29歳、離婚しました。

家事は元妻にまかせっきり。そんな生活力ゼロ男の離婚後の生活を綴ったブログです。著者がその後の生活の中で見つけた生活術やお役立ち情報をお届けします。

乾いている自転車のサドルに座ったのにお尻が濡れる場合の原因と対策

   

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はるるは勤務先まで毎日自転車で通勤しているんですが、半年ほど前から困った現象に悩まされていたんです。

それは何かというと。

自転車のサドル(イス)にまたがってしばらく運転していると、お尻が濡れてくる!?

勤務先の自転車の駐輪場には、屋根がありません。
そのため自転車を駐車(勤務)中に雨が降ってくると、自転車全体がびしょ濡れになってしまいます。

そして帰宅の際にもまだ雨が降っている場合には、雨合羽を着て自転車で帰宅。
雨が止んでいたときは、濡れているサドル(イスの部分)の表面をミニタオルで拭いて水気を吸い取ってから、自転車に乗って帰宅していました。

以前はこれで何の問題もなかったんです。
ところが半年ほど前から、サドルをミニタオルで拭いてから自転車に乗って帰宅していると、帰り道の途中でぉ尻がムズムズするようになりまして。

あれれ!?と思って手でお尻のあたりを触ってみると、スーツのお尻のあたりが水気を吸って濡れている様子。

そこで『さっきサドルの表面を拭いたはずなのに、おかしいなぁ。』と考えながら、自転車を降りてサドルの表面を見てみると、水気はほとんどありません。

『う~ん、おかしいなぁ…。どういうことなんだろう…、これ。』と思いつつも、原因がよく分からなかったので、毎回立ちこぎをしてサドルに座らないようにして帰宅していました。

しかもこの問題は厄介なことに、一度発生するとその後1週間くらい継続するんですよね。
そしてつい最近までこの問題の原因が分からず、立ちこぎで対応していたんですが、先日やっとその原因が分かったんです!

今回はこの、自転車のサドルにまたがってしばらく運転していると、お尻が濡れてくる問題について、その原因と対策方法をご紹介します!

自転車のサドルにまたがってしばらく運転していると、お尻が濡れてくる問題の原因

この問題の原因に気付いたのは、自宅で後輪ブレーキのブレーキシューの交換作業を行っているときのこと。

自転車の後輪ブレーキは、以下のような位置にあります。

自転車のリアブレーキ部

参考:自分でやれば、格安!TEKTRO Vブレーキシューを交換する方法

このブレーキ部分を分解しようと、自転車のサドルの周辺を眺めているときに、ふとサドルの異変に気付いたんです。
そのサドル部分の様子がこちら。

表面がひび割れし、穴が空いている自転車のサドル

この画像だけでは、サドルに起きている異変が何なのか分からない…。
という方もいらっしゃると思います。

ですが3年ほど前に撮影した同じ自転車のサドル周辺部の画像と比較すると、その違いが分かると思います。

斜め前方から見たマウンテンバイクの後部に取り付けたかご(リヤキャリア)

2つの画像のサドルの表面を比べると、サドルの表面の表皮が以前はキレイであったのに対し、現在の自転車のサドルでは表面に大量のひび割れが起きています。

以下は、サドル表面表皮のひび割れの様子を拡大したものです。

ひび割れし、穴が空いている自転車のサドルの表面を拡大した様子

この画像を見ると、サドルの表面全体に大量のひび割れが起きているのが、よく分かります。
そして自転車のサドルにまたがってしばらく運転していると、お尻が濡れてくる問題の原因は、サドルの表面全体に発生したひび割れだったのです!

