Android iPhone この2つの違いとは③ おすすめはどちら?
2017/09/08
本エントリーの目次
Android iPhone この2つの違いとはシリーズ、前回はAndroidとiPhoneの現状について説明しました。
最終回の今回は、どちらがおすすめなのか、この点について、はるるなりの見解を書きたいと思います。
スマホの魅力を決める最大の要素はアプリ!
あなたがスマホの購入検討をした、または購入したのには、スマホにさまざまな魅力があったからだと思います。
たとえばLINEなどのアプリで友達とコミュニケーションを取れる、ゲームができる、仕事で便利だからなどなど。
もちろんiPhoneがおしゃれだから、Xperiaが格好良いからという方もいらっしゃるでしょう。
そういった多くの魅力がある中で、はるるが考えるスマホの持つ最大の魅力。
それは多種多様なアプリだと思います。
AndroidもiOSもただの基幹ソフト
先日のエントリーで書いたように、AndroidもiPhoneに搭載されたiOSも、結局はただのOS(基幹ソフト)です。
それ以上でも、それ以下でもありません。
ユーザーが、OSそれ自体にすごい!なんて便利なんだ!
なんて感じることは一部の専門家を除いては、まずないでしょう。
ユーザーが素晴らしい!
と感じる機能を提供するのは、そのほとんどがOS上で動作するアプリによるものです。
ただアプリが動作するためには、その裏で地道に動くAndroidやiOSといったOSの存在があり、アプリはこれらのOSが提供する機能の範囲内でしか動作出来ません。
こういう意味で、アプリの魅力の一部はOSの魅力によるもの、と言えなくもありません。
また逆に言えば、OSがある機能を提供していても、それを利用したアプリがなければ、ユーザーはその機能を利用できません。
自分のしたいことができないスマホには、魅力なんて一切感じないですよね。
そのためスマホの魅力を決定づける最大の要素、それはアプリである、とはるるは考えます。
この関係は、家庭用ゲーム機とゲームソフトの関係に似ていると思います。
面白いゲームがないゲーム機は誰も買いません。
それと一緒ですね。
現在ではアプリの差はほとんどない!
現状では既にAndroid用のアプリ、iOS用のアプリは共に、100万を超えるアプリがリリースされています。
そのため通常の使用の範囲内でアプリが不足する、ということはまずないでしょう。
つまり、はるるが考える、”スマホの魅力を決める最大の要素”であるアプリについては、AndroidとiOSの間には差はほとんどないのです。
では、どちらでも良いじゃないか、となりそうですが、それは違います。
両者には他の点で、大きな違いがあるからです。
キーワードは自由度と最適化です。
自由度と最適化
AndroidとiOSの大きな違いに、自由度と最適化が挙げられます。
Androidは自由度が高い
はるるは、AndroidがiOSよりも自由度が高いと考えています。
それは以下のような理由から。
Androidは機種が豊富
これもまた以前のエントリーで書いたように、iOSを搭載したスマホはiPhoneシリーズのみ。
それに対して、Androidはsamsung社のGALAXY S5、 ソニーモバイルコミュニケーションズ社のXperia Z3など、多種多様の製品があります。
Androidではカメラ機能に特化したもの、低価格に特化したもの、ひたすら高性能を追求したものなど、多くの製品があり、これらから自分に合った製品を選ぶ自由があります。
iOS(iPhoneシリーズ)も数種類はありますが、Androidのそれに比べ、選択肢は大幅に少ないのが実情です。
Androidは機能の自由度が高い
これはAndroidは機種が豊富という点に関連がありますが、例えばiPhoneではSDカードスロットがないため、本体へのSDカード挿入による記憶領域の拡大はできません。
しかしAndroidでは、標準でSDカードスロットを搭載している機種もあります。
多くの保存容量を必要とする音楽や動画をスマホに入れて楽しむ場合は、このSDカードスロットの有無は、機種選択の上では重要なポイントとなるでしょう。
またiPhoneには防水機能はありませんが、AndroidのXperia Z3といった製品では、IPX5/8相当の防水性(水深1.5mのところに携帯電話を沈め、約30分間放置後にも通信機能が利用可能なレベル)があります。
こういった機能面での選択の自由度が高いのも、Android(を搭載したスマホ)の特徴です。
iOSアプリはあらかじめしっかりと最適化されている
多くのiOSアプリは、iOSを搭載したiPhone上で、なるべく使いやすく、早く、低消費電力で動作するように作られています。
これを最適化と呼びます。
そんなの当たり前でしょ!
