シャッターが重い!動きが悪い・そんな時はシリコンスプレーで解決!
2018/04/22
本エントリーの目次
導入当初は、音が静かで動きも軽かったのに。
最近はキーキー音がうるさいし、動かすのが重たくなった気がする。
シャッターのあるあるですね。
今回はそんなキーキー音を出したり、動かすのが重たくなったシャッターを直す方法をご紹介します!
どうして、動きが悪くなるの?
シャッターがキーキーといった、金属がこすれるようなあの嫌な音を出したり、動かすのが重たくなったりする原因の1つがこれ!
レールの潤滑不足!
つまり、シャッターの板(スラット)とレール(ガイドレール)が潤滑不足により、直接こすれあってしまうのが良くない、というわけ。
そのため、スラットとガイドレールの潤滑を良くしてあげることが重要なんです!
シャッターの潤滑にはシリコンスプレー!
このスラットとガイドレールの潤滑におすすめなのがこちら、KURE CRC シリコンスプレー!
そう!ファスナーの不調修理にも使った、呉工業株式会社さんのKURE CRC シリコンスプレーです!
使い方!
シリコンスプレーの使い方は、以下のとおりです。
まずはレールにたまったゴミを取り除く!
シャッターのガイドレールは、砂やホコリ、ゴミ、小石などが付着して汚れています。
そのためシリコンスプレーをスプレーする前に、まずはガイドレールにたまったこれらのゴミを、ボロ布などで取り除きます。
ボロ布がなければ、キッチンペーパーを使うと良いでしょう。
そして割り箸などの長細いものに、ボロ布やキッチンペーパーを巻きつけて、ガイドレールをしっかりと掃除しましょう!
1年間くらい掃除をしていなければ、ゴミでボロ布やキッチンペーパーが真っ黒になると思います。
だから、こんなに汚れていれば、シャッターの動きが悪くなってしまうなぁ、ときっと納得できるはず。
さて掃除が終わったら、いよいよシリコンスプレーの出番です!
ガイドレールにシリコンスプレーを吹き付ける!
スプレーを吹き付ける前に、あらかじめシャッターを閉めておきます。
そしてガイドレールに向かって、シリコンスプレーをまんべんなく吹き付けます。
この時スプレーするのは、シャッター内側の左右、シャッター外側の左右の計4か所です。
シャッターを閉めてスプレーする理由は、ガイドレールだけではなく、スラットの方にもスプレーの潤滑成分を吹き付けるため。
ただ、ベランダがない2Fに設置されたシャッターの場合、シャッター外側の左右については、シャッターを閉めたままではスプレーできません。
この場合は、シャッターを開けてスプレーをしましょう!
最後に数回開け閉めを行う!
こうすることでシリコンスプレーの潤滑成分を、スラットとガイドレールのこすれあう部分に行きわたらせます。
はみ出た潤滑成分を拭き取る!
はみ出た潤滑成分はそのままでも問題ありません。
ですが付着している箇所に光沢が出たり、薬液が垂れた痕が目立つことがあります。
それが気になる場合は、キレイなボロ布やキッチンペーパーで拭き取っておくと良いでしょう。
KURE5-56じゃダメなの?
同じ潤滑材なんだから、今回ご紹介しているKURE CRC シリコンスプレーを作っている呉工業株式会社さんの別の潤滑材、KURE5-56でも良いのでは?
こう思われるかもしれませんが、これは絶対におすすめしません!
そしておすすめしない理由は、ファスナーの不調修理の際に書いたものと同じ。
同じ潤滑剤なんだから、ファスナーの潤滑にはKURE5-56でも良いのでは?
こう思われるかもしれませんが、これは絶対におすすめしません。その理由は、KURE5-56は溶剤(油分)が多いため。
たしかにKURE5-56にも潤滑効果があるため、一時的にはファスナーの動きは良くなります。
ですがそれと同時にファスナーが、溶剤(油分)でベトベトに。手が油でベトベトになるだけならまだしも。
だんだんと塗布したKURE5-56の溶剤に、糸くずやホコリなどのゴミが付着してしまい、ファスナーの動きがより悪くなってしまいます。さらにファスナーがプラスチック製の場合は、KURE5-56の溶剤により、ファスナーが傷んでしまう可能性も。
これに対してシリコンスプレーは、溶剤が含まれていない無溶剤タイプのスプレーのため、溶剤にゴミが付着することはありません。
またファスナーが溶剤に侵されて傷んでしまうこともありません。以上のような理由から、ファスナーの潤滑にはシリコンスプレーが最適!というわけ。
というわけで、シャッターの潤滑にもシリコンスプレーが最適なんです!
もちろん絶対に使っちゃいけない!
というわけではないのですが、KURE5-56をスプレーした後は、シャッターのガイドレールにゴミがかなり付きやすくなるので、おすすめはできません。
モヘアに使っても大丈夫?
シャッターの中には、静粛性や断熱性、遮音性の向上のために、ガイドレールにモヘアと呼ばれる部材がついているものがあります。
はるるの自宅の掃出し窓に設置されているシャッターもこのタイプで、モヘアの部分はこんな感じ。
ガイドレールに沿って、毛のようなものが設置されていますね。
これがモヘアです。
シリコンスプレーは、このモヘアが設置されたタイプのガイドレールにも使用可能です。
使用方法は先ほど書いた、モヘアが設置されていないタイプのガイドレールの場合と同じでOK!
ただ掃除の際は、あまり力を入れてゴシゴシすると、モヘアが取れてしまうことがあるので、ご注意を!
室内にモヘアを設置することも可能!
さて、少々余談になってしまいますが、このモヘア、室内に設置することも可能です。
モヘアは主に隙間を埋めるのに使われ、静粛性や断熱性、遮音性の向上に貢献します。
そのためドアから隙間風が入ってきて寒い!
という場合には、以下のような製品で隙間を埋めることで、静粛性や断熱性、遮音性の向上が期待できます。
シャッターの動きが悪い・重い時はとりあえず、シリコンスプレー!
シャッターの修理は、出張費を含めると高額になってしまうことが多いです。
そのためシャッターの動きが悪い・重い時は、まずはシリコンスプレーで改善しないかどうかを、試してみることをおすすめします!