電子レンジの掃除は重曹水をチンで、簡単キレイ!
2017/09/08
本エントリーの目次
今回は、電子レンジの簡単な掃除方法をご紹介します!
電子レンジの掃除をしていますか?
毎日の料理に欠かせない、電子レンジ。
でもあまり掃除をしていないなぁ、という方が、実は多いんじゃないでしょうか。
ガスコンロのように汚れがよく見える、というわけではないため、ついつい汚れたまま放置しがち。
ですがこれ、本当は非常によろしくないんです。
電子レンジ庫内の汚れを放置すると、加熱効率が落ちる!
電子レンジ庫内壁面の汚れを放置すると、電子レンジによる食材の加熱効率が下がる、というのは以前書いたとおり。
電子レンジは使用しているうちに、庫内の壁面に食材が付着して汚れます。
そして庫内の汚れを掃除せずに放置し、汚れが蓄積すると、電子レンジの加熱効率が下がります。これはなぜか。
壁面に当たった電磁波は、本来であれば反射され、食材に向かうはず。
しかし壁面に汚れが付着していると、その汚れを温めるのに電磁波が使用されてしまいます。そのため食材を温める効率が下がります。
またそれだけでなく、ひどい汚れの蓄積があると、そこから発火する危険性もあります。
(食材を電子レンジのターンテーブル外側に置いた方がよい理由より引用)
というわけで、電子レンジの庫内の汚れを放置しておくと、加熱効率が下がるだけでなく、最悪の場合発火の危険性がある、というわけ。
つまり電子レンジの庫内をキレイに保つことは、見た目がキレイである、という理由以外からも、とっても大切なんです!
電子レンジの掃除方法① 市販のクリーナーを使う
電子レンジの掃除方法で、もっとも簡単お手軽な方法がこちら。
以下のような市販の電子レンジ専用のクリーナーを使う方法。
このチン!してふくだけは商品名のとおり、チンしてふくだけでお掃除が可能です。
使い方はまず、洗浄成分が含まれたビニール袋を電子レンジに入れて、1分間チンを行います。
加熱が完了したら1~2分後に、ビニール袋を開けて、中から掃除シートを取り出します。
あとはこの掃除シートで、庫内をくまなくふきふきするだけ。
超楽チン!
でもちょっと高い…
さて、このとっても便利な電子レンジのお掃除グッズである、チン!してふくだけ。
これには1つだけ弱点が。
それはちょっとだけお高い、ということ。
3回分で実勢価格が250円前後で販売されていますが、これってよく考えると結構高いんです…。
たとえば週に1回程度の頻度で掃除を行った場合、毎月300円くらいはかかってしまうわけですから。
そこでもう少し安く、でも簡単な掃除方法が良い!
ということであれば、こちらがおすすめ!
電子レンジの掃除方法② 水蒸気で掃除
この方法も実に簡単。
電子レンジでの加熱に使用可能な容器(耐熱ガラスの計量カップやマグカップなど)に、水を200mlほど入れて電子レンジで3~4分加熱します。
そして加熱終了後、そのまま15分くらい放置して、庫内を蒸らします。
こうすることで水蒸気が汚れに作用して、汚れが取れやすくなるのです。
放置が完了したら、布巾やキッチンペーパーで庫内を拭き掃除。
これだけで軽い汚れであれば、すっきりキレイになるはず。
布巾を使う場合は、布巾に水を含ませてから、軽く絞って電子レンジで3~4分加熱し、放置後にそのまま拭き掃除に使う、という方法も可能です。
ただ電子レンジの庫内の汚れは油汚れであることが多く、布巾がかなり汚れてしまいます。
そのため、そのまま捨てられるキッチンペーパーを使う方法が、はるるのおすすめ。
尚、この水蒸気による掃除方法は、軽い汚れには効果てきめんですが、ひどい汚れにはあまり効果がありません。
洗剤を使っているわけではないので、当然と言えば当然ですが…。
そのため日常のお手入れに向く方法、といえます。
では庫内の汚れがひどい時はどうするのか。
そんな時には、重曹を使った掃除がおすすめ!
