バルミューダのトースターを実際に購入・使った感想 冷凍食パンもうまい!
2018/04/26
本エントリーの目次
- 1 トースターが欲しい!
- 2 普通の安いトースターを買いに行ったはずだったのに…
- 3 BALMUDA The Toaster(バルミューダ ザ・トースター)の各所の紹介
- 4 BALMUDA The Toaster(バルミューダ ザ・トースター)の使い方
- 5 BALMUDA The Toaster(バルミューダ ザ・トースター)で調理すると、冷凍食パンがビックリするほどおいしくなる!
- 6 BALMUDA The Toaster(バルミューダ ザ・トースター)で調理すると、とろけるスライスチーズをのせただけの冷凍食パンがスゴイうまい!
- 7 BALMUDA The Toaster(バルミューダ ザ・トースター)のお手入れについて
- 8 おいしさに慣れてしまうけれど、おいしいのは間違いない!
トースターが欲しい!
はるるはこれまで、トースターを使った調理が必要な料理を作るときは、オーブンレンジに付属のトースター機能を使っていました。
これでも一応食材の表面に焦げ目をつけたり、冷凍した食パンをトーストすることができていたので、大きな問題はなかったんです。
ですがオーブンレンジには、加熱を行うヒーター部が庫内の上部にしかありません。
そのため食パンのトーストを行うときは、加熱の途中で一度熱々の庫内からパンを取り出し、ひっくり返してから再度庫内にセット。
さらに再度数分間加熱、という面倒な手順が必要でした。
しかもオーブンレンジは一度トースト機能を使ってしまうと庫内の冷却のため、しばらく電子レンジの機能が使えません。
オーブンレンジのこういった点を不便に感じ、別途トースト機能に特化したトースターを買うことに。
普通の安いトースターを買いに行ったはずだったのに…
こういった理由から、少し前に自宅の近所にある家電量販店にトースターを見に行ったんです。
そして売り場に並んだ商品を見ていると、概ね2,500~3,000円程度の商品の中に、24,000~27,000円という極端に高価なトースター製品を2つ発見。
一つはBALMUDA The Toaster(バルミューダ ザ・トースター)。
そしてもう一つがシャープ ヘルシオ グリエです。
事前にネットでトースターのことを少し調べていたので、食品をよりおいしく加熱できる高級トースター製品があるのは知っていました。
そのため『お~!これか!』と思い、トースターの各部を見てみることに。
これら高級トースターは、一般的なトースター製品の10倍近い値段。
だから買う気はまったくなく、どんな製品なんだろうという興味で商品を見ていただけでした。
ところが商品を見ているうちに、本当においしく加熱できるなら、ちょっと欲しいかも…。
なんて思っていると、一緒に買い物に来ていた彼女さんが『多少高くても長く使えるものだし、欲しいなら買っちゃえば?』と一言。
その言葉を聞いて、よしどっちかを買おう!と決意。
さっそく店員さんを捕まえて、両者の説明をくわしく聞きました。
バルミューダのトースターはパンのトーストが得意!
店員さんの商品説明を要約すると、以下のとおり。
- BALMUDA The Toaster(バルミューダ ザ・トースター)とシャープ ヘルシオ グリエは、従来型のトースター製品に比べ、どちらもよりおいしく食品を加熱可能。
- バルミューダは特にパンのトーストが得意。
- ヘルシオ グリエはパン以外の食品(天ぷらなど)の加熱もオールマイティにこなす。
- パンの焼き上がりに重点を置くなら、バルミューダがおすすめ。
その他の料理もそつなくこなすトースターが欲しいなら、ヘルシオ グリエが良い。 - ヘルシオ グリエの方が2,000円ほど高い。
この話を聞いたはるるは、毎朝パンのトーストを食べるから、バルミューダの方が魅力的だ!
と感じまして。
多少値引きしてくれるということもあり、BALMUDA The Toaster(バルミューダ ザ・トースター)を購入しました!
BALMUDA The Toaster(バルミューダ ザ・トースター)の各所の紹介
こちらがはるるが購入した高級トースター、BALMUDA The Toaster(バルミューダ ザ・トースター)です!
