超激安の軽バン!ダイハツ ミラバン(L275V) 購入レビュー
2018/04/21
本エントリーの目次
今回は、はるるが購入した軽自動車、ダイハツ ミラバン(L275V)をご紹介します!
ダイハツ ミラバン(L275V)を購入したわけ
はるるは離婚の際に乗っていた車を財産分与で元妻に分与したため、車がなくなってしまいました。
ですがはるるの住む地域は最寄駅から遠く、車がないとスーパーマーケットに買い物に行くのも大変。
そのため金銭的な余裕はあまりありませんでしたが、車がないと今後の生活が不便だろうなぁ。
という判断で、離婚後しばらくしてから、車を買うことを決意しました。
とにかく安い新車!
車は必要ですが、はるるが車探しをしていたのは離婚後のこと。
そのため装備は二の次で、とにかく安い車を探していました。
また駐車スペースと家の前の道路が非常に狭い関係から、軽自動車であることが必須条件でした。
そこで最初は中古車を検討していたんですが、20~50万円程度の軽の中古車の場合、過走行気味の車が多く、もう少し出せば新車を買えそう。
それなら安い新車を買おうか、と急きょ方向転換することに。
そこで候補になったのが、ダイハツ ミラバン(L275V)とスズキ アルトバン(HA25V)の2車種。
どちらも軽バンと呼ばれるタイプの車で、2015年1月現在はミラバンが定価740,571円(5MT)。
アルトバンが定価696,600円(5MT)で販売されています。
新車購入の場合、割引がきくことが多いので、定価はあまりあてにはなりません。
ですがご覧のとおり、どちらも80万円を切る価格設定。(ちなみにはるるは、2014年4月1日の消費税増税以前に購入しているため、更に安い価格設定でした。)
日本で買える新車の軽バンでは、おそらくこの2車種が一番安い部類でしょう。
装備面では両者には細かな差はあれど、大きな違いはありません。
はるるはMTでもATでも、どちらでも運転できます。
そのため価格が6~8万円前後安いMTの方で、実際に両者の見積もりを取り、より安かったミラバンを購入することに。
ディーラーの担当営業の方には、安いという理由だけでMTを選択されたお客様は、はるるさんが初めてです、と言われました。
たしかに最近はAT(やCVT、DCT)車全盛の時代。
だから今時MT車を買う方は、MT車の運転が好きだから、という方がほとんどなのかもしれませんね。
車はクレジットカードでの購入がお得!
はるるが車を購入した際は、クレジットカードのポイントを付与してもらうために、代金の一部である30万円分をクレジットカードで支払いました。
本当はポイントの分、お得になるため、全額をクレジットカードで支払いたいところ。
ですが全額クレジットカードでの支払いがOK!
というお店は少なく、大抵代金の一部のみクレジット可、というところが多いはず。
ですが一部であってもクレジットカードでポイントを付与すると、かなりお得になることは間違いありません。
そのためもしクレジットカードをお持ちでない方は、クレジットカードを作って、支払いを行うのが断然お得!
ちなみにどれくらいお得かというと、はるるの場合はRexカードを使用したため、5,250円分のポイントが付与されました。
Rexカードは本エントリー執筆時点では、1.75%という超高還元率のクレジットカードなので、とってもおすすめですよ!
ダイハツ ミラバン(L275V)とはこんな車です!
こちらがはるるの愛車、ダイハツ ミラバン(L275V)。
はるるはミラバンの顔が結構かわいいと思っていますが、どうでしょうか。
真横から見ると、こんなデザイン。
ホイールの業者っぽさが最高にクールですね!
キュートな後ろ姿はこんな様子。
Miraと書いてありますが、リアゲート左下の最大積載量200kgというステッカーがあるのが、ミラバンの特徴。
後部座席はこんな感じでフルフラットになります。
もう1枚別の角度からのフルフラット状態の後部座席。
このように後部座席がフルフラットになるので、荷物をたくさん積むことが可能です。
どうしてこんなに安いの?
