家電製品の取り扱い説明書を紛失したときに手に入れる方法やその探し方
2018/04/27
本エントリーの目次
家電製品の取り扱い説明書を見たい!
自宅で洗濯機や電子レンジなどの家電製品を使っているときに、製品の取り扱い説明書(製品マニュアル)を見たいと感じるときがあります。
たとえば普段使っている使い方とは違う使い方をしたり、いつもは使っていない機能を使おうとしたときに、見たいと思うことが多いんじゃないでしょうか。
また洗濯機や電子レンジ製品ではディスプレイ(液晶)が搭載されており、製品に何らかの問題や異常が起きた場合、そのエラーの内容がエラーコードで示されることがあります。
ですがエラーコードだけでは、エラーの内容や対処方法が分かりません。
こういった場合にもエラーの内容や対処方法を調べるために、製品の取り扱い説明書を見たいと思いますよね。
ところが…。
取り扱い説明書が見つからない!?紛失してしまった!?
取り扱い説明書を置いておいたはずの場所になく、他に保管してありそうな場所も探したけれど見つからない…。
もしかしたら捨ててしまったのかも…。
これでは、製品の使い方やエラーの内容、その対処方法が分からない!
どうしよう…と困ってしまう方もいらっしゃるかもしれません。
今回はそういった方向けに、取り扱い説明書を手に入れられるかもしれない方法をご紹介します!
取り扱い説明書はネットからダウンロードできる可能性あり!
現在市販されている家電製品の取り扱い説明書(製品マニュアル)は、ネット上で公開されている場合があります。
これは家電製品の開発元メーカーさんが、ユーザーサポートサービスの一環として行っているもので、主に取り扱い説明書を捨ててしまったり紛失してしまった方向けのありがたいサービスです。
そのためPCやスマホ、タブレットでネットにアクセスし、公開されている取り扱い説明書の電子データ(PDFファイル形式など)を手に入れれば、自分の端末上で取り扱い説明書を見ることができるのです!
取り扱い説明書をネットで探すときのポイント
ネット上で何か探しものをするときは、GoogleやYahooなどの検索エンジンを使用するのが一般的。
そして取り扱い説明書をネット上で探すときは、検索エンジンを使った検索の仕方にポイントがあります。
自分が使っている家電製品の取り扱い説明書をネット上から探すときは、『パナソニック ドライヤー 説明書』というように、メーカー名 + 家電の種類 + 説明書という検索語で検索しても、説明書が見つかりにくいです。
一見すると、説明書が見つかりそうな検索語に見えますよね。
ですがこれでは、自分が使っている製品の説明書をすぐに見つけられないことが多いのです。
これはなぜかと言うと、パナソニックさんのドライヤー製品はとてもたくさんあり、そのうちのどの機種をあなたが使っているかまでは、検索エンジンが知らないからです。
そのため検索エンジンは、以下のようにパナソニックさんのさまざまな製品の説明書や、ドライヤー製品の説明書がダウンロードできるページを検索結果の上位に表示します。
Googleの検索結果(本エントリー執筆時点):
またメーカーさんが公開している取り扱い説明書は、現在販売されている製品だけではありません。
過去に販売されており現在は生産・販売が終了している製品についても、公開されていることが多いです。
参考までに本エントリー執筆時点のパナソニックさんのサイトでは、ドライヤー製品だけで103製品の説明書が公開されていました。
パナソニックのドライヤー取扱説明書検索結果(本エントリー執筆時点):
そのため、ネット上に公開されている非常に多くの取り扱い説明書の中から、自分が使っている製品の取扱説明書を探すのはかなり大変、というわけ。
ただし検索時にあるポイントを押さえておけば、特定製品の説明書をネット上で見つけやすくなります。
『メーカー名 + 製品型番 + 説明書』で検索すると、目的の製品の説明書が見つかりやすい!
特定製品の取り扱い説明書をネット上で検索するときは、GoogleやYahooなどの検索エンジンに対し、『メーカー名 + 製品型番 + 説明書』で検索すると、目的の製品の説明書が見つかりやすいです。
たとえば以下は、はるるが現在自宅で使用している洗濯機。
この洗濯機の取り扱い説明書を検索するときは、『日立 洗濯機 説明書』と検索するのではなく、機種名であるBD-SG100ALを使い、『日立 BD-SG100AL 説明書』と検索を行います。
すると以下のように、BD-SG100ALのPDF形式の説明書がGoogleの検索結果の一番上に表示され、すぐに見つかります。
Googleの検索結果(本エントリー執筆時点):
というわけで、特定製品の取り扱い説明書をネット上で検索するときは、『メーカー名 + 製品型番 + 説明書』で検索すると良いでしょう。
製品型番 + 説明書だけじゃダメなの?
製品型番 + 説明書という言葉だけでも、目的の製品が見つかるケースも多いです。
ただしこれらの入力だけでは、型番の一部、またはほぼすべてが同じ製品が別のメーカーさんから販売されている場合、別メーカーさんの製品が検索されてしまうことがあります。
そのため、メーカー名も一緒に入力して検索した方が確実です。
家電の製品型番を調べる方法
家電製品の説明書を検索する際に、製品型番も含めて検索すると良い、というのは分かったけれど、使っている家電の製品型番が分からないという方もいらっしゃるかもしれません。
そこで製品型番を調べる方法もご紹介しましょう。
現在市販されている家電製品のほとんどでは、製品の背面や側面、底部などの目立たない位置に、製品型番やメーカー名(製造元)、対応している電気の周波数(50Hz・60Hz・50-60Hz共用など)が記載されたシールが貼付されています。
BD-SG100ALドラム式洗濯乾燥機の場合は、本体の側面に以下のようなシールが張ってあり、赤枠で囲んだ部分にメーカー名と製品型番が記載されています。
使っている家電の製品型番が分からないときは製品を確認し、上記のような製品の概要仕様が書かれているシールを探してみてください。
消費電力や製造年も分かります!
製品の概要仕様が書かれているシールには、消費電力や製造年が書かれていることもあります。
消費電力は定格消費電力という項目。
そして製造年は2017年製といったように表記されています。
調子が悪くなってきた家電製品については、製造年を確認。
製造から長い時間が経っている場合には、経年劣化による不調の可能性があるため、買い替えを検討しても良いかもしれません。
また家電製品の消費電力や電気代については、以下でくわしくまとめているので、興味がある方は併せてご覧ください。
家電製品の電気代の計算方法や家電製品・使用時間ごとの電気代一覧表
家電製品の消費電力ごとの電気代はいくら?消費電力別電気代早見一覧
家電製品の説明書を探すときは、『メーカー名 + 製品型番 + 説明書』で検索!
今回ご紹介したように、特定製品の取り扱い説明書をネット上で検索するときは、『メーカー名 + 製品型番 + 説明書』で検索すれば、目的の家電の説明書が見つかりやすいです。
ただこの方法を使っても、説明書が見つからないことがあります。
大手メーカーさんが開発・販売している家電製品であれば、かなり多くの家電について取り扱い説明書がネット上で公開されており、見つかるケースがほとんど。
ですがすべての製品について、メーカーさんが公開しているわけではありません。
したがってネットで検索した結果、取り扱い説明書の電子データが見つからない場合には、そのメーカー・製品の説明書はネット上で公開されていない可能性があります。
この場合でもメーカーさんのサポート窓口であれば、疑問点に答えてもらえるかもしれないので、問い合わせ窓口に電話やメールで問い合わせしてみてはどうでしょうか。