まとめ 離婚後にやるべきこと、やった方がよいこと
2018/04/21
離婚後にやるべきこと、やった方がよいこと、と題してお送りしてきました本シリーズは、今回で最後となります。
最終回となる今回は、これまでお送りしてきた内容をまとめたいと思います。
とにかく生きる!
いきなりですが、まずはとにかく生きましょう。
特に離婚を切り出された側の方は、精神的に非常に疲れています。
そのためついつい物事をマイナス方向に考えてしまって、終いには良くない事を考えてしまう。
こんなこともあるかもしれません。
ですがその辛い気持ちは、いつかはなくなります。
必ず時間が解決してくれるはずです。
はるるも離婚当初はどうしたらいいんだろうか、とひどく落ち込んでいました。
ですがそれでもどうにかこうにか、今もこうして生きています。
離婚を切り出した側の場合は、事前に覚悟を決めて離婚を切り出しているはず。
そのためここまで思い詰める、ということはあまりないでしょう。
しかし離婚に向けた各種手続きに追われ、知らず知らずのうちに気を張って生活してきていた。
その緊張の糸が、離婚後にぷっつりと切れてしまい無気力になってしまう、こんな話はよく聞きます。
精神的健康を心がける
病は気から、と言います。
精神が不健康だと、肉体的にも不健康になりがち。
精神を健康に保つために適度な運動をしたり、友人と飲みにいく、といった気分転換を適度に行い、あれこれと考えすぎないようにしましょう。
それでも以前のはるると同じように、何とも言えない将来への漠然とした不安感がぬぐえない!
そういう方は現状把握をしてみましょう。
まずは家計から。
将来への漠然とした不安は、その多くが経済に関することによるものが多いのです。
自分がこれから生活していけるのか、それが良く分からず、不安なのです。
そのためまずは家計の把握を行い、現在の家計が赤字なのか、黒字なのかをはっきりさせます。
そしてもし黒字なら一安心、赤字なら対策を検討、実施すればいいのです。
それが以前書いた、仕事の検討、住居の見直し・住宅ローンの見直し、保険の見直し・インフラ契約の見直し、車、バイク等乗り物の見直し、趣味の検討・見直し等。
また何事も一人で抱え込まず、頼れる人間を探し、自分だけで悩むのはやめましょう。
特に離婚直後は冷静でないことも多く、自分だけでは正しい判断がくだせないこともあり、危険です。
重要な決断は、信頼できる第三者に相談してからにすることをおすすめします。
肉体的健康を心がける
離婚後は一人暮らしになってしまう、という方もいらっしゃるでしょう。
そういった方は体調を崩すと大変です。
結婚生活中とは異なり、あなたを看病してくれる人はもういないのです。
そのためしっかりと食事をとり、決まった時間に就寝・起床する等して規則正しい生活を心がけましょう。
精神的健康と肉体的健康は相互に作用する
肉体的に不健康となり、寝込んでしまうと、ついつい布団の中であれやこれやと悪い方向に物事を考えてしまい、精神的に不健康に。
また精神的に不健康になると、ふさぎ込んでしまい、家に閉じこもりがちになります。
その結果として運動不足になってしまう等、肉体的に不健康になってしまいます。
このように、精神的健康と肉体的健康は相互に作用します。
どちらもバランスよく健康でいられるように、気をつけましょう。
とりあえず貯蓄を増やす!
稀なケースを除いては、離婚後は収入が減る、という方がほとんどでしょう。
また離婚してしばらくは、予期せぬ支出や新生活のための家財購入等があり、支出が安定しないことが多いもの。
ですが離婚後は、突然の自身の失職などで収入が途絶えても、パートナーの協力を得ることはできません。
そんな時に頼りになるのは、自身の貯蓄です。
貯蓄を増やす!そのための節約!
何はともあれ、半年分の生活費がたまるまでは節約を心がけて、貯蓄を増やすことを優先しましょう。
ただもちろん最優先は、日々の生活ですよ!
節約のためにPDCAサイクルを回そう
皆さんはPDCAという言葉を聞いたことがありますか。
もともとは品質管理等に使用する管理手法の一つです。
はるるは、これが家計にも使える有効な手法だと考えています。
PDCA、でもその前に
PDCAとは何ぞや、という話の前にやらなければならないことがあります。
それは現状把握。
PDCAを家計に用いる場合は、必ず事前に家計の把握を行ってください。
そうしないと家計が改善したかどうかを判定することができず、PDCAをうまく利用できません。
PDCAとは
PDCAとは、以下の4つの行動の頭文字をとったもので、各種管理業務を円滑に進めるための手法の一つです。
Plan(計画)
これまでの実績から、将来を予測して目標や計画を作成すること。
Do(実行)
目標や計画にのっとって作業を行うこと。
Check(確認)
Doが目標や計画にのっとって行われているかどうかを確認すること。
Act(改善)
Checkの中で見つかった問題点の改善方法を考え、実施すること。
PDCAを家計に使うとは
- Planで現在の家計の実績から、今後の毎月の支出目標を作成します。
- Doで実際に目標達成を目指して、日々節約に励みながら生活をします。
- Checkで日々の生活での節約が、目標達成のためにしっかりとなされているかを確認します。
具体的には、スーパーでついつい余計なお菓子まで買っていないか等を確認するのです。 - ActはCheckで見つかった、お菓子をついつい買ってしまう、という問題点に対処する方法を考えること。
お菓子をついつい買ってしまうのであれば、スーパーではお菓子コーナーは通らないようにする!
といった方法を考えて実行します。
このようにしてPDCAを実行することで、最終的にはPで立てた支出目標を達成することを目的として行います。
PDCAを回す?
先に書いた形でPDCAの作業を一通り行うことで、目標が最終的には達成できることもあれば、できないこともあるでしょう。
そこで再度、現状把握を行います。
そして新たなPDCAを行うのです。
この時、前回のPDCAで目標が達成できればより高い目標に。
達成できていなければ同じか、目標が高すぎたと判断し、少し下げます。
あとはこれを繰り返していくことで、どんどん少ない支出で生活できるようになるはずです。
もちろん限界はありますが…。
このようにPDCAを繰り返して、より高度な目標を達成していくプロセスを、PDCAサイクルを回すと言います。
PDCAは、他の多くの事象にも利用できる、非常に有意義な管理手法です。
ぜひ様々なことに利用してみてください。
まずは生活を立て直す!
『離婚後にやるべきこと、やった方がよいこと』は、これまで挙げてきたことの他にも、まだまだたくさんあることでしょう。
ですが先にも書いたとおり、まずは当面の生活を立て直すことが先決。
当面の生活を何とかし、まずは生活基盤を立て直す。
その後の人生をどうするか、それはまたあとで考えましょう。
まずは今日を、そして明日を生きましょう。
それが続いていけば、それがあなたの未来に、そしてその後の人生になるのですから。