自宅で洗濯 コインランドリー どっちがお得? 楽しい節約生活
2017/09/08
節約をしよう!
それにはどんな方法があるだろうか、と考えていた時に、はるるもこう考えたことがあります。
自宅で洗濯するよりも、コインランドリーの方がお得なのでは?
そこで今回は、自宅で洗濯をするのと、コインランドリーで洗濯をするのとでは、どちらがよりお得かについて、考えてみたいと思います。
前提条件
まずは比較の際の条件を決めないと、正しい比較ができません。
そこで以下のような条件で考えることにします。
比較期間は1年間
節約は短期的な視野ではなく、長期的な視野で考えないと真の結果が見えないことも多いです。
そこで今回は、1年間の費用を計算して比較を試みます。
1人暮らし
洗濯の場合は共用物の洗濯もないことはないですが、多くはありません。
あるとすれば、こたつ布団などでしょうか。
つまり基本的には、人数が増えればその分だけ洗濯物の量が増える、と考えてよいでしょう。
そのため今回は計算を簡単にするために、一人暮らしのご家庭を想定します。
この場合では個人差がありますが、週に2回程度洗濯をするのが標準的ではないかと。
本当は毎日洗濯した方が洗濯物がたまらないので楽ですが、節約の観点からは、まとめて洗濯した方がお得なので、今回はこの条件とします。
年間洗濯回数
先に書いた通り、1週当たり2回洗濯を行います。
そのため年間50週とすると、年に100回の洗濯を行うというわけ。
本来は年間52週ですが、計算を簡単にするために50週とします。
洗濯機、コインランドリー共に同じ回数の洗濯を行いますから、計算上の問題にはなりません。
洗濯に使う水の量
1人暮らしで週に2回洗濯をする場合には、全自動の洗濯機では毎回50リットルほどのお水が必要です(はるるの自宅の洗濯機での平均より)。
そのため1回当たりの洗濯に使用する水の量は、約50リットルだね!
なんて思うのは、ちょっと気が早いですよ~!
というのも、すすぎを2回するので、+100リットルで、合計150リットルが必要になります。
今回の計算では、この150リットルを使用します。
ちなみに最近の節水ブームから、中には1回のすすぎでOK!
なんて洗剤も販売されており、以下の製品が特に汚れ落ちが良い!と評判とのこと。
ただ、まだはるるもそうですが、2回すすぎをしているよー!
という方が多いと思うので、今回は2回すすぎの前提とします。
コインランドリーの1回当たりの使用料金
コインランドリーは、洗濯と乾燥が別料金です。
節約の観点から利用は洗濯のみとし、自宅で干すことに。
コインランドリーの洗濯1回当たりの一般的な価格は、地域差がありますが200~400円程度。
また洗濯機の容量によっても価格が変わりますが、1人暮らしの3日分ぐらいの量であれば、相場はこのくらいでしょう。
そこで今回は間をとって、300円とします。
自宅の洗濯機による洗濯に使用する洗剤
洗濯機の洗剤の価格は、その性能や購入店舗によってまさにピンきり。
ですが今回は、最も標準的だろうと考えられる、以下の条件とします。
洗剤の価格
洗剤は最近CMでよく見かけるライオンさんのトップ ナノックスを使用することとします。
その価格は、ボトルが450gで300円、詰め替え用が1020gで700円で購入可能とします。
価格は有名通販サイトの、本日2014年11月19日時点のおおよその価格を採用することに。
ボトル買い直しのスパンは人それぞれですが、はるるの家では数年間ボトルの方を買っていません。
そのため今回は、すべて詰め替え用の洗剤を買うことに。
洗剤の洗濯1回当たりの使用量
トップ ナノックスは使用量の目安として、水30リットルに対して10g、と書いてありました。
1回の洗濯に使う水の量は、すすぎ分を除くと約50リットルなので、この時に使用する洗剤の量は、約16.67g。
そこで洗剤の洗濯1回当たりの使用量は、17gとします。
尚、この洗剤はwebサイトで、以下のように書いており、本当に少ない洗剤の量で洗濯が可能とのこと。
当社従来品(トップクリアリキッド)の半分の使用量でしっかりお洗濯できます。
洗濯費用を計算してみると…
さて、条件が出そろいましたので、早速年間費用を計算してみましょう!
