ホテルの部屋で寝ている間に、のどがイガイガと痛くなりにくくする方法
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ホテルで就寝し、朝起きたら、のどに違和感(イガイガ感)や痛みを感じる!
仕事の出張やプライベートの旅行で、ホテルや旅館などの宿泊施設に滞在しているときに、ふとのどにイガイガとする違和感(イガイガ感)や痛みを感じるだとか。
唇がガサガサになってしまったり、目がショボショボしてしまったり。
肌のかゆみやカサカサ感などの症状を感じた、という経験をお持ちの方は少なくないでしょう。
特にのどのイガイガ感・痛みについては、大きなストレスを感じます。
仕事の都合上、商談などでしゃべらければならないにも関わらず、のどが痛いと辛いです。
また旅行中にのどに痛みがあると、せっかくの楽しい旅行に集中できず、楽しさが半減してしまいますよね。
そこで今回は、ホテルでの就寝中や滞在中に、のどがイガイガと痛くなってしまう原因やその対処法をご紹介します!
ホテルに滞在・就寝中に、のどがイガイガと痛くなってしまう原因
ホテルに滞在中や就寝中に、のどにイガイガとする違和感(イガイガ感)や痛みを感じるのは、ホテル居室内の空気の乾燥が原因であることが多いです。
空気が乾燥していると、のどに細菌やウィルスが付着しやすい状況となり、のどのイガイガ感や痛みの原因となる炎症を起こしやすくなります。
乾燥により、のどの潤いが足りなくなると、細菌やウイルスがのどに付着しやすくなり、炎症を起こしやすくなります。
のどのうるおいを保つ湿度は約60%と言われていますが、夏場でもエアコンをつけた部屋の湿度は40~50%、冬の湿度は20%程度といわれています。
現在のホテルは、非常に気密性の高い構造となっています。
そのため一般的な住居と比べると、外気や湿気が居室内に入りにくいのです。
さらに居室内を快適な室温の状態で一定となるように保つため、エアコンが動作しています。
そしてエアコンが動作していると居室内の湿度が低下し、空気が乾燥してしまう、というわけです。
こういった事情から、ホテルの居室内の空気が乾燥しているのはやむを得ないことなのです。
朝起きたときに、のどに違和感(イガイガ感)や痛みを感じることが多い理由
先に書いたとおり、ホテルに滞在中にのどの痛みを感じるのは、空気の乾燥が原因です。
そのためホテルにチェックインし、しばらく居室内に滞在しているだけで、のどに違和感を感じることもあります。
ですがこういったケースよりも、就寝し次の日の朝に起きたときに、のどの違和感や痛みに気付くことの方が多いでしょう。
これは、以下のような理由によるものと考えられます。
- 起きているときは、お茶を飲むなどして定期的に水分を摂取している。
そのためのどに潤いを与えているのに対し、就寝中は一切水分を摂取しておらず、のどが乾燥しやすい。 - 起きているときは鼻呼吸だが就寝中は口呼吸になってしまう、という方は、鼻呼吸をしている日中に比べ、就寝中の方がのどが乾燥しやすい。
ホテルに滞在・就寝中の、のどのイガイガ感や痛みへの対処法
繰り返しとなりますが、ホテルに滞在・就寝中に、のどのイガイガ感や痛みが起きてしまうのは、空気の乾燥が原因です。
したがって以下のような方法で、居室内の湿度を上げたり、のどの潤いを保つような対応をすると良いでしょう。
加湿器を使用する!
現在では、ホテルの各居室内に加湿器が備え付けられていることがあります。
そういったホテルであればチェックインし、居室に入った直後に加湿器を起動し、最も強力な加湿モード(強運転・のど鼻いたわりモードなど)で動作させましょう。
また部屋に滞在中は常に加湿し続け、湿度が高い(空気が乾燥していない)状態を保つことで、のどのイガイガ感や痛みが起きにくくなります。
加湿器の貸し出しサービスがないか、要確認!
各居室内に備え付けの加湿器がないホテルでも、貸し出しサービスを展開していることがあります。
ホテルを予約するときやチェックインする際に、備え付けの加湿器や貸し出しサービスの有無について確認し、利用できる場合は積極的に利用しましょう。
貸し出しサービスの場合は、貸し出しできる加湿器の数にかぎりがあるでしょうから、早めに手配しておくと安心ですね。
電気ポットや電気ケトルでお湯を沸かす!
