掃除で明るさ復活!シーリングライト(部屋の照明)の掃除方法や外し方
2018/04/26
シーリングライト(部屋の照明)は実はかなり汚れています!
頻繁に掃除機をかけて家中を掃除しています!
というキレイ好きな方でも忘れてしまいがちなのが、各部屋の天井にあるシーリングライト(部屋の照明)の掃除。
足元(床)の汚れは目立つので気付きやすいですが、シーリングライトは頭上にあるので汚れがあまり目立ちません。
しかもライトの光を直視すると眩しいので見上げることもなく、汚れていることに気づかないことも多いです。
ですがこのシーリングライト、実は結構汚れているんです!
ライトのカバーの隙間から入った虫さんやホコリなどで。
そこで今回は、シーリングライト(部屋の照明)の掃除方法や分解手順・外し方をご紹介します!
はじめに
これからご紹介する掃除方法の中には、洗剤を使っての水洗いなど、製品の材質によっては問題が起こる可能性がある方法も含まれています。
そのため、実際に照明器具の掃除を始める前に製品の説明書を確認いただき、問題がないことを確認の上で行うようにしてください。
また照明器具の掃除手順を撮影している都合上、照明を消した状態での撮影となっています。
これにより作業手順を示した一部の画像について、暗く見づらいものとなっていますこと、あらかじめご了承ください。
シーリングライトの掃除方法や分解手順・外し方について
こちら、はるるの自宅のシーリングライト。
シーリングライトの掃除方法や分解手順・外し方について、この照明器具を実際に分解・取り外していきながらご紹介しましょう!
ライトのスイッチをオフにして、1~2時間程度待つ
数時間点灯させていたシーリングライトは蛍光灯やLEDの部品周辺が発熱※しており、消灯後すぐに清掃作業を開始すると手を火傷してしまう可能性があります。
そのためシーリングライトのスイッチをオフにして消灯後1~2時間程度待ち、蛍光灯やLEDの部品周辺が十分に冷えてから作業を開始してください。
※LEDはほとんど発熱しないというイメージを持っている方もいらっしゃるかもしれませんが、実際には電源部など部品周辺についてはかなり発熱します。
照明が一つしかない部屋では晴れている日の昼間に掃除を行う!
先に書いたとおり、シーリングライトの清掃作業はスイッチをオフにして消灯してから行います。
したがって部屋に掃除対象の照明器具しかない場合には、照明を一切点灯しない状態で行うこととなります。
この場合には、なるべく晴れている日の昼間に作業を行うことをおすすめします。
晴れている日の昼間であれば、カーテンを開けて窓から日光を室内に入れれば十分に明るく、清掃作業が可能です。
部屋に複数の照明器具がある場合は、もう片方の照明器具を点灯させておけばOKなので問題ありません。
ですが一つしかない場合には、晴れている日を狙って掃除を行うと良いでしょう。
シーリングライトに届くようにイスや脚立を用意する
シーリングライトは天井に取り付けられているため、よほど身長が高い方でないかぎり、そのままでは届きません。
そのためシーリングライトに届くように、イスや脚立を用意してください。
また可能であればイスの上でライトの部品を外す役割の人と、外した部品を受け取る&イスが動いたりガタガタ揺れないようにおさえる役割の人の2名体制で作業に臨んだ方が安全でしょう。
ホコリが降ってくるので気になる人はマスクを!
シーリングライトを清掃中は、ゴミやホコリ、場合によっては虫さんが頭上から降ってきます。
したがってこれが気になる方はマスクを着用するなど、事前にゴミやホコリ対策を行ってください。
カバーを外す
シーリングライト製品の多くでは、以下画像中の白い丸いパーツのような樹脂やガラス製のカバーが取り付けられているので、まずはこれを外しましょう。
このカバーは、カバー本体の側面を両手で持って左回転させることでロック機構が解除され、下側に取り外せるようになります。
カバーの内部には照明器具本体とカバーの隙間から入り込んだホコリや虫さんがたまっていると思うので、カバーをなるべく斜めにせず水平を保ったまま床に置きましょう。
カバーを掃除する
カバーを取り外したら、大きなホコリや虫さんをティッシュやキッチンペーパーなどで取り除きます。
次にカバーの汚れが軽微であれば、水で湿らせた雑巾を使ってカバーの外側・内側の両方を水拭き。
最後に乾いた雑巾で乾拭きをするだけでOKです!
