ファスナーのすべりが悪い時はKURE シリコンスプレーで解決!
2018/04/21
本エントリーの目次
あれ…?ファスナーが動かない…。
ジーパンやスーツのズボンのファスナーを上げようとすると、…あれ、動かない…。
これ、誰もが一度は体験したことがあるのではないかと。
しかも無理に開け閉めしようとすると、ファスナーが壊れてしまうことも。
とはいえ、ファスナーが開いたまま出かけるわけにもいかず。
悪戦苦闘しながら、何とか閉めて出かけたとしても、外出先で開きづらいのは困るわけで…。
ですがこの動きの悪いファスナー。
実はとあるグッズを使用すれば、簡単になおるんです!
そこで今回は、このファスナーの動きが悪い時に、簡単になおすことができる素晴らしいグッズをご紹介します!
ファスナーの動きが悪くなる理由は?
ファスナーの動きが悪くなる理由としては、大きくは以下の3点が考えられます。
- ファスナーの潤滑状態が悪く、かみ合わせ部分やスライダーの動きが悪い
- ファスナーのかみ合わせ部分やスライダーに、布地やゴミが挟まっている
- ファスナーのかみ合わせ部分やスライダーが破損している
この中でも今回ご紹介するのは、ファスナーの潤滑状態が悪く、かみ合わせ部分やスライダーの動きが悪い時に効果を発揮する方法です。
そのためファスナーに異物が挟まっている場合や、ファスナーのかみ合わせ部(エレメント)・スライダー部の破損には、効果がないのでご注意ください。
ファスナーの潤滑不足で動きが悪い時には、シリコンスプレー!
ファスナーの開閉の調子が悪い場合、そのかみ合わせ部(エレメント)やスライダー部の潤滑不足であるケースが非常に多いです。
そのためこの部分の潤滑状態を良くしてあげれば、かたくて動きにくくなったファスナーも、スルスルっとスムーズに動くようになる、というわけ。
そしてこの潤滑状態を良くするために、はるるがおすすめするグッズ、それが今回ご紹介するシリコンスプレーです!
その名は、KURE CRC シリコンスプレー!
KURE CRC シリコンスプレーは、KURE5-56で有名な呉工業株式会社さんの製品で、このようなスプレータイプの製品。
その主な用途・効果はスプレーすることで、金属、プラスチック、ゴム、木材などに、シリコーン被膜を形成し、潤滑状態を良くする、というもの。
スプレーするだけでOK!
このシリコンスプレーは、潤滑を良くしたい箇所にスプレーするだけなので、使い方はとっても簡単!
ファスナーの動きは悪いが、ちゃんと上まで閉まる場合
この場合はファスナーを閉めた状態で、シリコンスプレーをファスナーの一番下から上に向かって、かみ合わせ部分に吹き付けます。
吹き付け後は、スライダー部にも薬剤がいきわたるように、スライダーを数回上下させてファスナーを開け閉めするだけでOKです!
ファスナーの動きが悪く、上にも下にも動かない時
こちらの場合は、まずスライダー部と閉まっているかみ合わせ部分にシリコンスプレーを吹き付けます。
その後ファスナーを下に動かし、スムーズに動く範囲で上下に開け閉めを繰り返していると、徐々に一番上まで閉まるようになります。
そして一番上まで閉まるようになったら、先ほど吹き付けていなかった部分にもシリコンスプレーを吹きつけて、さらに上下に開け閉めを数回繰り返しましょう!
こうすることで、動きの悪かったファスナーがスムーズに動くようになるはずです。
KURE5-56じゃダメなの?
呉工業株式会社さんの製品ラインナップには、今回ご紹介したKURE CRC シリコンスプレーよりも有名な、KURE5-56が存在します。
同じ潤滑剤なんだから、ファスナーの潤滑にはKURE5-56でも良いのでは?
こう思われるかもしれませんが、これは絶対におすすめしません。
その理由は、KURE5-56は溶剤(油分)が多いため。
たしかにKURE5-56にも潤滑効果があるため、一時的にはファスナーの動きは良くなります。
ですがそれと同時にファスナーが、溶剤(油分)でベトベトに。
手が油でベトベトになるだけならまだしも。
だんだんと塗布したKURE5-56の溶剤に、糸くずやホコリなどのゴミが付着してしまい、ファスナーの動きがより悪くなってしまいます。
さらにファスナーがプラスチック製の場合は、KURE5-56の溶剤により、ファスナーが傷んでしまう可能性も。
これに対してシリコンスプレーは、溶剤が含まれていない無溶剤タイプのスプレーのため、溶剤にゴミが付着することはありません。
またファスナーが溶剤に侵されて傷んでしまうこともありません。
以上のような理由から、ファスナーの潤滑にはシリコンスプレーが最適!というわけ。
しかもシリコンスプレーは、1本数百円程度と、比較的安価に購入可能です。
そのためファスナーの動きが悪くて困っている!
という方は、ぜひ一度試してみてくださーい!
補足 ファスナー、チャック、ジッパーの違いは?
はるるは普段、ファスナーのことをチャックと呼んでいます。
ですがより一般的なのはファスナーではないか。
こう思い、本エントリー中ではファスナーと表現しておりました。
またはるるの母は、ファスナーのことをジッパーと呼びます。
本エントリーを書くにあたって、これらの違いについて気になったので、少し調べてみたところ、なんと…!
ファスナー、チャック、ジッパーは、どれも一緒!
とのこと。
これについては、さまざまなファスナーを開発していることで有名なYKKさんのwebサイトに、とっても分かりやすく解説されていたので、以下に引用します。
1891年に米国ホイットコム・ジャドソン氏が、靴ヒモを結ぶ不便さを解決しようと考えたものがファスナーの起源とされています。
1921年に米国のメーカーが、閉める時の「シューッ」という擬音の「Zip」からファスナーを「ジッパー」と命名し、その呼び名も浸透しました。
日本では、1927年に尾道で「巾着(きんちゃく)」からもじって、ファスナーを「チャック印」として販売したところ評判になり、「チャック」という名前が定着しました。
つまり、この3つは同じものなのです。
ふむふむ、なるほど。
つまりファスナー、チャック、ジッパーは、どれも一緒である、ということですね!
勉強になります!
しかし、まさかチャックの語源が巾着(きんちゃく)だったとは、ビックリですね。