかりと押さえておく必要があります。
食洗機専用の洗剤を使用する
現在市販されている食器用洗剤には、手洗い用の製品と食洗機専用の洗剤が存在します。
そして食洗機で食器を洗う際は、必ず食洗機専用の洗剤を使用してください。
一般的に手洗い用の洗剤よりも、食洗機専用洗剤の方が強力な洗浄成分が入っています。
これは、手洗い用の洗剤では肌荒れを防ぐため、あまり強い洗浄成分を使えないのに対し、食洗機では機械の中で洗剤を使います。
したがって手が洗剤に触れることはなく、手荒れの心配は不要だからです。
また手洗い用の洗剤を食洗機で使用すると大量の泡が発生。
その泡を消すために運転時間が長くなり、電気代や水道代が増えてしまいます。
さらに最悪の場合、水漏れや食洗機の故障の原因となるため、食洗機に手洗い用洗剤を使ってはいけません。
油汚れが多い場合は多めに洗剤を入れる
揚げ物やカレーなど、油分が多い料理に使っていた食器や調理器具類を食洗機で洗浄する際は、食洗機用洗剤を規定量より多めに入れてください。
油分がたくさん付着している食器を洗うときは、規定量の洗剤では油分が落ちきらず、キュキュっと仕上がらないときがあります。
参考までにパナソニックさんの食洗機NP-TR7の取扱説明書では、以下のように標準量の2倍入れる、としています。
油汚れが多い場合は、洗剤を標準量の約2倍入れる。
(パナソニック – NP-TR7 取扱説明書より引用)
おすすめの洗剤は、CHARMY(チャーミー)クリスタ クリアジェル!
参考までにはるるが愛用しており、おすすめの食洗機用洗剤をご紹介します。
それがこちら、CHARMY(チャーミー)クリスタ クリアジェル。
液体タイプの洗剤であり固形タイプの製品と異なり、溶け残りが一切発生しません。
しかも洗浄力が素晴らしく、食洗機開発メーカーであるパナソニックさんの推奨洗剤でもあります。
そのためパナソニックさんの食洗機を使っている方には、特におすすめの洗剤です。
ちなみにCHARMY クリスタ クリアジェルでは、消臭効果を高めた製品も販売されています。
CHARMY クリスタ クリアジェルについては別途以下でくわしくご紹介しているので、興味がある方は併せてご覧ください。
参考:食洗機用洗剤のおすすめは溶け残らないCHARMY クリスタ クリアジェル!
予洗いをしっかりと行う
食洗機を使う上で特に重要なのがこの予洗い。
これをまったくしていない、あるいは足りないことが原因で、食洗機の汚れ落ちが悪いと感じている方がかなり多い印象です。
食洗機はどのメーカーの製品であっても、洗剤を溶かした高温の洗浄水を高圧で食器類にぶつけることで、汚れを吹っ飛ばして落とす。
という基本原理は同じです。
そしてこの動作原理上、強力なこびりつき汚れや焦げ付き、熱を加えるとかたまる性質の汚れ※を落とすのは得意ではありません。
そのため高温高圧の洗浄水をぶつけても落ちなそうな汚れは、事前に手洗いでこすり落としておかなければなりません。
※卵(タンパク質)汚れなどは、高温になるとかたまる性質を持っています。
また食洗機は洗浄水の使用量を節約するために、洗浄水を繰り返し庫内で循環させて洗浄作業を行います。(すすぎのときには水を交換しています。)
だから油分でギトギトになっている食器・調理器具類の油分を落とさず、そのまま洗浄を開始すると、庫内や他の食器類がその油分で汚れてしまう、というわけ。
もちろん洗剤には、こびりつきや油汚れを落としやすくする成分が含まれています。
ですがその効果だけでは不十分で、しっかりと汚れを落とせないことがあるのです。
こういった事情から、強力なこびりつき汚れや焦げ付き、熱を加えるとかたまる性質のある汚れ、多量の油汚れなどは、食洗機で洗う前につけおき洗いや手洗いで事前に落としてから、庫内に入れて食洗機で洗浄してください。