カバーはまるごと水洗いも可能です!
シーリングライトのカバーの多くは樹脂かガラス製のため、まるごとの水洗いも可能です。
この場合には浴室にカバーを持っていき、シャワーでぬるま湯をかけながら手の指の腹でこすり洗いをすると、カバーを傷付けずにしっかりと汚れを取ることができます。
またキッチンで使用していたシーリングライトの場合は、カバーの表面が油汚れでベトベトになっていることも少なくないでしょう。
こういったケースでは、食器用中性洗剤を傷が付きにくい柔らかい素材のスポンジ※につけてこすり洗いをすることで、油分が取れてキュキュッとスッキリキレイになります。
尚、ご自宅に重曹がある場合には、食器用中性洗剤の代わりに重曹を使っていただいても構いません。
重曹はアルカリ性のため、酸性汚れである油汚れには効果大です!
重曹を使う場合には、重曹スプレーを作って噴射しつつ、こすり洗いをすると良いでしょう。
参考:重曹スプレーの作り方
※傷が心配な場合には、手の指の腹を使った弱い力でのこすり洗いを行ってください。
この方法であれば、大きな傷が付いてしまうことはないはずです。
水洗いを行った後はしっかりと乾燥させて!
カバーの水洗いを行った後は、乾いたタオルなどでしっかりと水気を拭き取ってください。
特にカバーの内部は入り組んだ構造となっており自然乾燥では乾きにくいので、しっかりと拭き取るようにしましょう。
また水気を拭き取った後は、直射日光が当たらない場所でカバーをよく乾燥させてください。
本体装置部を掃除する
さて、カバーの掃除が終わったら、シーリングライト本体の掃除に入りましょう。
シーリングライト本体の掃除については、ライト本体を天井から外さずに行う簡易的な方法と、天井から外してのしっかりとした清掃の2パターンをご紹介します。
尚、カバーを水洗いした場合には乾燥させる時間が必要なので、まずはカバーを洗浄し、その乾燥待ちの間に本体の掃除をすると良いでしょう。
ライト本体を天井から外さずに行う掃除方法
カバーを取り外したシーリングライトは以下のように、本体装置部が露出します。
ライト本体を天井から外さずに掃除を行う場合は、蛍光灯・常夜灯のみを本体から取り外して清掃。
それ以外の本体装置部については天井から外さずに清掃を行います。
蛍光灯の外し方
蛍光灯には以下のような電源供給部(口金)が存在します。
この口金部の電源供給用のコネクターを抜いてください。
コネクターを外したら、蛍光灯本体を支えているフックから蛍光灯を取り外します。
このフックは多くの製品では3箇所あるので、すべてのフックから蛍光灯を外しましょう。※
尚、すべてのフックから蛍光灯を外すと蛍光灯が落ちてくる状態となります。
そのため蛍光灯をしっかりと持ち、もう片方の手で一つずつフックを外していってください。
こうして蛍光灯を1本取り外した状態がこちら。
蛍光灯が2本取り付けられているタイプのシーリングライトの場合は、同じ手順でもう一方の蛍光灯も取り外します。
※画像の蛍光灯が青白く光っているのは、ホタルックと呼ばれる特殊な蛍光灯を使っているからです。
ホタルックでは消灯後しばらくは蛍光灯に塗布された蛍光体により、電源供給なしでも青白く光ります。(残光)
寝室などに使うと便利なので、興味がある方はぜひ試してみてください。(蛍光灯を既存の製品と交換するだけで残光が発生します。)
電球タイプの常夜灯の外し方
シーリングライトには、以下のような電球タイプの常夜灯が付いていることが多いです。※
このタイプの常夜灯は左方向に電球を回すことで、固定が緩んで外せます。※
※この画像では本体装置部を天井から取り外していますが、取り外さずとも常夜灯の取り外しは可能です。
蛍光灯や常夜灯の電球の掃除方法
シーリングライトの本体装置部から取り外した蛍光灯や常夜灯の電球は、水を含ませてからかたくしぼった雑巾などで拭き掃除を行います。
汚れが取れたら、乾拭きで蛍光灯に残った水分を取り除きましょう。
