私が5年間の禁煙に成功した、たった1つの理由
2018/04/22
本エントリーの目次
周囲で禁煙ブームが起きています!
最近、はるるの周囲でちょっとした禁煙ブームが起きています。
事の発端は、最初に禁煙を決意した方が、『子供がもうすぐ生まれるので、禁煙する!』と宣言したこと。
すると周囲の数人がそれに同調し、禁煙ブームが起きた、というわけ。
実ははるる、以前は喫煙者。
今はまったく吸っていないので、いわゆる禁煙成功者、ということになるのでしょう。
そのため、どうして禁煙に成功したの?
と聞かれることもしばしば。
そこで今回は、私が5年間の禁煙に成功した、たった1つの理由、と題して、はるるが禁煙に成功した理由をご紹介します!
以前は喫煙者でした
ここ数年の間に知り合った方には、想像もできない!
とよく言われますが、以前のはるるは喫煙者。
禁煙を開始してから知り合った方からすると、はるるはタバコを吸うような人には、まったく見えないそう。
当時の喫煙状況
はるるが以前吸っていたタバコは、赤LARK。
マイナーというほどの銘柄ではないのですが、時々自販機では売っていないことがある、微妙な銘柄かもしれませんね。
吸っていた本数の目安としては、平日の仕事がある日は、1箱弱~1箱半くらい。
休みの日は2箱弱くらい。
そのため、月平均では4カートン(40箱)前後、喫煙していたはず。
というわけで、ヘビースモーカーというほどのものではないですが、かといってライトスモーカーでもない。
ややヘビーよりの喫煙者、という位置づけだったのではなかろうかと。
禁煙年数は5年
はるるが禁煙したのは、2010年の4月。
つまり今から5年ちょっと前。
禁煙を開始してからの最初の数週間は、とても長く感じた、と記憶しています。
ですが5年経った現在では、もう禁煙を始めてから5年も経ったのか、という感じです。
1.5倍に値上げ!?
当時はまだ、タバコが1箱300~330円前後の時代でした。
ですが新聞やニュースなどで、10月から440円前後に値上げする!
なんて報道が始まった時期であったような記憶が。
300円のタバコが440円になるって、今考えるとすごい値上げですよね。
ほぼ1.5倍、それまでは9千円で3カートン買えていたのに、それが2カートンしか買えなくなるわけですから。
そのため、この2010年10月の値上げを機会に禁煙した、という方も多いはず。
ですが先ほど書いたとおり、はるるはその少し前の2010年4月から禁煙を開始しました。
以上が、はるるの禁煙に関する状況説明。
私が禁煙を決意したわけ
長い間タバコを吸ってきた喫煙者が、禁煙を決意する理由は人それぞれでしょう。
先ほど登場した方は、子供がもうすぐ生まれるので、という理由でしたね。
あるいは、タバコの値上げをきっかけに、というのもよく聞かれます。
では、はるるの場合はどうか、というと。
本気で家が欲しいと思ったから
これが、はるるが禁煙を決意した理由。
話は禁煙を開始する少し前に遡ります。
以前から庭付きの一戸建てが欲しいと思っていた、はるる。
当時はちょうど結婚から数年が経ち、そろそろ家を買おうか。
なんて、夫婦間で本格的に話し始めていたわけ。
そしてお互いの家に対する希望などを話し合っているうちに、夢が膨らんでいき、最終的には『よし!それじゃあ貯金が1,000万円貯まったら、家を買おう!』ということになったんです。
一番の理由は、申し訳ないと思ったこと
先の話し合い以前から貯金はしっかりとしていましたが、1,000万円という具体的な目標が定まってからは、より一層貯金を頑張るようになりました。
とくに元妻(現在は離婚してしまったので、元妻)は、食事の質を落とさずに特売品を買ってくるなどして、食費を削減するなど、とても頑張っていたと思います。
はるる達元夫婦は、月に1回財政会議を開催し、その月の家計状況を見直すようにしていました。
そのため元妻が頑張っていたことは、家計簿を見れば一目瞭然。
だから家計簿に書いてあるこの項目を見ると、素直に申し訳ないと思ったのです。
はるるタバコ代 \12,000
元妻ははるるのタバコ代については、何も言いませんでした。
むしろ推奨派でした。
それで仕事を頑張れるなら、好きなだけ吸えばいいのよ。
我慢する方が体に毒だよ、と。
そのため元妻は、はるるのタバコ代が貯蓄のペースを鈍らせていることが明白であっても、何も言いませんでした。
はるるはそれに対して、とても申し訳ない、と感じたんです。
2人で、そしてゆくゆくは、将来生まれてくる子供も一緒に住むための家を購入するための貯蓄のはず。
それなのに、はるるがそれにまったく協力していない気がしたんです。
だから素直に申し訳ないと。
じゃあどうすれば良いのか、禁煙しかない!
