家計の把握 離婚後にやるべきこと、やった方がよいこと
2016/09/10
離婚後にやるべきこととして、はるるが考える最も重要なこと、それは家計の把握・各種支払い項目の把握です。
もしまだ離婚していないのであれば、離婚前にやった方が良いことでもあります。
離婚後は新しい生活が始まります。
それまで家計を管理していた方は、新しい生活で日々必要になる生活費の把握は容易でしょう。
また、このくらいであろう、という推測もある程度はできるはず。
そうはいっても変化がまったくない、ということは考えにくいので、新たな家計の把握にすぐに取り組みましょう。
この家計の把握・各種支払い項目の把握、大変なのは、それまで家計をパートナーに任せっぱなしだった方です。
その場合はいつ、どこから、どのように請求が来るのか、まったく分からないわけですから。
はるるも家計は元妻に任せていたため、これらについてまったくの無知でした。
そういった方は、離婚後まずは、この家計の把握に最優先で取り組むべきでしょう。
家計の把握
はるるの場合、まずは以下のような手順で家計の把握を行いました。
現在、家計の収支を把握していないという方は、ぜひトライしてみてください。
月毎の支出の把握
すべての買い物のレシートや請求書を捨てずに月毎に分けておき、その月の集計と確認が終わるまでは絶対に捨てないでください。
また、ある程度レシートがたまったら、すべての支出を家計簿につけましょう。
これについてはためてしまうと大変、という方は毎日やるのがおすすめ。
一見大変そうに見えるかもしれませんが、一度家計簿に支出を記録する習慣をつけてしまえば、それほど大変なことではないはず。
はるるは自作のエクセルファイルを使用して集計しています。
ですが最近は便利なスマホアプリで多くの家計簿ツールがありますので、こういったものを活用するとよりお手軽でしょう。
尚、各支出に費目を割り振る際、なるべくその他は使わないようにしてください。
後で詳細な分析をしたいと考えた時に、その他だと内訳が不明瞭になり、集計や分析が困難になります。
どんな項目を家計簿に用意すれば良いのか分からない!
という方は、後ほど費目の例をご紹介しますので、ぜひ参考になさってください。
年毎の支出いの把握
これは自動車税、固定資産税、火災・地震・自動車・入院等の各種保険(月額払いの場合は月毎の支出に計上)、車検等の毎年、あるいは隔年等、年単位で支出がある項目の把握です。
隔年の場合は2で割った値を計上し、1年ごとの費用とします。
支払い方法の把握
費目によって、支払い方法が振り込みまたは引き落としであったり、クレジット払いであったりと異なるはずです。
それぞれの支払い方法をしっかりと把握し、引き落とし日に残高不足とならないようにする、振込期限を過ぎないようにする等、留意しましょう。
もし残高不足で引き落としに失敗した、というように支払いが滞った場合、あなたの信用情報に傷がつき、将来にわたってローンが組みにくくなってしまう可能性があります。
支払いタイミングの把握
支払い項目によって、支払い日が異なります。
支払い方法の把握同様、支払いが滞らないように必ず確認しましょう。
年毎の支出を、月毎の支出に計上して真の月毎の支出を把握する
年毎の支出で把握した年間の総支出を12で割り、各月の支出と合計します。
こうすることで、真の月毎の支出が算出されます。
月毎の収入の把握
これはサラリーマンの方であれば、毎月給与明細を会社からいただいているので、把握は簡単でしょう。
収入は月毎に残業などで金額が異なります。
ポイントは、月毎の収入には残業代が0の場合の収入を採用し、ボーナスも加味しないこと。
残業代は閑散期ではゼロのことも。
またボーナスは、会社の業績不振でいつカットになっておかしくありません。
そのためこれらを収入として考慮せず、余裕分としておくことで、万が一の際にお金が足りない!とならずに済みます。
収支の比較
把握した月毎の収入と支出を比較し、黒字になっていれば一安心、赤字であれば、早急に対策を講じる必要があります。
赤字の場合は収入を増やすか、支出を減らすかのどちらかの対策を行わないと、貯金を食いつぶしていかなければ生活ができません。
以上のような分析の結果、赤字の場合であっても悲観することはありません。
このような分析を行うことで、現状の家計収支が赤字であることが分かったのですから。
重要なのは、早めに黒字に転換する対策を検討・実施することです。
また黒字の方は今後、赤字に転落しないための対策を考えておくと良いでしょう。
費目の例
最後に費目の例を示します。
どういった費目で集計すればいいのか分からない、という方はぜひ参考になさってください。
- 食費
食品、菓子・ジュース等 - 光熱費
上下水道、電気、ガス等 - 通信費
携帯電話、固定電話、インターネット、その他等 - 娯楽費
外食、レジャー施設、映画、DVD・CD、書籍・雑誌、飲み会、その他等 - 交通費
定期代金、公共交通、ガソリン、その他等 - 美容費
床屋・理容院・美容院、化粧品・整髪料、その他等 - 医療費
病院、医薬品、その他等 - 衣料費
衣類、靴、鞄・アクセサリ、クリーニング、その他等 - 日用品費
日用品、雑貨、家具、家電・PC、文房具、その他等 - 教育費
書籍、学費、塾・習い事、部活、その他等 - 交際費
交際費、慶弔費、その他等 - 住宅費
家賃、ローン返済、修繕(積立)費、その他等 - ペット
食費、美容費、医療費、その他等 - 保険
生命保険・医療保険、学資保険、自動車保険、その他等 - 社会保険
国民年金・厚生年金・共済年金、企業年金、健康保険、雇用保険等 - 税金
所得税、住民税、固定資産税、自動車重量税等 - その他
※社会保険などは人によって異なりますので、ご自身の対応するものを選択してください。
次回、仕事の検討につづく。