汚れがひどい場合には、水で薄めた食器用中性洗剤を染み込ませた布で水拭き。
その後水拭きで洗剤の成分をしっかりと取り除いてから、最後に乾拭きを行ってください。
掃除の際は、口金部や電球のねじ込み部などの電極部は濡らさないように注意してください。
尚、蛍光灯に黒い物質がたまっていることがありますが、あれは外部の汚れではなく経年劣化によって起こる内部変化です。
そのため蛍光灯の表面をいくら拭いても取れるものではないので、気にしないで大丈夫です。
シーリングライトの本体装置部の掃除方法
蛍光灯や常夜灯の電球を取り外した後の本体装置部は、クイックルワイパー ハンディやウェーブ ハンディワイパーなどのホコリ取りグッズを使い、表面に付着したゴミやホコリを取り除きます。
多くの場合、これだけでも十分にキレイになると思います。
ですがホコリ取りだけでは取れないような汚れが付着していた場合には、蛍光灯と同じく水を含ませてからかたくしぼった雑巾などでの水拭きと乾拭き。
または水で薄めた食器用中性洗剤を染み込ませた布で水拭き、その後水拭きと乾拭きを行ってください。
こちらも電極部は濡らさないようにくれぐれも注意してください。
掃除が終わったら、先ほど取り外した蛍光灯や常夜灯を取り付けましょう。
ライト本体を天井から外して行う掃除方法
シーリングライトの本体装置部を天井から外さずに掃除を行う方法は簡単ではあるものの、本体装置部の掃除中は腕を上げ続けなければいけないため、結構疲れます。
しかも掃除中は頭上からホコリが降ってくる、イスから落ちないように気を付けないといけない、という弱点もあります。
これに対して多少面倒ではありますが、シーリングライトの本体装置部をまるごと天井から外してしまえば、床の上に本体を置いてしっかりと掃除ができますし、掃除中にホコリが頭の上に落ちてくることもありません。
そのため掃除の時間をたくさん取れる場合には、こちらの掃除方法の方がおすすめです。
また取り外し作業に慣れてしまえば、ライト本体を天井から外さずに行う掃除の時間 + 5分くらいで掃除できるようになるはずです。
本体装置部を取り外す方法
シーリングライトの本体装置部の外し方は、メーカーさんによって多少異なります。
ただ大きな流れはどのメーカーさんの製品でもほぼ同じなので、本手順と取り扱い説明書記載の手順を参考にしながら取り外しを行ってください。
まずは電源供給コネクターの取り外しから。
本体装置部のどこかに、以下のような電源供給コネクターがあるはずなので、これを探してください。
上記画像とは異なり、蛍光灯の周囲から出ているケーブルが、装置の中央部に垂直にコネクターで接続されているモデルも多いですね。
そして電源供給コネクターが見つかったら、これを取り外します。
コネクターは抜け止め用の爪で固定されていることがあるので、爪を折らないように気を付けてください。
次に本体装置自体の固定を解除します。
これは本体装置部の中央に固定を解除するスイッチや、手回しネジがあるはずなので、本体装置部を片手で押さえながら固定を解除してください。※
今回例示しているはるるの自宅のシーリングライトでは、本体装置部の中央に固定解除スイッチが2箇所あったので、これを同時に操作して固定を解除します。
操作した瞬間にこのように固定が解除されて、本体装置部が取り外せるようになります。
※製品によっては固定を解除した瞬間に落ちてこようとする製品もあるので、くれぐれもご注意ください。
固定解除後は電源供給コネクターに注意しながら、本体を取り外して床に置きましょう。
本体装置部を取り外した後の天井には、電源供給コネクター及び本体装置の固定金具が残っているはずです。(電源供給コネクターが残っていないモデルもあり。)
これについても固定解除用のスイッチがあることが多いので、それを操作しながら固定金具を左方向に回転させて取り外します。