こう思い立った。
これが、はるるが禁煙を決意した理由。
そしてはるるは元妻に伝えたのです。
禁煙するね、と。
私が禁煙に成功したった1つの理由
さていよいよ本題。
5年間の禁煙に成功した、はるる。
今思う、その成功の秘訣は何だったのか。
それはズバリ、意志だと思います。
つまりタバコを止める!禁煙する!という強い意志。
もちろんその背景には、先ほど挙げた元妻に申し訳ない、という理由があったわけですが。
はるるは自分でこれをする!
と一度決めたことを曲げるのが、あまり好きではありません。
現在も続けている、筋トレや節約、自炊などもそう。
一度決めたことは、目的を達成するまでは、可能な限り続けるようにしています。
そのため禁煙すると強い意志を持って決めたことは、これを逆手に取った方法、と言えますね。
そしてはるるが禁煙に成功した理由は、これがすべてでしょう。
これ以外に何か、たとえば禁煙パッチだとか、禁煙外来に通う、といった対策をしたわけではありませんから。
そして禁煙を開始してからのしばらく、おそらくは多くの禁煙を志す方にとって、一番辛い時期にはるるが考えたこと。
それは自分で決めたことを曲げるのか、そんなのは格好良くない!ということでした。
そう考えると不思議と、禁煙をあきらめる理由を探していたはるるの心に、まだ頑張れる!
という思いが湧いてきていたんです。
そのためはるるが禁煙に成功した、たった1つの理由は、タバコを止める!禁煙する!
という強い意志で禁煙開始を決めたことだと考えています。
余談ですが
ちなみにまったくの余談ですが、この『自分でこれをする!と一度決めたからには、可能な限り頑張る・やりきる』という考え。
実はこれ、子供がいる現在では、はるるの子供への教育方針の1つ、だったりします。
自分でやりたいと言ったことを親は止めない。
その代わり、必ずやれるだけやってみる!
こう言ってくれるような子に育てたい、というね。
不言実行が一番格好良いと思いますけど、有言実行だって大変だし、立派なもの。
口先ばっかりで何もしない、そんな大人になって欲しくない、という思いを込めています。
その反面、自分への戒めでもあります。
とーちゃん、口先ばっかだ!
息子にこう言われないように、頑張らないといけませんね。
息子に格好良い親父だろ、そう胸を張れる父親でいたい・そうなりたい。
というのは、現在のはるるの行動指針です。
ちょっと、いや大分でしょうか…。
話がそれましたね。
禁煙して変わったこと
はるるは、禁煙したことで変わった、と感じていることがいくつかあります。
これについても何かの参考になれば、ということで、ご紹介しようかと。
タバコ代がかからなくなった
禁煙すると当然ですが、タバコ代が不要になります。
2015年4月現在では、はるるが以前吸っていた赤LARKは、420円に値上がりしています。
以前のはるるの例では、月に4カートン吸っていたわけです。
そのため今も吸い続けていれば、月額1万6,800円(= 420 × 10 × 4)のタバコ代が必要である、という計算になります。
さらにこれを年額にすると、20万1,600円(= 16,800 × 12)。
こう考えると結構な出費。
そしてさらに30年間吸い続けていたとすると、その額なんと604万8,000円(= 201,600 × 30)!