さて、このダイハツ ミラバン(L275V)は定価740,571円(5MT)と、どうしてこんなに安いのか、気になりますよね。
それは以下のような理由から。
軽貨物車である
ミラバンは軽貨物、いわゆる4ナンバーと呼ばれる車です。
主に商用車として使われることが多く、荷物を運ぶことを主眼に作られています。
そのため後部座席はビックリするほど狭く、実質的には運転席と助手席の2人乗りです。
後部座席は、緊急用に人が乗れるくらいのスペースがおまけで付いている、この程度に考えた方が良いでしょう。
本当にそれくらいに狭いのです。
はるるは普段は2人乗り用とし、後部座席は荷物置きにするためにフルフラットにしています。
ダイハツでは同じミラシリーズで軽乗用車、いわゆる5ナンバーの車としてミラを販売しています。
こちらは884,572円(5MT)からということで、ミラバンに比べて14.5万円ほど高くなります。
商用車向けである軽貨物は軽乗用車に比べ、内装が簡素であったり、金属むき出しだったりします。
そういったところでコストダウンをはかり、安い価格設定で販売されているのです。
軽貨物車といっても、自営業者さんや配達屋さんでなければ買えない、ということは一切ありません。
そのためはるるのような、会社勤めのサラリーマンの方でも購入可能です。
またもちろん任意保険にも加入できるため、普通の軽乗用車とはそういった面での違いはありません。
強いて違いを挙げるとすれば、軽貨物は車検が2年ごと。
これに対して軽乗用車の場合、最初の1回だけは3年後で、2回目(5年目)以降の車検からは軽貨物と同じ2年ごとである、という点でしょうか。
余計な装備はない!
軽貨物であるミラバンには、軽乗用車では当たり前の多くのものがついていません。
そういったものを省くことで、コストを削減している、というわけ。
スピーカー?そんな豪華装備、ついていません!
ミラバンにはスピーカーなんて豪華装備?はついていません。
オプションでラジオを付けることはできますが、これはスピーカー内臓のものなので、音質はあまり良くありません。
ただスピーカーの配線自体は、ドア内部下側(サービスホール近辺)にまで来ているので、スピーカーを後付けするのは簡単です。(詳細はダイハツ ミラバン L275Vで音楽が聴きたい!を参照)
はるるは購入時に、ラジオくらいは聞きたいと思い、このラジオのオプションを付与しました。
パワーウィンドウ?そんな豪華装備、ついていません!
ミラバンは今時珍しいレギュレーターハンドル式(手でハンドルを回して、窓を開け閉めする機構)のウィンドウが標準設定です。
こちらもオプションでユースフルパックというものを付けることで、パワーウィンドウになります。
はるるは、駐車場で発券機に券を出し入れする際の窓の開け閉めが面倒だったので、このオプションを付与しました。
電動格納ドアミラー?そんな豪華装備、ついていません!
今では当たり前の電動格納ドアミラーですが、ミラバンにはもちろんついていません。
格納は手動、そしてもちろん鏡面調整も手動。
おそらく納車の際、最初に調整を行うと思います。
左のドアミラーの調整の際は、運転席で確認、助手席に移動して直す。
これを繰り返して調整するのですが、非常に面倒です。
そのため普段駐車する駐車場が狭く、ミラーを閉じておかなければいけない場合、毎回発車の前に調整する必要があるので、かなり面倒でしょう。
その他の豪華装備も何もついていません。
最近の乗用車では、その他にもヒルスタート・アシストや横滑り防止装置といった装備も標準装備であることが多いです。
ですがミラバンではそういった装備はすべてついてない、こう思って差し支えありません。
ミラバンの良いところ
ミラバンにはたくさんの良いところがあります!
とにかく安い!
日本ではミラバンよりも安い軽バンはほとんどないはず。(ただし見積もり次第では、スズキ アルトバンの方が安い場合も。)
とにかく安い車が欲しい!
装備なんてどうでもいい!
そういう方にはうってつけの車です。
荷物をたくさん積める!
軽貨物ですから当然と言えば当然なんですが、後部座席をフラットにして、2人乗りとすれば、かなりたくさんの荷物を積載可能です。
車中泊は足が伸ばせないのでつらいですが、それで良いのであれば、十分可能です。
燃費がいい!
はるるが乗っている5MTモデルは、カタログでは燃費が24.2km/Lと掲載されていますが、はるるの実績では、一般道だけで平均19.0~19.5km/Lほど。
これはハイブリッドではない、ただのガソリン自動車としては、燃費は非常に優秀ではないかと。
ちなみにミラバンのタンクは36Lなので、この燃費であれば航続距離は680km前後になるはず。
小さくて小回りが利く!
