Excelの図形のサイズをcmではなくピクセル(px)単位で指定する方法
Excelの図形オブジェクトのサイズをcmではなく、ピクセル単位で指定したい!
Excelを使って資料を作っているときに、四角形や三角形などの図形オブジェクトを使用することがあります。
このとき何らかの理由により、図形オブジェクトのサイズを『ピクセル(px)』単位で指定したいこともあるでしょう。
ですがExcelでは、図形オブジェクトのサイズを指定・入力する設定項目には、『cm』の単位を使用しています。
そのため、ピクセル単位でのサイズ指定をしたい場合には、どのように設定すれば良いんだろう…。
もしかしたらExcelでは、ピクセル単位でのサイズ指定ができないのでは?と困っている方もいらっしゃるかもしれません。
結論から言いますと、Excelでは図形オブジェクトのサイズ指定を『ピクセル(px)』単位で行うことが可能です。
そこで今回は、Excelの図形オブジェクトのサイズを『cm』単位ではなく、『ピクセル(px)』単位で指定する方法をご紹介します!
Excelの図形オブジェクトのサイズを、『ピクセル(px)』単位で指定する方法
Excelの図形オブジェクトのサイズをcm単位ではなく、ピクセル単位で指定する方法は実はとっても簡単。
具体的には、図形オブジェクトのサイズを設定する箇所で、pxという単位込みで設定したい値を入力するだけです。
たとえば、以下のような長方形の図形オブジェクトがあったとします。
この長方形のサイズを高さ100px、幅200pxにする手順を例に、その方法をご紹介しましょう。
まずは図形オブジェクトを右クリックしてコンテキストメニューを表示。
表示されたメニューの中から、『サイズとプロパティ』メニューを探してクリックし、『図形の書式設定』の『サイズとプロパティ』画面を表示します。
『図形の書式設定』の『サイズとプロパティ』画面は、すでに『図形の書式設定』が表示されている場合には、上部にある『サイズとプロパティ』(高さと幅を示したアイコン)をクリックすることでも表示できます。
※『図形の書式設定』は、以下位置のコンテキストメニューをクリックすることで表示します。
図形オブジェクトのサイズは、『図形の書式設定』の『サイズとプロパティ』画面中の『サイズ』セクション内にある『高さ』と『幅』で設定します。
上記画像を見ると分かるとおり、『高さ』と『幅』の単位は『cm』単位です。
そのため一見すると、『px』単位での指定・入力はできないように感じられますよね。
ですがこの『高さ』と『幅』の入力ボックスに、pxという単位込みで設定したい値を入力するだけで、図形オブジェクトのサイズをピクセル単位で指定可能です。
たとえば先の長方形のサイズは高さが2.81cm、幅が5.72cmです。
この図形の高さを100pxにしたいときは、『高さ』の入力ボックスに『100px』と入力します。
そして入力を完了してフォーカスを移動すると、以下のように『高さ』が2.81cm → 2.65cmに変更されています。
このPCでは、100px = 2.65cmということのようですね。
同様に幅を200pxに変更したいときは、『幅』の入力ボックスに『200px』と入力。
その後フォーカスを移動すると、『幅』が5.72cm → 5.29cmに変更されています。
このように、とても簡単な操作で対応可能なので、Excelの図形オブジェクトのサイズを『ピクセル(px)』単位で指定したいときは、ぜひご活用くださーい!