この事前のつけおき洗いや手洗いのことを、予洗いと呼びます。
参考までに予洗いが必要なものの例として、パナソニックさんの食洗機NP-TR7の取扱説明書では、『グラタンの焦げ付き』、『なべの焦げ付き』、『茶わん蒸しのこびり付き』を挙げています。
(パナソニック – NP-TR7 取扱説明書より引用)
ちなみに七味唐辛子やゴマなどのかるくて小さい汚れは、庫内の強い洗浄水流で食器から飛ばされても、再度別の食器や庫内壁面に再付着してしまうことが多いです。
これらも予洗いでよく落としておくと良いでしょう。
高温高圧の洗浄水が、うまく当たるように食器を配置する(配置が重要)
先にも書いたとおり食洗機の基本原理は、洗剤を溶かした高温の洗浄水を高圧で食器類にぶつけることで、汚れを吹っ飛ばして落とす、というもの。
だから高温高圧の洗浄水が、食器の汚れが付着している付近にうまく当たらなければ、汚れはほとんど落ちないのです。
そのため、食洗機の庫内にどのように食器を並べるかがとっても重要。
具体的には、庫内の食器同士が重ならないようにすること。
そして食洗機の製品に合った並べ方をすることです。
庫内の食器同士が重なるように並べてしまうと、高温高圧の洗浄水が食器に当たりにくくなります。
また食洗機によって洗浄水の噴射方向が異なります。
そこで食洗機製品の特性(洗浄水の噴射方向)に合わせて食器を配置してあげることが、とても重要なのです。
これについては各製品の取扱説明書に、どのように並べると良いか具体的に書かれていることが多いので、参考になさってください。
たとえばパナソニックさんのNP-TR7では、汚れた面が庫内の内側を向くように並べると良いと書かれています。
食器を買い換えるのも有効かも
食器の形状・サイズによっては、高温高圧の洗浄水が食器に当たりやすいように配置すると、庫内にあまり多くの食器が入らなくなってしまうことがあります。
こういった場合には、食洗機の庫内の形に合った形状・サイズの食器に買い替え・使用するのも一つの手かもしれません。
以下のように、パナソニックさんのNP-TR8では庫内の形に合った形状・サイズの食器を使えば、約6人分45点もの食器を一度に洗えるようです。
(Panasonic – NP-TR8商品紹介ページより引用)
標準モードや強力モードを使う
食洗機製品の多くでは、お急ぎ(スピーディー)や標準、強力(ていねい・しっかり・パワフル)など複数の洗浄モードを使用可能です。
この中でお急ぎ(スピーディー)洗浄モードは、しっかりと予洗いをしたことを前提とし、スピーディーに洗浄を完了させるモードです。
スピーディコースは、あらかじめつけ置きや下洗いをした食器を洗う場合にご使用いただくコースです。
もしあまり予洗いをせずにお急ぎ(スピーディー)洗浄モードを使っているのであれば、予洗いをしっかりする。
あるいは標準や強力(ていねい・しっかり・パワフル)モードで洗浄を行うようにしてください。
庫内の掃除をしっかりと行う
食洗機を使って食器を洗浄すると、取り除いた汚れ(食品ゴミ = 残菜)が庫内の排水口部分にある残菜フィルターにたまります。
ゴミがフィルターに残ったままにしておくと、次の洗浄時に食器類にゴミが付着して汚れてしまったり、雑菌が繁殖する原因となってしまいます。
そのため洗浄が終わる度に、毎回掃除をしておくようにしましょう。
また1~3か月に1回程度の頻度で、定期的に庫内の掃除を行っておくことをおすすめします。
これについては別途、食洗機の庫内の掃除にはクエン酸がおすすめ!でくわしく解説しているので、併せてご覧ください。
せっかく食器洗い乾燥機を買ったのに、汚れがあまり落ちない…。
と困っている方は、今回ご紹介したポイントを押さえて使ってみてください!
きっと汚れがよく落ちるようになると思いますよ~!