店員さんが少しだけ値引いてくれたので、税込み23,500円ほどで購入できました。
ネット通販サイトの相場を見ると24,000~25,500円ほどで販売されているようなので、少しだけ安く購入できたようです。
はるるが購入したのはK01E-DC Charcoal GlayxCopperというモデルで、なんでも2017年秋冬モデル限定の色なんだとか。
本体の正面は以下のようなシンプルかつおしゃれなデザイン。
そのためキッチンではなくリビングの端に置いてあったとしても、まったく違和感がないんじゃないでしょうか。
製品の段ボールの中に入っていたのは、右上から時計回りにトースター本体、取り扱い説明書、レシピが掲載されたガイドブック、注意書き、給水用のカップ、網の6点です。
バルミューダ ザ・トースターの庫内の様子
こちらがバルミューダ ザ・トースターの庫内の様子。
庫内の下部には、電熱ヒーターが一本設置されています。
また同様に上部にも、電熱ヒーターが一本設置されています。
以下画像を見ていただくと分かるとおり、庫内は長方形のような形状ではなく、不思議な形状・構造をしています。
きっとこの形状も、パンをおいしく焼くための工夫なんでしょう、おそらくは…。
網のセット方法について
バルミューダ ザ・トースターは梱包されていた段ボールから取り出した直後は、庫内に網がセットされていません。
そのためまずは網を庫内にセットする必要があります。
といってもセットは簡単で、庫内を左右に横断している棒に、網の下部にあるフックを以下のように引っ掛けます。
網を棒に引っ掛けたら、網を前方に引っ張りながら、トースター本体前方の扉の内側にあるフックに引っ掛ければ設置完了です!
注水口・スチーム発生機構について
バルミューダ ザ・トースターはトースト(パンの焼き上げ)時に庫内にスチームを発生・充満させ、これによって食品をおいしく焼き上げています。
そのためトーストを開始する前に、本体上部の注水口から水を入れる必要があります。
この注水口は扉を閉めているときは隠れており、扉を開けると以下のように露出します。
以下は拡大した注水口。
庫内に水を取り込む穴は小さいですが、水を受ける凹み部分は大きいので、よほど勢い良く水をかけないかぎりは外にこぼれることはないでしょう。
庫内上部の注水口から入れた水は、庫内上部と左側を通る銀色のパイプで庫内の下部に誘導されます。
そして庫内下部に誘導された水分は、以下の位置にある5cc Boilerに到着。
トースト機能を使用すると、この5cc Boilerの内部で水分が加熱され、スチームを発生させる仕組みです。
BALMUDA The Toaster(バルミューダ ザ・トースター)の使い方
先にも書いたとおり、BALMUDA The Toaster(バルミューダ ザ・トースター)は、トースト時に庫内にスチームを発生・充満させ、これによって食品をおいしく焼き上げています。
この特性上、普通のトースター製品とは少し使い方が異なるのです。
そこでここからは、BALMUDA The Toaster(バルミューダ ザ・トースター)の使い方を、実際に食パンを焼くケースを例にご紹介しましょう!
というわけでさっそく。
こちら、はるるの自宅にあった冷凍食パン。
特に高級な食パンというわけではなく、8枚切りで100円程度の安い食パンです。
はるるは食パンをスーパーマーケットで買ってきたら、その日のうちに食べきれるもの以外は冷凍するようにしています。
その方が食パンをおいしく長持ちさせられるからです。
余談ですが上記画像でパンを入れているケースは、専用の食パン冷凍保存ケース SBR2。
かなり便利な商品なので、とってもおすすめですよ!
参考:
食パンを冷凍しておいしく長持ちさせる方法 楽しい節約生活
食パンの冷凍保存には、スケーター食パン冷凍保存ケース SBR2がおすすめ!
