離婚をするにはエネルギーが必要です
2016/04/26
離婚する際の状況
離婚する際の状況は、大きく分けると、以下の3パターンが考えられます。
- 夫婦双方が離婚を望んでいる
- 夫婦のうち、夫または妻のいずれか片方が、離婚を望んでいる
- 夫婦双方が離婚を望んでいないが、周囲の状況やその他の事情によりやむを得ず、離婚しないといけない状態
3つ目については、たとえば夫、または妻の身体的事情により、子供ができないことが分かった場合、由緒正しき家柄の妻、または夫の家族が相手に対して離婚するように迫る、といったケース。
ただ、こういったケースは現代の日本では希なことでしょう。
したがって離婚をする大多数の夫婦が1つ目、もしくは2つ目のパターンのどちらかに当てはまるはず。
夫婦双方が離婚を望んでいる状況
この状況では、夫婦双方が離婚を望んでいるわけですから、離婚に向けた協議は基本的には円滑に進むはずです。
もめることがあるとすれば、離婚時の動産、不動産などの財産分与の配分、(子供がいれば)養育費、親権をどちらが持つか等の条件面だけでしょう。
ただ、離婚するという最終目的は一緒なわけですから、条件面で対立しても、互いにある程度の譲歩が期待でき、それほど大きなもめごとにはならないと思います。
夫婦のうち、夫または妻のいずれか片方が離婚を望んでいる状況
こちらの状況では、簡単にはいきません。
夫婦の内、片方しか離婚を望まないケースの場合、離婚するということを決める(離婚に相手を合意させる、裁判離婚で離婚が決定する)までが、まず大変。
紆余曲折を経て、そして苦労して、やっと離婚が決まって初めて、条件面の話し合いとなります。
しかし、この際にも相手の譲歩を求めるのが難しい場合があります。
もちろん離婚を突き付けられた側が有責(不貞行為等の離婚の理由になるきっかけをつくっている)であれば、譲歩は期待できるかもしれません。
そういったケースでも、開き直って突飛な条件を出してくる方も希にいるそうですが…。
ただ、日本の離婚原因1位である、性格の不一致が離婚の理由の場合は、条件面での交渉が難航することが容易に予想されます。
そして、このどちらのケースにしても、共通で言えることがあります。
離婚はエネルギーを必要とする
思い出してください。
結婚の時、色々準備をしましたよね。
引っ越しであったり、家電や家具をそろえたり、名字が変わるので銀行の名義を変えたり、各種届け出をしたり、勤め先にも報告して社会保険の名前を変えてもらったり。
結婚の際には、ものすごい量の手続きや準備作業をこなしているのです。
ただ、結婚のための準備期間といえば、幸せの絶頂です。
そういった苦労は、苦には感じなかったのです。
では離婚の場合は、どうでしょう。
手続きや作業の量は少しは減りますが、それでも多くの変更が必要です。
家を出ていく方は、新しい家電を買いそろえたりする必要もあるでしょう。
その中で大きな違いがあります。
それは幸せの絶頂ではない、ということ。
離婚は多くの人にとって、精神的苦痛を伴うもの。
それはたとえ離婚を申し込んだ方であってもです。
今までの安定していた生活を捨てる、ということですから、当然不安もあるでしょう。
つまり離婚は結婚に比べ、非常に大きな精神的、肉体的エネルギーを必要とします。
現在離婚を検討されている方は、こういった点も理解しておいた方が良いでしょう。
ちなみにはるるは元々細い方でしたが、それでも離婚協議中の1か月で54kg → 46kgと、8kgも体重が落ちました。
この時は痩せすぎてお尻の肉が薄くなったのか、フローリングの床に痛くて座れなくなったほどです。
それ程までに、離婚とはエネルギーを使うものなのです。