炒めもので人参や玉ねぎなどの野菜に火が通らない時の対策
2018/04/22
本エントリーの目次
炒めものや煮込み料理を食べた際に、こう感じたことはありませんか?
かたい!野菜に火が通っていない!
多分、自炊を開始して1か月以内に、多くの方が一度は体験するんじゃないかと。
はるるの場合、自炊を始めてからしばらくは、作るのが簡単な野菜炒めを頻繁に作っていました。
その時は、また人参に火が通っていない…なんてことがよくあったわけ。
え~!?その歯ごたえが良いんじゃない!
とは、はるるの母の意見。
こういう半生のシャキッ(?)と感が、良いんじゃない!
という意見の方もいらっしゃると思いますが、はるるは火が通っていない、半生の野菜が苦手です。
サラダなどの元々生で食べる料理であれば、気になりません。
ですが炒めものやカレー・シチューなどの煮込み料理に入っている野菜に、しっかりと火が通っていないとガッカリ。
でもこういう方は、結構多いんじゃないかと思うわけです。
そこで今回は、炒めものや煮込み料理で、野菜にしっかりと火を通す方法をご紹介します!
火が通りにくい野菜
火が通りにくい野菜には、例えばこんなものがあります。
人参やジャガイモ、大根、山芋、ゴボウ、れんこん、さつまいもなどの根菜。
他にはかぼちゃ(南瓜)、キャベツの芯の部分など。
また玉ねぎも、意外に火が通りにくいです。(玉ねぎの場合、切り方にもよりますが、火が通ってから焦げるまでが早く、他の野菜と炒めるのが意外に難しいのです。)
これらを炒めものや煮込み料理に使う際は、気をつけないと火がしっかりと通らず、半生になってしまいます。
または火をしっかり通そうとして、他の食材を焦がしてしまうことも。
野菜にしっかりと火を通す方法
野菜にしっかりと火を通す方法は、以下のようにいくつかあります。
そのため、作る料理に応じて使い分けると良いでしょう。
火が通りにくい食材から順番に炒める!
食材には火が通りやすいものと、通りにくいものがあります。
そこで火が通りにくい食材から順番に炒めることで、加熱不足を防止できるため、半生になりにくくなります。
火が通りにくい野菜の例は先に挙げたとおりですが、野菜に限らず、火が通りにくい食材を先に炒めるようにすると良いでしょう。
場合によっては、ある程度炒めた具材を一度お皿に退避し、別の具材を炒め、最後に退避した具材を戻して一緒に炒める。
といった工夫を行うと、焦がさずにしっかりと火を通すことができることも。
そのため慣れるまでは、食材ごとの火の通りやすさを意識して、調理するように心がけるのがおすすめ。
野菜を小さく、薄く切る!
他に野菜に火が通りにくい要因として考えられるのは、野菜を大きく厚く切りすぎていること。
この場合、フライパン(煮込み料理の場合は煮汁)の熱が、野菜の内部までしっかりと伝わるのに、時間がかかるのです。
それなら長めに炒めればいいじゃない!
そうすればしっかりと火が通って解決!
と思われるかもしれません。
たしかにその通り、なのですが、実際にこれをやる方は、ほとんどいないはず。
というのも、内部までしっかり火を通そうと、長時間野菜を加熱していると、表面が加熱されすぎてしまい、焦げてしまうため。
焦げ臭いニオイがしてくれば、誰でも火を弱めたり、加熱をやめてしまいます。
そのため野菜の内部までしっかりと火が通らず、半生になってしまう、というわけ。
煮込み料理なら、焦げる心配はほとんどありませんが、長時間煮込んでいると、一緒に煮ている柔らかい食材が煮崩れてしまい、跡形もなくなってしまうことも。
これらを解決するには、野菜を小さく、薄く切るのが最も簡単。
なにしろ野菜を大きく切りすぎた結果、火が通りにくいわけですから、当然ですね。
ですが、これには弱点が…。
大きめに切った具材特有の食感がなくなってしまう!
よくカレーに大きめの具材が入っていることを、具材がゴロゴロ入ってます!
だとか、夏野菜ゴロゴロ・カレーというように、最大の特徴にしていることがありますよね。
ああいった野菜のゴロゴロ感がなくなってしまう!
というのが、野菜を小さく切った際の弊害でしょう。
そこで野菜を大きめに切っても、しっかりと火を通す方法がこちら!
電子レンジであらかじめ火を通す!
電子レンジは、フライパンに比べ、食材内部まで均一に加熱を行うのが得意です。
そのため、あらかじめ電子レンジで加熱しておくことで、火の通りにくい食材や大きめにカットした食材に、しっかりと火を通すことが可能です。
電子レンジであらかじめ火を通す際のポイント
電子レンジで食材にあらかじめ火を通す場合、その後にフライパンで焼く、あるいは煮込むため、あまり加熱しすぎないようにご注意を。
また、食材の水分を飛ばしたくないものは、ラップをかけてからスイッチオン!
加熱しようとしている食品に、ラップをかけるべきかどうかについては、ラップがいる?いらない?電子レンジでチンする時に迷うことを参照ください。
圧力鍋や保温調理器を使うのもおすすめ!
炒めものには使えませんが、煮込み料理には圧力鍋や保温調理器を使うのもおすすめ。
圧力鍋
圧力鍋は鍋の内部を高圧にすることで、素早く食材に火を通す調理器具。
これを使うと、手羽元肉のかたい部分なども短時間で柔らかく煮えるので、とっても便利。
また、加熱時間が短くなる、加圧中は弱火で良いなどの理由から、ガス代の削減にも効果的。
はるるはカレーやシチュー、手羽元の煮付け、肉じゃがなどに頻繁に使っていますが、本当に便利。
唯一の難点は、洗う際のパッキンなどの分解洗浄がやや面倒というところでしょうか。
圧力鍋についての詳細は、圧力鍋を使うと短時間でおいしい料理ができるのでおすすめ!をご覧ください。
保温調理器
保温調理器は鍋を一度加熱した後、その鍋をすっぽり覆う保温用の一回り大きな鍋に入れて、予熱による調理を行う器具。
こちらは圧力鍋よりもさらにガスの使用時間が少ないので、節約効果がより大きいです。
ただ保温を行い調理をするという特性上、料理がすぐに完成しないのが弱点です。
この保温調理器を愛用している友人は、朝に仕込んで夜に食べる、という形で使っているそうです。
調理方法を工夫して、自分好みの火の通り具合を実現!
食材の火の通り具合の好みは、人それぞれ。
そこで今回ご紹介した調理方法を使い、自分好みの火の通り具合にするにはどうしたら良いのか、いろいろ試してみてください~。