食パンを網の上に置く
さて、話が少しそれましたが、まずはトースターの扉を開けて、食パンを庫内の網の上に置きます。
このときのポイントは、食パンを網の中央に置くこと。
これは取り扱い説明書に記載されており、焼けぐあいに差が出るのを防ぐためなんだとか。
中央と端では、焼けぐあいに差がでる場合があります。
パンを焼きアミ後方のバーに合わせて焼きアミの中央に乗せてください。(BALMUDA The Toaster K01E-DC – 取り扱い説明書より引用)
注水カップで庫内に注水する
次に付属の注水用カップ(5cc)を使って水を注水します。
このカップは小さくなくしやすいので、うっかりなくさないように要注意。
また小さいお子さんは誤飲してしまう恐れもあるため、小さいお子さんがいらっしゃるご家庭では、絶対にお子さんの手が届かない所に置くようにしましょう。
注水量は加熱時間によって異なり、加熱時間が1~2.5分であれば3cc。
加熱時間が3分以上であれば5ccです。
カップの底には5ccと書いてありますが、カップになみなみと水を注ぐと5cc以上のお水が計量されます。
取り扱い説明書によると、以下のような水位が注水量の目安です。
(BALMUDA The Toaster K01E-DC – 取り扱い説明書より引用)
ただそこまで厳密に計量しなくても、味には大きな影響はないでしょう。
はるるはおおよそ5ccくらいだろうという感じで、いつも以下のようにカップで計量・注水していますが、それで毎回味が違う…なんてことは起こっていませんから。
モード選択ダイアルで調理モードを選択する
注水が終ったら扉を閉めて、トースター本体正面の左下にある、モード選択ダイアルを回して調理モードを選択します。
今回は食パンをトーストするので、トーストモードを選択。
ちなみにトーストモードの他に、チーズトーストモード、フランスパンモード、クロワッサンモード、クラシックモード(170℃・200℃・230℃)があり、それぞれヒーターの動きや最後の一分間の動作などが異なります。
各モードの動作の違い・注水の要否については、以下一覧表を参照ください。
(BALMUDA The Toaster K01E-DC – 取り扱い説明書より引用)
加熱時間を指定する
最後に加熱時間を指定します。
トーストモードやチーズトーストモード、フランスパンモード、クロワッサンモードの調理時間の目安は、本体の天板奥側に記載されています。
トーストは『2.5~3.5分 冷凍1分追加』と記載されているので、今回は3.5+1(冷凍追加分)で4分30秒加熱することにしましょう。
加熱時間のセットは、トースター本体正面の右下にあるタイマーダイアルを回して行います。
ダイアルを回すのをやめてから少し待っていると、加熱時間がセットされ加熱調理が開始されます。
加熱調理中はタイマーダイアルの周囲のインジケーターで残り時間を判別可能で、点滅しているところの秒数を読み取れば、30秒単位で残りの加熱時間が分かるような仕組みです。
加熱が始まってからしばらくすると、本体正面にあるのぞき窓がスチームで曇ってきて、おお!本当にスチームで調理しているんだ!と感じるはず。
また時間経過によってヒーター出力を上げているときは、以下のように内部が真っ赤になります。
この出力の調整も、おいしくパンが焼きあがる秘密なんでしょうね!
あとは加熱が終わるまでひたすら待つのみです。
トーストモードやチーズトーストモードを使って加熱を行っていると、加熱のラスト一分間はキツネ色に焼き上げたり、焦げ目を付けるために、かなり強めの加熱が行われます。
そしてそれまでパンやチーズの表面は白かったのに、突然キツネ色に変わったり焦げ目が付くので、のぞき窓から表面の変化の様子を見ているとおもしろいですよ!
加熱中はチッチッチッチッチッ…と、本体が動作中であることを示す音をずっと出しているんですが、個人的にはこの音を止める機能が欲しかったです。
BALMUDA The Toaster(バルミューダ ザ・トースター)で調理すると、冷凍食パンがビックリするほどおいしくなる!
さて、ここまでご紹介した手順でBALMUDA The Toaster(バルミューダ ザ・トースター)を使って焼き上げた冷凍食パンの様子がこちら。
一見すると普通のトーストですね。
ただ、オーブンレンジのトースト機能を使って冷凍食パンを焼き上げたときよりも、かなりキレイなキツネ色をしています。
これがラスト一分間の強めの加熱の効果なんでしょう。
お皿の上に置いてみると、本当にキレイなキツネ色をしていることがよく分かりますね!
食パンの外側はカリッと焼けていますが、中はモッチモチ!
そして肝心のお味の方ですが、初めて食べたときは本当においしくてビックリ!
すぐに食べ終えて、もう一枚焼いて食べてみたところ、これもおいしい!
というわけで、本当にとってもおいしいのです!
よく外はカリッ!中はふっくら・もっちり!って言うじゃないですか。
まさにあんな感じなんです。
同じ冷凍食パンなのに、オーブンレンジのトースト機能を使ったときと、どうしてこんなにも味が違うのかと、不思議で仕方ありません。
恐るべし二万円超えの高級トースターの調理力!
彼女さんにもオーブンレンジのトースト機能を使ったものと、BALMUDA The Toaster(バルミューダ ザ・トースター)で焼き上げたトーストを食べ比べてもらったんですが、はるると同じように、ただただそのあまりの味の違い、バルミューダで焼いたトーストのおいしさに驚いていました。
BALMUDA The Toaster(バルミューダ ザ・トースター)で調理すると、とろけるスライスチーズをのせただけの冷凍食パンがスゴイうまい!
