車の内窓(窓ガラスの内側)掃除には水拭きと油汚れ対策にエクスクリア!
2018/04/26
本エントリーの目次
車を購入してからしばらく経つと、こんなことが気になってくることがあります。
車の窓ガラスから見える景色が曇って見える…
特にフロントガラスで気付きやすいですが、以前に比べてなんとなく前方の景色が曇って見えるような気がする…。
視界がクリアではなくなっている…だとか。
また雨が降っている日に、窓ガラスがすぐに曇るようになってしまい、常にデフロスター※をONにしておかなければいけなくなった、だとか。
※車のフロントガラスの曇りを取るために、乾燥・除湿した空気をフロントガラスの内側に当てる機能
こういった問題が起きている場合、車の内窓が汚れていることが原因かもしれません!
車の内窓(窓ガラスの内側)が汚れていると、見づらいのはもちろんのこと、窓ガラスが曇りやすくなります!
車の窓ガラスの外側は、雨や鳥のフン・砂ボコリ・油膜・排気ガスなどで非常に汚れやすいです。
そのため車を洗車する際は、ボディーと一緒に窓ガラスの外側も洗うのが一般的。
また窓ガラス(の外側)が汚れたから洗車しよう!と思うことも少なくないでしょう。
これに対して内窓(窓ガラスの内側)はどうかというと、外気にさらされている時間はほとんどありません。
したがって外窓(窓ガラスの外側)に比べればかなり汚れにくく、掃除をしなければ、という意識が働きにくいです。
ところがこの内窓、あまり意識されてはいませんが、実は結構汚れるもの。
そして内窓の汚れを放置していると、窓の外側を見づらくなる・汚れが取れにくくなるのはもちろんのこと。
窓ガラスが曇りやすくなってしまう原因にもなってしまうんです!
内窓が汚れていると、窓の内側が曇りやすくなります!
車の窓が曇ってしまう原因は、窓の表面に発生した結露です。
冬場の朝に窓を見ると窓の内側が曇っていたり、水滴が付いて濡れていたりすることがありますよね。
あれと同じことが車の車内でも起こり、窓が曇ってしまうのです。
特に起こりやすくなるのは、寒い季節の雨の日。
寒い季節は車外の温度が車内よりも低くなり、ガラスの温度が低い状況です。
そのためガラスの近くにある空気が冷やされて、飽和水蒸気量(空気中に水蒸気の状態で水が存在できる量)を超えてしまい水になり、窓ガラスに付着。
これにより窓ガラスが曇ります。
雨の日に窓の内側が曇りやすくなるのは、傘や衣服に付いた水分により車内の湿度が高い状態となっているからです。
そして窓ガラスに微細なホコリなどの汚れが付着していると、その部分から結露が起こりやすくなり、その結果窓ガラスが曇りやすくなります。
そこで今回は、はるるおすすめの内窓(窓ガラスの内側)の掃除方法をご紹介しますので、内窓の汚れや曇りやすさに困っている方は、ぜひ手順を参考に掃除してみてください!
車の内窓(窓ガラスの内側)の掃除方法
車の内窓の掃除方法を説明するにあたり、まずは用意が必要なものをご紹介しましょう。
車の内窓の掃除に必要なもの
車の内窓の清掃には以下のようなマイクロファイバータオル、またはマイクロファイバー布巾製品を2枚用意します。
マイクロファイバータオル製品の例:
マイクロファイバー布巾製品の例:
タオルでも布巾でも構いませんが、清潔なものを必ず2枚以上用意してください。
そしてその片方を水でよく濡らしてから、少し水分が残るように弱めの力で絞ります。
もう一方のタオルは乾いたまま使用するので、絶対に濡らさないようにしておいてください。
また汚れたタオルを洗うために、水をためておくバケツもあった方が便利です。
そのため可能であれば併せて用意ください。
車の内窓の掃除手順
さて、肝心の車の内窓の掃除方法ですが、これはとっても簡単。
と言いますのも、タオルで水拭きしてから乾拭きするだけですから。
ただいくつか注意点やコツがあるので、順を追ってくわしく説明していきましょう。
1. タオルをよく濡らす
内窓の掃除は、まずはタオルを使って水拭きを行います。
このときのポイントは、先にも書きましたが水拭きに使用するタオルを水でしっかりと濡らし、その後弱めの力でしぼってから使うこと。
強めの力でしぼると、まだ水がチョロチョロ出てくるくらいのしぼり加減で大丈夫です。
尚、いきなり全部の窓を水拭きするのではなく、1枚の窓を水拭きしたらその窓を乾拭き。
というように、1枚ずつ作業していきます。
2. やや強めの力で内窓をしっかりとこすり、汚れを取り除く
車の内窓は、窓ガラスの外側表面に比べれば汚れが付きづらく、ひどく汚れていることはありません。
そのため水拭きでも、汚れの多くを取り除くことが可能です。
ですが窓ガラスの内側表面をなでる程度の弱い力では汚れが落ちにくいため、少しだけ力を入れてやや強めの力でこすってください。
弱めの力でしぼったタオルなので、ガラスの表面に水分が大量に付着しますが、気にせずに拭き掃除を行います。
またフロントガラスやリアガラスにはフィルムアンテナやデフォッガーの熱線が貼り付けられているため、これらを剥がさないようにくれぐれもご注意ください。
水拭き用タオルの水気がなくなってきたり、汚れたらすぐにバケツで洗って水分を補給!