コインランドリーの年間使用料金
コインランドリーの1回当たりの使用料金は、先に書いたとおり300円。
そのため年間では、300円 × 100回 = 30,000円となります。
自宅の洗濯機を使う場合の年間洗剤費用
次に自宅の洗濯機による洗濯を行う際の、洗剤の費用を計算しましょう。
洗剤グラム単価
700円 ÷ 1020g = 1グラム当たり0.69円
年間洗剤使用量
17g × 100回 = 1700g
年間洗剤費用
0.69円 × 1700g=1,173円
これははるるの自宅で使っている洗剤よりも、明らかにランニングコストが安いです…。
今度からこの洗剤に変えようかな…。
年間電気代
縦型全自動洗濯機の1回当たりの電気代は、約2~3円といわれています。
ですが今回は高めに5円としておきます。
そのため年間の電気代は、5円×100回=500円です。
意外に洗濯機の電気代って安いんですね。
年間水道代
150リットル × 100回 = 年間水道使用量15,000リットル
水道料金は地域差が大きく計算が難しいのですが、日本の首都東京の例で計算してみることに。
東京の水道料金は、東京都水道局のサイトによると、以下のとおり。
水道料金は、1立方メートル当たり消費税込みで約140.5円になります
(東京都水道局 – よくある質問より引用)
この数字を採用すると、1立方メートル = 1000リットルなので、15,000リットルは15立方メートルとなります。
そのため140.5円 × 15 ≒ 2108円が年間水道代ということに。
年間洗剤費用、年間電気代、年間水道代を合計すると
さてここまでで、自宅の洗濯機を使用した場合の費用を計算するためのデータが揃いました。
そこで早速計算してみると、1173 + 500 + 2108 = 3,781円!
つまり自宅の洗濯機による年間洗濯費用は、約3,781円となります!
圧倒的に洗濯機での洗濯がお得!
コインランドリーの年間使用料金が3万円なのに対して、自宅で洗濯をした場合は3,781円で済みます。
これは言い換えると、コインランドリーを利用した場合、自宅で洗濯をした時に比べ、8倍の費用が必要だ!ということ。
予想はしていましたが、これほどまでに費用に差が出るとは…。
あれ?そういえば洗濯機は?
そう思った方は鋭いですね!
そうです!この計算には洗濯機の購入費用が含まれていないんです!
そこで洗濯機を買った場合も考えてみることに。
洗濯機を買うと…
たとえ1人暮らしであっても、まとめて洗濯するために少し大きめの、6Kgの洗濯機を購入した場合を考えましょう。
このサイズの縦型洗濯機の相場は、3~4万円前後。
そこで3.5万円の洗濯機を購入した場合、3,781円であった洗濯費用は初年度には、38,781円に変わります。
あれれ、今度はコインランドリーより高くなってしまう…。
ですがこれはあくまでも初年度の洗濯費用。
次年度からは洗濯機の購入費用は当然かかりません。
そのため2年目からは、先ほどの計算通りの年間3,781円の洗濯費用で済みます。
2年間で考えるとどうだろう
これを2年間で考えるとコインランドリーは6万円。
それに対して洗濯機を使う場合は、3万7562円です。
おお!洗濯機の方がやっぱり安いよね!
短期間ではコインランドリーの方がお得!
洗濯機購入というイニシャルコストがあまりにも大きいため、短期間ではコインランドリーの方がお得ということが分かりました。
ですがランニングコストは、圧倒的に自宅で洗濯をした方が安いです。
つまり。
長期間にわたって洗濯機を使い続けられるなら、迷わず洗濯機!
こういう結論になるでしょう。
ランニングコストの差は圧倒的。
そのためこちらを選ばないのは、節約を考えるともったいないです。
だから自宅で洗えるものは洗濯機を使用し、毛布など大きくて洗いづらいものはコインランドリーで洗う!
といったように、適宜使い分けるのが、賢い使い方なんじゃないかと。