先にも少しふれましたが、BALMUDA The Toaster(バルミューダ ザ・トースター)の調理モードには、チーズトーストモードというモードも用意されています。
このチーズトーストモードを使った調理についてもご紹介しましょう!
今回は冷凍食パンの上に、スーパーマーケットで10枚入りが200円くらいで買えるとろけるスライスチーズをのせて焼いてみます。
チーズトーストモードはトーストモードの隣にあるので、以下モード選択ダイアルを回してチーズトーストモードにセット。(以下画像ではトーストモードにセットされています。)
チーズトーストの加熱時間は、天板の記載によると『4~5分 冷凍1分追加』とのこと。
そこで加熱時間を6分にセットして加熱開始!
そしてできあがったチーズトーストは、食パンの表面がキレイなキツネ色になっており、チーズの溶け具合もいい感じ!
チーズがとろとろに溶けていて、とってもおいしそうですね!
口に入れるととろとろに溶けたチーズと、サクッという食感のトーストの味が相まって、本当においしいです!
冷凍食パンにとろけるスライスチーズをのせだだけの超簡単チーズトーストなのに、このおいしさ。
こちらも本当に素晴らしいです!
はるるはこの簡単チーズトーストにはまってしまい、BALMUDA The Toaster(バルミューダ ザ・トースター)を購入後しばらくは、こればかり食べていました。
尚、このチーズトーストはとってもおいしいので、ガブッとかぶりつきたくなります。
ですが油断すると口の中をヤケドしてしまうため、この点には要注意ですよ!
BALMUDA The Toaster(バルミューダ ザ・トースター)のお手入れについて
BALMUDA The Toaster(バルミューダ ザ・トースター)のお手入れは、基本的には普通のトースターと同じ方法でOK!
網は取り付けたときの手順とは逆に、網を前方に引っ張りながら扉の内側にある以下フックから外します。
庫内を左右に横断している棒から、網の下部にあるフックを外して手前側に網を取り外します。
網を取り外したら、スポンジに食器用洗剤を付けてこすり洗いをしましょう。
本体の外装部や庫内、取り外したパンくずトレイは、薄めた食器用中性洗剤を染み込ませた布を使って拭き掃除。
その後水拭きで洗剤の成分をしっかりと拭き取ってから、最後に乾燥させておきましょう。
尚、取り扱い説明書によると、ヒーターにさわるとヒーターが割れる原因となることがあるようです。
そのため庫内を掃除中は、ヒーターにさわらないように気を付けなければいけません。
ボイラー部の掃除も忘れずに!
BALMUDA The Toaster(バルミューダ ザ・トースター)では、ボイラー部の掃除も必要です。
水を給水する銀色のパイプは、庫内上部と左側面にあるクリップのようなもので固定されているので、それぞれパイプを引っ張って外します。
また庫内正面下部にある5cc Boilerのカバーは、上に持ち上げるだけで外れます。
こうして取り外した注水パイプと5cc Boilerのカバーは、それぞれ食器用洗剤を付けて洗ってからよく乾かします。
取り扱い説明書では、注水パイプの『よごれが気になる場合は、煮沸消毒する』と書いてあります。
注水パイプの中はスポンジやブラシを突っ込んで洗うのは難しいため、定期的に煮沸消毒しておいた方が衛生的でしょう。
おいしさに慣れてしまうけれど、おいしいのは間違いない!
さて、今回はBALMUDA The Toaster(バルミューダ ザ・トースター)についてくわしく書いてきました。
この商品は、パンがおいしく焼きあがる本当にスゴイトースターであることは間違いありません。
購入前は、8枚切りで100円程度の安い食パン、しかも冷凍してあったものが、ここまでおいしく焼きあがるとは思っていませんでした。
ただ残念なことに、味って慣れちゃうんですよね…。
購入当初はうまい!すごい!と思っていたんですが、2週間もすると味に慣れてしまったようで。
食べたときの驚きやおいしい!という気持ちを感じなくなってきました。
あれれ…と思って、以前のようにオーブンレンジのトースター機能を使って焼き上げた食パンを食べてみると、う~んいまいち。
そこで、あっ!やっぱりバルミューダのトースターで焼き上げるとおいしいんだ!と再度実感します。
一般的なトースター製品と比べると、10倍近い価格なのがネックですが、パンがおいしく焼きあがるトースターを探している方にはおすすめできます!
興味がある方は、ぜひ購入検討してみてくださーい!