電子レンジの掃除方法③ 重曹水で掃除
庫内がひどく汚れている時におすすめなのが、重曹水を使ったお掃除。
重曹とは?
重曹とはこのような製品で、1kg約400~500円ほどで販売されており、身の回りのさまざまな掃除に使用可能な万能掃除グッズです!
その最大の特徴はアルカリ性である、という点。
ちなみに重曹と同じく掃除でよく使われるクエン酸は、酸というくらいですから、もちろん酸性です。
重曹水による掃除方法
これも超簡単!
先ほどの水蒸気を使用した掃除方法に、重曹を加える。
たった、これだけ。
まず電子レンジで加熱に使用可能な容器に、水200mlと重曹を大さじ2~3程度入れて、電子レンジで3~4分程加熱します。
加熱終了後はそのまま15分くらい放置して、庫内を蒸らします。
放置が完了したら、水蒸気の時と同様に、布巾やキッチンペーパーで庫内を拭き掃除。
こちらの方法でも、もちろんキッチンペーパーを使う方法が、はるるのおすすめ。
なぜ、重曹水が電子レンジの汚れに効くの?
電子レンジの庫内の汚れの多くは、油汚れなど酸性の汚れ。
それに対し、重曹は先ほど書いたとおり、アルカリ性。
そのため、アルカリ性の重曹水が庫内の汚れを中和し、その結果落としやすくなる、というわけ。
これについては、汚れの化学!汚れ落としのポイントは酸やアルカリによる中和にて詳しく書いているので、興味がある方はぜひ併せてご覧ください。
重曹には消臭効果もあるので、一石二鳥!
重曹のもう1つの素晴らしい効果として、消臭効果が挙げられます。(キッチンのゴミ箱のイヤな臭いを防ぐ8つの方法)
重曹には、酸性の臭い物質を中和することによる、消臭効果があります。
そのため電子レンジの庫内についた、食品の臭いや油汚れの臭いへの消臭効果が期待できるのです。
重曹はコストパフォーマンスが高い掃除グッズ!
先に書いたとおり、重曹は1kgで約400~500円ほどで販売されており、非常に安価。
また、電子レンジの庫内の掃除にしか使えない!
というわけではなく、さまざまな酸性の汚れに対して、効果を発揮する万能クリーナーです。
チン!してふくだけはたしかに手軽で簡単。
ですが節約を考えると、重曹水による掃除の方が、お得度は断然高いです。
そのためはるるのおすすめは、この重曹水によるお掃除。
ポイントは定期的なお掃除!
電子レンジ庫内の汚れは放置すると、食品を加熱する度に一緒に加熱されてしまい、強固にこびり付いて(焦げ付いて)しまいます。
そのため庫内の汚れを放置しないことが重要。
これはお掃除全般に言えることですが、電子レンジ庫内の汚れは焦げ付くので、特に重要です!
はるるの場合は、週に1回週末に水蒸気による掃除を行い、月に1回は重曹水による掃除を行うようにしています。
掃除の頻度は、多いに越したことはないんでしょうけど、これだけでも電子レンジの庫内をかなりキレイに保てていますので、良しとしています。
電子レンジの掃除なんてしたことがないなぁ、という方は、ぜひ一度お試しあれ!
補足:電子レンジ外側の掃除にはキッチン用アルコール!
肝心の庫内の掃除ばかり書いてしまっていて、電子レンジ外側の掃除方法を書くのを忘れていました!
電子レンジ外側の掃除は、このようなキッチン用アルコールを使うのがおすすめ。
使い方は、これもまた簡単。
キッチン用アルコールをキッチンペーパーに少量噴射して、電子レンジの外側を拭き掃除をするだけ。
掃除が終わったら、そのままゴミ箱にポイッ!
電子レンジ外側の汚れは、油まみれのホコリがほとんど。
そのため、アルコールで油分を除去しながら、キッチンペーパーで汚れを拭き取る、という寸法です。
これだけで、電子レンジ外側のほとんどの汚れは取れるはずですよー!