Android iPhone この2つの違いとは①
2015/10/11
先日はるるの友人の中で、唯一ガラケーを使い続けている友人が、スマホにすることを決意したようで、はるるに相談がありました。
その時に何度も聞かれたのが、このAndroidとiPhoneの違いは何か、どっちが良いのか?という点。
そこで今回から3回にわたって、この点についてはるるの見解を書きたいと思います。
AndroidとiPhoneでは比較対象が違う
いきなりですが、AndroidとiPhoneでは比較対象が違います。
AndroidはOS
AndroidはOS(Operating System)と呼ばれるものの一つ。
OSとは、ハードウェア全体の動作を制御する基本ソフトウェアのことです。
説明が難しいのですが簡単にいうと、スマートフォンを構成するタッチディスプレイや物理ボタンなどの機械(ハードウェア)と、OS上で動作するメールアプリなどの各種アプリ(ソフトウェア)が相互に連携しあうために必要な、基幹となるソフトウェア、これをOSと呼びます。
たとえばメールアプリ上であなたがキーボードをタッチし、文字がメールアプリに表示されるのは、キーボードの”あ”という文字をタッチしたよ!
とOSがメールアプリに教えることで実現されています。
そういったさまざまな処理の仲立ちをするのがOSである。
ここではこう理解してください。
ちなみに世界で最も有名なOSは、あのWindows。
2014年9月時点でのデスクトップPCのシェアは、およそ92%と圧倒的です。
つまりWindowsとAndroidは同じようなことをするソフトウェアである、ということです。
Androidには、LINEという有名なコミュニケーションアプリ(アプリ=アプリケーションソフトウェア)があります。
同じように、Windowsでは有名なアプリケーションソフトウェアとして、ExcelやWordがあります。
LINEとExcelでは、まったく趣きの異なるアプリですが、OS上で動作するアプリケーションソフトウェアである、という点はまったく同じ。
そしてこれらのアプリは、OSの機能を利用して、初めて動作できるのです!
iPhoneは製品名
iPhoneは2014年11月現在では、iPhone 5sやiPhone 5c、iPhone 6、iPhone 6 Plusなどの製品が販売されています。
ここでポイントなのが、上記はいずれも製品名であるということ。
iPhoneは製品名ですが、スマートフォンですから当然、OSを搭載しています。
iPhone 5s、iPhone 5cでは、初期搭載はiOS 7です。
iPhone 6、iPhone 6 Plusでは、初期搭載はiOS 8です。
そしてそれぞれ時間が経つと、より新しいiOSに更新できるようになっています。
OSと製品では比較対象が異なるため、比べるのは難しい
先に書いたとおり、AndroidはOSですが、iPhoneはiOSを搭載した個別の製品名です。
つまり比較対象が違うため、比較が難しい、というのが正直なところです。
AndroidとiPhoneの比較をパソコンに置き換えると、WindowsとVAIO(VAIO株式会社製のパソコン)はどっちが良いの、と言っているようなもの。
この例であれば比較対象が違うということが、ご理解いただけるのではないかと思います。
そのため比べるとすれば、厳密には以下のどれかになるでしょう。
- AndroidとiOS、どっちが良いの?
- GALAXY S5、Xperia Z3、iPhone 6、iPhone 6 Plusのどれが良いの?
※GALAXY S5、Xperia Z3はAndroidOSを搭載した製品です。
このようにOSは他のOSと、個別の製品は別の製品と比べる必要があるでしょう。
そのため冒頭のAndroidとiPhoneの違いは何か、どっちが良いのか?
という質問には、正確に答えるのは難しいのです。
しかし冒頭の質問はあながち間違いでもないのです。
というのも、実にややこしい話なのですが、現状ではiOSのスマホ = iPhoneと考えて差し支えがないからです。
それはなぜか、これについては次回に説明したいと思います。