仕事の検討 離婚後にやるべきこと、やった方がよいこと
2015/10/03
離婚後にやるべきこと、やった方がよいこと、今回は仕事について書きたいと思います。
離婚をすると、自身を取り巻く環境が大きく変わります。
既に仕事をしている方でも、家計の把握で赤字であった場合は、仕事を変える必要がでてくることも。
またこれまで仕事をしていなかった方は、よほど経済的な余裕がないかぎり、仕事を始めることを余儀なくされることでしょう。
そこで離婚後の仕事を検討する際のポイントを、以下にまとめました。
離婚後の仕事を検討する際のポイント
離婚後の仕事を検討する際のポイントは、以下のとおり。
(既に仕事をしている方は)安易に辞めない
会社員の方、結婚時代からパート勤務をしていた方等、すでに何らかの仕事をされている方は、『よし!新しい仕事を始めて、心機一転頑張ろう!』といった意気込みで、安易に仕事を辞めるのはおすすめしません。
その意気や良し、ではあるのですが、転職活動は仕事をしながらでも可能です。
自己都合で会社をやめると、失業手当をもらえるのは、申請後およそ3か月と2週間(およそ110日程)ほど経ってから。
その間、一切の収入が途絶えます(給付制限)。
また景気の行先は不透明で、すぐに新しい仕事が見つかる保証もありません。
そのため現在の仕事は辞めずに、働きながら転職活動をすすめた方がリスクは少ないでしょう。
勤務時間、拘束時間が自身の生活とマッチするか
離婚後、子どもを養育することになった方は、あまり勤務時間や拘束時間の長い業務を行うことは難しいでしょう。
保育園の送迎時間は朝が8時前後、夜のお迎えは(有料であることが多い)延長保育の時間を入れても19~20時前後となります。
また家に帰ってから、子どもと接する時間や家事を行う時間を確保できないと、日々の生活をこなすだけで精一杯になりかねません。
ご両親や周囲の方の協力を取り付けられれば、何とかなるかもしれません。
ですがそうでない場合、勤務時間や拘束時間が長い仕事は考え物です。
また子どもがいなかった方、あるいは養育しない方で、離婚後は一人暮らしをなさる場合、今までは分担していた、もしくはパートナーにまかせっきりだった家事を、すべて自分1人でやることになります。
仕事が終わってからの家事労働は、なかなか大変。
そういった意味では、一人暮らしとなる方も勤務時間は短いにこしたことはないでしょう。
勤務先は遠くないか
これは先に書いた勤務時間、拘束時間に直結する話。
勤務先が遠ければ、必然的に帰宅時間が遅くなります。
そのため、あまり遠い勤務先はおすすめできません。
また毎日勤務先が変わるような仕事も、帰宅時間が一定しないため、保育園のお迎えが必要な方では難しいでしょう。
給与、待遇面、福利厚生は希望以上であるか
仕事選びの際の、もっとも重要なポイントは間違いなくこれでしょう。
他の条件が良くても肝心のお給料が低くては、日々の生活が成り立ちません。
家計が赤字の方は、日々の生活を節約して支出を減らす方法もありますが、収入を増やすことでも黒字化を実現できます。
もちろん両方を実行するのが、一番確実なのは言うまでもありませんが…。
新しい仕事を覚えて一人前になる、これは一朝一夕にはいきません。
家計の赤字解消のため、収入アップしたいなどの特段の理由がなければ、既に仕事をされている方の場合、今の仕事を続けることが最もリスクが低く、心理的・肉体的負担が小さいはず。
そのため転職活動は慎重に行いましょう。
仕事とは長い期間、毎日のことです。
目先の事にとらわれず、長期的な視野で検討したいものです。
次回、住居の見直し・住宅ローンの見直しにつづく。