保険契約の見直し 離婚後にやるべきこと、やった方がよいこと
2017/01/20
離婚後にやるべきこと、やった方がよいこと、4回目の今回は、保険・インフラ契約の見直しについて書きたいと思います。
結婚生活の中では、非常に多くの方が生命保険や入院保険、個人年金、学資保険など多くの保険に加入していることでしょう。
そして離婚後は、これら各種保険の補償内容を見直すことで、保険料を安くすることができる場合があるのです!
また電気、水道、ガスなどのインフラについても契約を見直すことで、料金を安くできる場合がありますので、この機会に一緒に見直してみてはいかがでしょうか。
保険を見直そう
皆さんの多くが、先に書いたような多種多様な保険を利用していると思います。
独身時代に契約したもの、結婚生活中に契約したものなどを合わせると、最低でも2~3種類の保険を契約していることでしょう。
でも、少し考えてみてください。
その保険、離婚後の生活にあったものですか?
一般的に、独身時代に自分にかける保険は、掛け金が安く、補償が最低限であるものが多いです。
また結婚生活中に契約した保険の場合は、パートナー同士で助け合うことを前提とした補償としていることも。
しかし離婚後は、これでは不十分な場合があります。
というのも離婚後は、あなたに万が一のことがあった際に、助けてくれるパートナーはもういません。
厳しい言い方になるかもしれませんが、離婚後のあなたは一人で生きていかなければならないのです。
そんな時、あなたが頼れるのは保険かもしれませんよ。
子どもがいる場合はさらなる検討が必要
お子さんがまだ小さいのであれば、学資保険の積立を始めて将来の教育費増大に備えることも重要です。
教育費はお子さんの進路によって大きく異なりますが、幼稚園(もしくは保育園)から大学卒業までの期間では、一般的には1,000~2,000万円前後が必要と言われています。
そのため早めに資金計画を立てておくことも重要です。
学資保険の場合は、貯蓄性重視のものと補償重視のものがありますので、ご自身にあった保険を選択してください。
また保険の中でも、個人年金や生命保険は控除の対象となるため、所得税や住民税が減税されます。
サラリーマンの方であれば、年末調整によって払いすぎた税金が還付されるので、こういった意味でもお得です。
保険ってよく分からない、どれを選択したらいいの?
そういう場合には、保険について包括的に相談できる窓口(ほけんの窓口)がありますので、相談してみるのがおすすめです。
インフラ契約を見直そう
インフラ契約とは、電気、ガス、水道、通信費などのこと。
離婚後は当然、ライフスタイルが変わります。
たとえば今までは、昼も誰かがからず家にいた、だが今は皆働いていて昼間は家にいない。
こういった場合、電気の契約プランを深夜がお得になるプランに変更すると、月々の支払いがお得になる場合があります。(たとえば東京電力であれば、おトクなナイト8・10というプランがあります。)
また自治体によっては、ひとり親家庭の水道料金が減免されるなどの優遇処置がある場合も。
ただ、適用してもらうためには申請が必要ですので、お住まいの自治体にこういった制度があるか調べてみると良いでしょう。
通信費についてもスマートフォンを利用している場合は、MVNOサービスの格安のSIMカード(月額\1,000円前後)を使用することにより、削減できる場合があります。
インターネットをそれほど利用しないという方は、家のインターネット固定回線を解約して、こういったMVNOのSIMを使った、スマートフォンやタブレット端末によるテザリングで利用することで、固定回線分の費用を削減可能です。
クレジットカード払いを検討しよう
上記保険やインフラ料金を銀行引き落とし(口座振替)にしている方は、クレジットカード払いを検討してみるのも重要です。
クレジットカードでは、支払いに対して一定のポイントが付与されます。
このポイントで得をするケースが意外に多いんです。
通常口座振替では、50円程度の割引制度を行っている会社が多いですが、クレジットカードではこの割引は適用されなくなってしまいます。
しかしクレジットカードでの付与ポイントが割引を超えるのであれば、クレジットカード払いに変更した方がお得ということに。
以上のように、保険やインフラ契約を見直すことで、保険の補償内容の拡充をはかったり、支出を減らすことができる可能性があるので、この機会にもう一度見直しをしてみてはいかがでしょうか。
次回、車、バイク等乗り物の見直しに続く。