水拭きを続けていると、水拭き用のタオルの水気がなくなってきたり、汚れてきます。
こうなった場合にはすぐにバケツでタオルをよく洗い、汚れ落とし&水分を補給し、弱めの力でしぼってから水拭きを続けてください。
窓枠がないタイプの車の場合は、ドアを開けてフチまでしっかりと掃除を!
はるるが現在乗っているダイハツ コペンもそうなんですが、窓枠がない車の場合には、ドアを閉めたまま車内から拭き掃除をしても、窓ガラスのフチギリギリまで掃除をすることができません。
そのためドアを開けて拭き掃除を行い、フチまでしっかりと水拭きを行いましょう!
3. 乾いたタオルで素早く乾拭きする!
水拭きによる拭き掃除が終わったら、すぐに乾いたタオルを使って乾拭きを行ってください。
このときのポイントは、とにかくスピーディーに乾拭きを行うこと。
今回ご紹介している内窓の掃除方法のいちばん重要なポイントはココです。
具体的には、水拭きにより残った内窓のガラス表面の水分が乾かないうちに、乾拭きを完了してください。
これにより拭き跡が残らず、とてもキレイに仕上がります。
水拭きの水分を拭き取る前に自然乾燥してしまった場合、水拭きした箇所に筋状の跡が残ってしまいます。
そのため、必ず水拭きにより残った内窓のガラス表面の水分が乾かないうちに、乾拭きを終わらせてください。
尚、車両が大きく窓が大きい、または窓の数が多い場合、乾拭きに使うタオルが多量の水分を含んでしまい、作業の終盤にはうまく吸水・乾拭きできず、水分が残ってしまうことも。
そして水分をそのまま放置・自然乾燥させてしまうと、これもまた筋状の跡の原因となってしまいます。
この問題を防ぐために、水分をたくさん含んだタオルを乾拭きに使い続けず、別の乾いたタオルを使って乾拭き作業を行ってください。
あとは1~3の手順を全部の窓で行えば、内窓の掃除は完了です!
ちなみに先ほど全部の窓をいきなり水拭きするのではなく、1枚ずつ作業していくように!
と手順を説明したのは、水拭きした窓が自然乾燥してしまうのを防ぐためであり、これも重要なポイントです。
窓拭き専用グッズではダメなの?
カーショップやネット通販サイトでは、窓フクピカのような窓拭き専用グッズも販売されています。
こういった窓拭き専用グッズで掃除しちゃダメなの?
と思われる方もいらっしゃると思います。
以下のように書かれているので、もちろんこれらグッズを内窓の拭き掃除に使っても問題ありません。
外側も内側のガラスもスッキリ!
- クリーナー成分と、汚れ吸着性能に優れたハイテクシートの相乗効果で、汚れをどんどん拭き取ることができる
- 液が垂れたり飛び散ったりしないので、窓の内側のクリーニングにぴったり
(Amazon – 窓フクピカ商品紹介ページより引用)
ですがはるる個人の意見としては、これら製品の使用はあまりおすすめできません。
これはなぜかというと、実際に使った経験があり、拭き跡が残ってしまうことがあったからです。
Amazonさんのレビューにも同じように、『拭き跡が残ってしまう』と書いていた方がいらっしゃたので、はるるが購入した製品固有の問題というわけではないようです。
おそらくは汚れの種類・成分によるのではないかと思いますが、たしかに拭き跡が残ってしまうことがあるのです。
これに対してさきほどご紹介した水拭き・乾拭き方式では、正しい方法で行えば拭き跡が残ることはなかったため、おすすめできます。
またタオルや布巾と水があればOKという手軽さも、おすすめしやすい理由の一つです。
普通のタオルでの水拭き・乾拭きじゃダメなの?
さきほど車の内窓掃除の水拭き・乾拭きには、以下のようなマイクロファイバータオル、またはマイクロファイバー布巾製品をおすすめしました。
マイクロファイバータオル製品の例:
マイクロファイバー布巾製品の例:
これらについては、普通のタオルや雑巾でも問題ありません。
ただし普通のタオルや雑巾では、拭き上げ後のガラス表面に小さい繊維片が残ってしまうことがあり、これが気になる方もいらっしゃるでしょう。
対してマイクロファイバー製のタオルや布巾を使った場合、繊維片がほとんどガラス表面に付着しません。
そのためマイクロファイバー製品の使用をおすすめしていますが、これが気にならないということであれば、普通のタオルや雑巾でももちろんOKです!
水拭きでは落ちにくい油汚れは、専用の油溶性クリーナー エクスクリアを使う!
今回ご紹介した内窓の掃除方法はただの水拭きです。
したがってガラスの表面についた汚れが水溶性(水に溶ける性質のこと)であれば、非常によく落ちます。
その反面ガラスに付着しているのが手指の油分(手アカ)などの油汚れであった場合、水拭きをしても汚れがガラス表面に伸びるばかりでまったく落ちません。
こういったケースでは、油汚れを落としやすい油溶性クリーナーを使いましょう!
油溶性クリーナーの中でおすすめなのは、エクスクリアです。
カーメイト 洗車用品 車内用ガラスクリーナー エクスクリア 50ml C69
エクスクリアには拭きムラや拭き跡が残りにくくなるような工夫が施されており、跡が残りにくいのも素晴らしい点です。
以下2,000円前後で販売されている大容量150mlサイズのエクスクリアであれば、普通車で約15台分、フロントガラスのみであれば約45台分に使用可能であり、かなり長持ちします。
カーメイト 洗車用品 車内用ガラスクリーナー エクスクリア 大容量 150ml C103
油汚れが本当によく落ちるので、内窓に油汚れが付着している場合にはぜひ試してみてください!