サドルの表皮のひび割れにより、お尻が濡れるメカニズム

サドルの表面表皮には防水効果があります。
そのため通常の状態であれば、雨などの水分がサドルの内部に浸入することはありません。

ですがサドルの表面表皮にひび割れが起きているのであれば、話は別です。

雨が降ってサドルの表面に水分が付着すると、ひび割れ部からサドルの内部に水分が浸入し、内部のクッション層※を濡らします

クッション層はスポンジのような素材が使われていることが多く、吸水性・保水性がとても良いのです。
そして自転車に乗る際に、サドルの表面をミニタオルなどで拭いて水分を取り除き、乾いている状態としても、内部に浸入した水分までは除去されません。

そのため自転車にまたがってしばらく運転していると、サドル内部のクッション層が吸収した水分が、体の重みでひび割れ部からサドルの表面に押し出され、お尻のあたりがジワ~っと濡れてしまう、というわけ。

ひび割れの原因は、おそらくは太陽光に含まれる紫外線などで表面素材が傷んだり、経年劣化によるものだと思いますが、普段はまったく気にしていなかったので、一面のひび割れに気付いたときは本当に驚きました。

※自転車のサドルの内部には、長時間の運転や段差を乗り越える際の衝撃でお尻が痛くならないよう、スポンジのようなクッション層が存在します。

サドルの内部に浸入した水分は、なかなか乾燥しません!

冒頭に、『自転車のサドルにまたがってしばらく運転しているとお尻が濡れてくる問題は、一度発生するとその後1週間くらい継続する』と書きました。
この問題の継続メカニズムは、サドルの表面表皮の防水効果とクッション層の素材特性によるものです。

先にも書いたとおり、サドルの表面表皮には防水効果があり、これにより内部に水分が侵入しないようになっています。(ひび割れがない状態であれば)
そして防水効果のために、表面表皮は水や空気を通しにくい素材で作られており、サドルの内部は通水性・通気性が非常に悪い状態なのです。

さらにクッション層はスポンジのような素材で作られており、保水性が良いという特性を持っています。

こういった事情により、ひび割れ部からサドルの内部に浸入した水分は乾燥しにくい、というわけ。

そのためサドルの内部がなかなか乾燥せず、一度問題が発生するとその後1週間くらい継続するのです。

自転車のサドルにまたがってしばらく運転していると、お尻が濡れてくる問題の対策方法

自転車のサドルにまたがってしばらく運転していると、お尻が濡れてくる問題は、サドルの表面表皮のひび割れから内部に水分が浸入するのが原因です。
したがってサドルの内部に水分が浸入しないようにすれば良いのです!

これはたとえば以下のような方法で対応可能です。

ひび割れ部を防水性のあるテープでふさぐ

ひび割れ部がサドルの全体に及んでいるわけではなく、一部の場合には防水性のあるテープ類でひび割れをふさいでおけばOKでしょう。
防水性のあるテープはいくつかの種類がありますが、以下のようなダクトテープが安価であるため、おすすめです。

この方法の弱点は、テープの色によっては補修のあとがかなり目立ってしまう、というところでしょうか。
ダクトテープは製品の多くが銀色なので、黒や茶色のサドルに貼り付けると、かなり目立ちます。

ビニール袋をサドルにかぶせておく

スーパーマーケットなどで買い物をするともらえるビニール袋には、空気や水分を通さない特性があります。
そのためビニール袋を乾いた状態のサドルにかぶせておくことで、ひび割れが起きているサドルの内部に水分が浸入しないようにできます。

こちらの方法の弱点も、ダクトシールと同じようにかなり目立ってしまうことでしょう。
またビニール袋は強度に不安があり、運転中のお尻とサドルの摩擦により、気付かないうちに穴が空き防水性能がなくなっている可能性がある、という弱点もあります。

ただし一時的な対策としては、これが一番お手軽でしょう。

防水タイプのサドルカバーを装着する

ネット通販サイトなどで、以下のような防水タイプのサドルカバーを購入することができます。

こういったカバーをサドルにかぶせれば、その防水効果によりサドルの内部に水分が侵入しなくなります。
防水テープによる補修やビニール袋に比べれば目立ちにくい、という特長もあります。

サドル自体を交換する

ネット通販サイトでは、自転車の交換用サドルも販売されており、800~3,000円程度で購入可能です。
たとえば本エントリー執筆時点では、ネット上で評価の高い以下ブリヂストンさんのサドル製品が1,200円ほどで購入できます。

これくらいの金額で購入できるのであれば、サドルの傷みがひどいようなら、思い切ってサドル本体を新しいものと交換しても良いかもしれませんね!

以上、自転車のサドルにまたがってしばらく運転していると、お尻が濡れてくる問題が起きて困っている場合に、参考になさってくださーい!

 - 乗り物, 生活

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