こう思われるかもしれませんが、Androidにおいては、この最適化がiOSアプリに比べるとイマイチなアプリが多いのです。
そして、これはAndroidの自由度の高さゆえの弊害といえます。
Androidアプリ開発者の多くは、iPhoneアプリを作る際と異なり、特定機種向けに最適化を行わない傾向があります。
それはなぜかいうと、特定機種に最適化した設定のアプリは、別の機種でうまく動作しないことがあるからです。
そしてこれを解決して全部の機種で最適化しようとすると、機種の少ないiPhoneに比べ、膨大な機種が存在するAndroidにおいては、アプリ開発の費用や時間がかかりすぎてしまう、というわけ。
この点に関してはAndroidの場合、アプリ内で設定を変えることにより、ユーザー自らが最適化を行うことができるアプリもあります。
ですがそれは全部のアプリではないこと、iPhoneではあらかじめ最適化されているアプリが多いことを考えると、iPhoneの優れている点と言えるでしょう。
また最適化に関しては、iPhoneではOS(iOS)とハードウェア(iPhone)は共にアップル社の設計であるのに対し、AndroidはGoogle社製のNexusシリーズを除いては、OS(Android)を作っているGoogle社とは違うメーカーが、ハードウェアの設計を行っています。
OSとハードウェアを同じ会社が設計した方が、それぞれの詳細を知っているわけですから、当然、最適化に関するノウハウも多いはず。
この事実からも、最適化に関してはiOS(iPhone)に軍配が上がるでしょう。
これら自由度と最適化という意味では、両者に大きな差があり、AndroidとiPhoneのどちらを選択するかの1つの重要なポイントになることでしょう。
iOSアプリは設定項目が少ない
iPhone向けの(iOS)アプリは、Androidのアプリに比べ、設定項目が少ないものが多い、というのが、はるるの印象です。
もちろんそれが悪い、ということではありません。
iOSアプリは多くの場合、設定項目が少なく簡単で、誰が設定してもある程度動く、そういったアプリが多いと思います。
これを初心者の方であれば、歓迎するでしょう。
ですが熟練者であれば、あれもできたらいいのに、そういう設定はできないのか、不便だなぁ、こうなります。
対してAndroidアプリは設定項目が多く、設定を間違っていると正しく動作しないこともしばしば。
これが初心者の方であれば、なんと分かりづらいアプリだ!となります。
ですが熟練者であれば、こんなこともできるのか!すごいなぁ!こうなるわけです。
つまり設定項目が少ないという事実も、とらえ方次第だということ。
どちらがおすすめなのかは人による
月並みな回答となってしまって、スイマセン。
Android、iPhoneのどちらがおすすめなのかは人によると思います。
現在では、通常の使用の範囲内では、AndroidとiPhoneにそれほど多くの違いを感じません。
そのためこの部分でどちらがいいのか、と考えるのは難しいでしょう。
またどちらを買っても、普通の使用の範囲で使う分には、困ることはそうそうないはず。
そのため迷ったら、デザインなり、機能なりの好きな方を買えばいい、こう思います。
ちなみに、はるるはAndroid派です。
仕事上、iPhoneやiPadも使用しますが、プライベートはAndroidスマホを2台、Androidタブレットを4台使用しています。
iOSは、プライベートでの利用は残念ながらゼロです。
選定の決定打は自由度です。
機種の候補が少ない、アプリの自由度が少ないiPhoneに魅力を感じなかった、というのがその主な理由です。
そんなAndroid信者のはるるですが、初心者の方やPCが苦手、という方には断然、iPhoneをおすすめします。
初心者の方やPCが苦手という方には断然、iPhone!
普段からAndroidを使い続けており、IT関連の業務に従事するはるるですら、Androidの設定画面やアプリは初心者には優しくない・分かりづらいのでは?
こう感じることが多いからです。
というわけで、スマホが初めての方で、どちらか迷ったら、取りあえずiPhoneをおすすめします。
いやいや、わたしはしっかり勉強して使いこなすんだ、という方はAndroidでも良いと思います。
ただどちらを買うにしても、操作や使い方の分からないところは、自分でネットや書籍を使って調べる姿勢が必要でしょう。
Android、iPhone、どちらの説明書にも、自分でダウンロードしたアプリの使い方は書いていないからです。
さらにこれまではるるが挙げた違い以外にも、両者の違いは多数あるはずです。
さっそくネットで違いを調べて、購入を検討してみてはいかがでしょうか。