この製品では赤いボタンが固定解除用のスイッチだったので、これを操作しながら金具を取り外すと、以下のようになります。
ちなみに住宅を購入、または借りた場合で、照明器具は別途自分で用意しなければいけない物件では、入居直後の天井は上記画像のような状態となっています。
そして家電量販店で購入したシーリングライトには、ここまでの手順で取り外した金具や蛍光灯、装置本体がすべて付属しているので、取り外し手順と逆の手順で取り付けを行います。
シーリングライト周辺の壁紙の汚れや固定金具の掃除方法
先ほどお見せした固定金具の画像を再度見てください。
金具の周囲をよく見ると、薄っすらと黄色く壁紙が汚れていることが分かると思います。
特にキッチンなどで使用していたシーリングライトでは、こういった黄色い油汚れが壁紙に付着していることがあります。
これについては蛍光灯や常夜灯の電球の掃除方法と同じように、水で薄めた食器用中性洗剤を染み込ませた布で水拭き。
その後水拭きで洗剤の成分をしっかりと取り除いてから、最後に乾拭きを行ってください。※
※壁紙の材質によっては変色・剥がれなどの深刻な問題が起こる可能性もあるため、目立たない場所で試してから行うか、乾拭きのみにとどめておくようにしてください。
また固定金具についてはあまり汚れていないことが多いため、乾拭きのみで十分にキレイになると思います。
ですがこちらも油汚れがひどい場合には、電極やスイッチ部などに水分や洗剤が入らないように注意しながら壁紙と同じように掃除を行ってください。
シーリングライトの本体装置部や蛍光灯の掃除方法(本体を取り外した場合)
本体を取り外した場合であっても、シーリングライトの本体装置部の掃除方法は本体を取り外さない場合の掃除方法と同じです。
先にご紹介した蛍光灯の外し方についての手順や蛍光灯や常夜灯の電球の掃除方法を参考に、蛍光灯を取り外してから蛍光灯及び本体部の掃除を行ってください。
尚、本体装置部を天井から取り外した場合には、本体装置の裏面も掃除できるので、こちらも本体装置部と同じ方法で掃除を行ってください。
各部の掃除が終わったら、取り外した手順とは逆の手順で蛍光灯や常夜灯を本体装置に取り付け、その後固定金具・本体装置を天井に取り付けていき、最後に電源供給コネクターを接続します。
カバーを取り付ける
カバーの掃除(丸洗いをした場合には乾燥も)と本体装置部の掃除が完了したら、カバーの取り付けを行います。
カバーはシーリングライトに密着させ、位置を合わせてから右回りに回転させることでロックされる仕組みです。
位置合わせが難しく、なかなかうまくセットできないこともありますが、カバーと本体装置部のロック機構の位置を確認しながら位置を合わせてください。
カバーのセットが完了したら、念のためカバーを少し手で下方に引っ張り、カバーが落ちてこないことを確認しておきましょう。
最後に点灯確認!
ここまでの手順でお掃除は完了です!
最後に蛍光灯と常夜灯の点灯確認を行い、問題がないことを確認しましょう!
蛍光灯やシーリングライトのカバーに付いていたホコリや汚れが取れたことで、ライトが本来の明るさを取り戻し、お部屋の中が明るく照らされているはずです。
もし蛍光灯や常夜灯が点灯しない場合には、固定金具の固定の不備や、蛍光灯・常夜灯・電源供給コネクターの接続の不備が疑われるので、説明書を見ながらそれらについて問題がないか確認してください。
LEDライトの場合も、同じ手順で掃除が可能です!
今回は蛍光灯タイプのシーリングライトを例に掃除方法をご紹介しましたが、LEDライトタイプのシーリングライトでも、基本的には同じ手順で分解、掃除が可能です。
蛍光灯をLEDライトに置き換えて掃除を行ってください。(LEDライト部は蛍光灯と同じ方法で掃除可能。)
ただLEDライトタイプのシーリングライトでは、基本的にはLEDライト部(蛍光灯に相当)を取り外すことはできません。
そのため本体装置部を取り外しての掃除の方がやりやすく、おすすめですよー!