軽自動車なので当然狭い道もへっちゃら。
そして小回りもきくので、運転がしやすいのも素晴らしい点。
3ドアなので頑丈!
運転席、助手席、リアゲートの3か所しか、ドアがありません。
そのおかげで、5ドアの車に比べて剛性が高いと言われています。
事実、この剛性の高さや価格の安さなどから、チューニングのベース車両としてミラバンを使用して、サーキットで走っている方々もいらっしゃいます。
その軽量さも相まって、ミラバンはスポーツカーとしての側面もあるように思います。
エンジンが素直!
ミラバンのエンジンは、NA(Natural Aspiration=自然吸気)です。
ターボを搭載していないため、ターボラグもなく、アクセルを踏んだ時のエンジンの反応がいい = 素直な反応をします。
はるるは、どっかんターボが運転していて気持ちがいいのでお好み。
ですが街乗りする分にはNAのフラットな特性の方が楽で、疲れないと思います。
ミラバンのダメなところ
とにかく安い車なので、装備を削っているなど、ダメなところももちろんあります。
とにかくうるさい!
これ、軽貨物だからなんでしょうか。
吸音材や遮音材の類がほとんど入ってないんじゃない?
そう疑いたくなるくらいのうるささです。
エンジンの音やタイヤのロードノイズがもろに室内に入ってきます。
また雨の日は、雨が天井に落ちる音もよく聞こえます。
おかげで同乗者の声が聞き取りづらい時があります。
そのせいか同乗者が話しかけてこなくなるので、運転に集中できるようになりますが…。
後部座席はオマケ!
先に書いたように軽貨物であるミラバンは、後部座席がビックリするほど狭く、実質的には運転席と助手席の2人乗りです。
後部座席ははっきり言って、オマケです。
大人であれば、10分でもきつい狭さです。
後部座席が絶望的に狭い、と有名なマツダさんのあのFD3S並に狭いです。
後部座席に乗り込みづらい!
ミラバンは3ドアの車両です。
そのため後部座席への乗り込みはスポーツカーのように、助手席を前にスライド、さらに前倒しして、その隙間から乗り込む形。
しかも軽自動車のために乗降スペースが狭く、非常に乗り込みづらいです。
この点からも、ミラバンの後部座席はオマケだ、ということがよく分かります。
ドアミラーが手動!
こちらも既に書いたように、ドアミラーが手動です。
駐車場が狭い場合は、ミラーをたたまないと迷惑になるのでたたみますが、出発の際の再調整がかなり面倒です。
ドアミラーが雨の日は見づらい!
ドアミラーが雨の日は水滴で非常に見づらくなります。
最近の車は親水加工により、雨の日でもドアミラーが見やすい車が多い印象です。
ですがミラバンには、そんな豪華装備はついていません。
そのため市販の親水加工スプレーで、親水加工しておいた方が良いかと。
車としての完成度は十分!
ダイハツ ミラバン(L275V)は車としての最低限の機能は、すべて搭載しています。
ただ、その他の便利・豪華装備は一切ありません。
その代わり、限界ギリギリの低価格を実現した車です。
ですがはるるのように、とにかく安い新車が欲しい!
または、荷物がたくさん積める軽自動車が欲しい!
そういった方には最適な車といえるのではないかと。
セカンドカーとしての可能性も!
先に登場した担当営業さんの話では、最近では新車販売の99%がAT車とのこと。
メーカーも売れないMT車には力を入れておらず、MT車自体の新車のラインアップは多くありません。
そのため現在のMT車の多くは、趣味性の高いものが多く、高価な車が多いのが実情です。
その状況にあって、既に家族用の車を持っているけれど、安いマニュアル車がもう1台欲しい!
またはサーキット走行用のセカンドカー(AWD、FRでなくても可)が欲しい!
という方には、価格の安いミラバンはおすすめです。
購入の際はあらかじめ、装備の確認を!
ここまでに何度も書いていますが、ミラバンは必要最低限の装備しか搭載されていません。
だから普通の軽乗用車を想像して買うと、購入後にあれもない、これもないの?
となってしまう可能性があります。
そのため購入を検討されている場合は、実際に販売店で軽乗用車のミラとの違いの説明をしっかりと受け、理解して(装備が豪華でないことを承知の上で)から、購入することをおすすめします。