多くのホテルでは、居室内でコーヒーやお茶を入れて飲めるように、電気ポットや電気ケトルが用意されています。
これらに水を入れて沸騰させることで、水蒸気が電気ポットや電気ケトルから発生し、室内を加湿可能※です。
ただし、電気ポットや電気ケトルから発生する水蒸気の量はあまり多くはなく、発生時間も限定的であり、加湿効果はあまり高くはありません。
※沸騰時に水蒸気がほとんど外部に出ない構造のポットやケトルでは、加湿効果はあまり期待できません。
居室内の空気を急いで加湿したいときは、水を沸騰させた電気ポットや電気ケトルのフタを短時間の間、開けておく方法がおすすめです。
こうすることで、沸騰したお湯の湯気(水蒸気)がモクモクと立ち上り、室内の空気が加湿されます。
フタを開ける際は、高温の蒸気でヤケドをしないようにご注意ください。
また長時間フタを開けっ放しにしていると、加湿のし過ぎで室内の各所に結露が発生するため、少し加湿ができたと感じたらフタを閉めましょう。
さらに、ポットやケトルのフタを開けての加湿を行うときは、短時間にとどめること。
そして絶対に火災報知器の近くで行わないようにしてください。
ホテルの居室には、火災報知器が備えつけられており、ポットやケトルのフタを開けたことで湯気(水蒸気)が室内に広がります。
この湯気(水蒸気)を感知して、火災報知器が誤作動してしまうことがあるからです。
ハンガーに濡らしたタオルをかけておく!
宿泊先のホテルで加湿器を使えない場合には、濡らして水分を含ませたフェイスタオルやバスタオルをハンガーにかけておく方法がおすすめです。
こうすることで、タオルが乾いていくときに周囲の空気中に水分が放出され、加湿が行われます。
ハンドタオルなどの小型・薄手のタオルでも、同様の効果を発揮できますが、含ませられる水分量が少なく、加湿効果が小さくなります。
また乾くのが早いため、水分を含ませる回数が多くなる。
就寝前に濡らしても朝になるまでに乾いてしまい、加湿効果がなくなってしまうなどの弱点があることから、大きめで厚手のフェイスタオルやバスタオルの方がよりおすすめです。
さらに可能であれば、エアコンの送風が当たる位置にタオルをかけておくと良いでしょう。
エアコンの送風が当たりやすい場所にタオルをかけると乾きやすくなり、加湿効果が上がります。
一枚のタオルの設置では朝になると、タオルがカラッカラに乾いてしまう。
という場合には、複数のタオルを設置することで、朝まで加湿効果を発揮できる(タオルが完全に乾かずに朝を迎えられる)ようになるでしょう。
マスクを装着する!
部屋をしっかりと加湿していても、のどが痛くなってしまうという方は、加湿と併せてマスクの装着をおすすめします。
マスクをすることでのどが乾燥しにくくなり、イガイガ感や痛みを防ぐ効果を期待できます。
市販のマスク製品の中にはのどの乾燥対策のために、以下製品のような加湿効果を持ったものも販売されています。
加湿効果が高いので、ホテル滞在中の使用を検討すると良いでしょう。
3枚入りの製品の相場が300円前後と、普通のマスクと比べてかなり高価なのが難点でしょうか。
お風呂の湯船にお湯をためておく方法や、シャワーを出しっぱなしにて加湿する方法は、おすすめできません!
ネット上ではホテルの居室内の加湿方法として、お風呂の湯船にお湯をためてドアを開けておく方法や、シャワーを出しっぱなしにしてドアを開けておく加湿方法なども紹介されています。
これらの方法では、湯船やシャワーから大量の湯気が立ち上り、浴室のドアを開けておくことで、湯気が居室内に移動。
その結果、居室の全域に対して高い加湿効果を得られるものですが、おすすめはできません。
原理はさきほどご紹介した、水を沸騰させた電気ポットや電気ケトルのフタを短時間の間、開けておく方法と似ています。
ただし発生する湯気の量が非常に多く、火災報知器の誤作動の原因となりやすいからです。
ホテルによっては、ユニットバスのドアなどに『ドアを開けたままにしないでください。火災報知器の誤作動の原因となります。』というような注意書きが書かれていることもあります。
したがって部屋の加湿をする際は、さきほどご紹介した加湿器の利用や、濡らしたタオルを干す方法の利用をおすすめします!
以上、参考になさってくださーい!