電話でアルファベットを伝える時はフォネティックコードを使うと確実!
2019/08/20
本エントリーの目次
伝えたいことが伝わらない!
電話で、意味を持たないアルファベットを組み合わせた長い文字列を、伝えなければいけないことって、時々ありますよね。
たとえば、仕事で使用しているソフトウェアやハードウェアのサポートを受ける時に、まずライセンス番号、またはプロダクトIDを教えてください、とオペレーターの方に言われたり。
ネットショッピングでの購入手続きについて、電話で問い合わせをした時なんかは、会員IDや登録しているメールアドレスを聞かれたり、といった具合です。
そういった時に、通話品質の問題か、こちらの滑舌の悪さの問題なのか、伝えたいアルファベットの組み合わせが上手く伝わらないこともしばしば。
特にB(ビー)とD(ディー)、M(エム)とN(エヌ)、T(ティー)とP(ピー)、I(アイ)とY(ワイ)が誤認されることが多いでしょう。
今回は、そんな時に使うと、伝達ミスを防げて便利なフォネティックコードをご紹介します!
あっぷるのえー、びっぐのびー
先ほどの問い合わせの際に、こちらから、えー、びーと伝えると、オペレーターの方から、こう確認されることがあると思います。
あっぷるのえー、びっぐのびーでよろしいですか?
これらの意味することは、AppleのAとBigのBで正しいですか?
ということです。
そしてこれは、アルファベットの聞き間違いなどによる、伝達ミスを防ぐための確認として行われています。
こういった聞き間違いを防ぐ規則のことを、フォネティックコードといいます。
フォネティックコードとは?
はるるはこれまで、これのことをフォネティックコードと呼んでいました。
ですがWikipediaによると、日本語では通話表と呼ぶそうです。
通話表(つうわひょう又はフォネティックコード)とは、無線電話で通信文の聞き間違いを防ぐために制定された規則である。
(Wikipedia – 通話表より引用)
そしてこのフォネティックコードですが、世界共通の決まりとして、以下のような組み合わせで使うように、決められているようです。
A:Alpha
B:Bravo
C:Charlie
D:Delta
E:Echo
F:Foxtrot
G:Golf
H:Hotel
I:India
J:Juliet
K:Kilo
L:Lima
M:Mike
N:November
O:Oscar
P:Papa
Q:Quebec
R:Romeo
S:Sierra
T:Tango
U:Uniform
V:Victor
W:Whiskey
X:X-Ray
Y:Yankee
Z:Zulu
0:Zero
1:One
2:Two
3:Three
4:Four
5:Five
6:Six
7:Seven
8:Eight
9:Nine(Wikipedia – 通話表 – 欧文通話表より引用)
ところがはるる自身が、アルファベットを誰かに伝える際に、上記欧文通話表のアルファベット部分について、その組み合わせを使ったことは、一度もありません。
だって。
欧文通話表は、分かりづらいんですもの
航空業界・通信業界の方など、専門的な職種の方、または英語が得意な方であれば、ピンとくるのかもしれません。
ですがはるるのような、『はっ…はろー、まいねーむいずはるる』レベルの英語力の人には、分かりづらい単語がいくつかあります。
たとえばBのBravo(ブラボー)とVのVictor(ヴィクター)は、逆の意味としてとらえられてしまう可能性があります。
この分かりづらいという問題を考えてのことなのか、はるるが大手ソフトウェア・ハードウェアメーカーさんなどに、サポート依頼の電話をかけた際に、上記の組み合わせで確認されたことは一度もありません。
会社さんごとに(あるいはオペレーターさんごと?)、多少の違いはありましたが、その多くは国名を使ったフォネティックコードで確認されることがほとんど。
そしてはるるも国名をベースにした、フォネティックコードを使用することにしています。
その方が、英語が苦手な方にも伝わりやすいと思うからです。
そこではるるが使用している、国名や地名をベースにしたフォネティックコードをご紹介します。
国名や地名をベースにしたフォネティックコード
以下がはるるが使用している、国名や地名をベースにしたフォネティックコード。
といってもはるるが考えたわけではなく、その多くは以前のはるるの上司に教わったものなんですけどね。(一部ははるる独自のものですが…。)
A:America / アメリカ
B:Boston / ボストン(アメリカの町)
C:China / 中国
D:Denmark / デンマーク
E:Europe / ヨーロッパ
F:France / フランス
G:German / ドイツ
H:HongKong / 香港
I:Italy / イタリア
J:Japan / 日本
K:Keep / キープ
L:London / ロンドン
M:Mexico / メキシコ
N:Nippon / 日本
O:Osaka / 大阪
P:PC / ピーシー、パソコン
Q:Queen / 女王
R:Russia / ロシア
S:Spain / スペイン
T:Tokyo / 東京
U:USA / アメリカ合衆国
V:Violin / ヴァイオリン
W:Washington / ワシントン(アメリカの州の1つ)
X:X線、Xerox
Y:Yokohama / 横浜
Z:Zoom / ズーム またはZoo / 動物園
これらであれば、頭文字が分からない単語は、ほとんどないんじゃないでしょうか。
また、もしあったとしても、頭文字のアルファベットの想像がつくんじゃないかと。
一部国名や地名ではない単語が混じっていますが、それは誰にでも伝わるように、という考えからです。
はるるは、相手の方からアルファベットを聞き返された時には、これらを使ってアルファベットを伝えるようにしています。
例を挙げると
例を挙げてみましょう。
たとえば相手に伝えたいアルファベットが『tVpoCx』だとします。
この時は以下のように伝えます。
東京(Tokyo)のT、大文字のヴァイオリン(Violin)のV、パソコン(PC)のP、大阪(Osaka)のO、大文字のチャイナ(China)のC、ゼロックス(Xerox)のX。
Xについては、以前はX線のXと言っていたんですが、相手がIT関連企業の方だと、Xeroxといった方が伝わりやすいので、最近はこちらを使うことが多いです。
大切なのはミスなく伝えること
今回ご紹介したフォネティックコードを覚える必要はありません。
国名や地名をベースにしたフォネティックコードを、今回紹介しているはるる本人ですら、電話に集中していると、その組み合わせを時々度忘れしてしまうことがあります。
そんな時はどうしているのかというと、何でもいいので、伝わりそうな単語を使って、アルファベットを伝えるようにしています。
ここで大切なことは、アルファベットをミスなく伝えること。
たとえば香港を忘れた時は、hot(ホット、温かいの意味)のhと言ったことがありますし、ズームを忘れた時はマジンガーZのZと言ったことだってあります。
それでも伝われば良いのです!
だからもし、電話で相手の方にアルファベットがうまく伝わらない時は、身近な単語を使って、フォネティックコードのように説明してみてはどうでしょうか。
少し面倒ですけど、伝わりやすいので、伝達ミスが減ると思いますよー!