高級車が買えてしまうくらいの金額ですね…。
しかも他の先進国に比べると、日本のタバコ税は低いそう。
そのため今後もタバコの価格は上がることはあっても、下がることはなさそう。
つまりさっきの604万8,000円という数字は、タバコを安い銘柄に変えない限りは、さらに増えることは有れど、減ることは無いでしょう。
そして禁煙をすることで、このタバコ代を他のことに使えるようになりました。
それがはるるの場合、以前は住宅購入用の貯蓄であり、現在は購入した住宅のローンの返済費用にあてられています。
服や手が臭くなくなった!
タバコを吸っていると、その臭いが服や手についてしまう、というのは周知の事実。
しかもはるるの主観では、決していい匂いではありません。
そしておそらくは、ほとんどの方が嫌いな臭いでしょう。
これもまたタバコを止めれば、当然なくなります。
禁煙してからはっきりと実感したことですが、タバコを吸わない人にとって、タバコの臭いというのはかなり気になるものだと思います。
禁煙して5年経った現在では、飲食店が混雑して禁煙席に座れず、喫煙席で食事をして帰ってくると、服に付いたタバコの臭いが猛烈に気になるようになりました。
そのため帰宅後すぐにリセッシュをスプレーするか、洗濯かごにポイ!です。
以前は喫煙者であったはるるでさえ、この有様。
特にタバコを吸ったことのない方にとっては、タバコの臭いは相当に気になるものだろうということは、容易に推測できます。
そのため喫煙していた当時は、非喫煙者の方に臭いでかなりの不快感を与えていたはず、と反省しています。
いくら臭いに気をつけていても、タバコを吸った直後は猛烈にタバコ臭かったでしょうから。
タバコに関する不安感がなくなった
喫煙していた頃は、常にタバコの在庫を切らさないようにしておかなければ、という一種の強迫観念のようなものがありました。
また長時間吸えないのはキツイなぁだとか、出張先で吸えるところがあるのか、現地で困らないように事前に喫煙所の場所を調べておこう。
といった、非喫煙者であれば不要な心配や手間が発生していました。
そういったものは、禁煙することで一切なくなりました。
歯が汚れにくくなった!
タバコを吸っていた方なら分かると思いますが、タバコを吸っていると、歯の裏や間にヤニが付着し、茶色く汚れます。
ですが喫煙を止めれば、ヤニの付着が止まるので、歯が汚れにくくなります。
そのため禁煙開始後に一度歯医者さんで掃除をしてもらえば、その後はヤニで歯が汚い、ということは起こらなくなります。
口臭が減った!
これは明らかに自覚できました。
喫煙していたころは、タバコを吸っていない時でも、自分でも分かるほどに、息が焦げ臭いような独特の臭いがしていました。
これが禁煙してからは、一切しなくなりました。
また寝起きの口臭も少し改善されたと思います。
つまり禁煙は、口臭防止にはかなり効果大であった、ということ。
喉のいがらっぽさがなくなくなった!
喫煙していた当時は、のどに慢性的な違和感というか、いがらっぽさを感じていた、はるる。
ですが禁煙開始後半年ほどで、この慢性的ないがらっぽさを感じなくなり、『うっううん!』という咳払いをしなくなりました。
これは禁煙の効果として想像していなかっただけに、うれしい誤算でした。
疲れにくくなった!
喫煙していた当時は、少し駆け足(というか早歩き)をするだけで、すぐに息切れ状態に。
ところが禁煙してからは、息切れしにくくなり、軽い運動をしても疲れにくくなりました。
さらに今では筋トレや、ランニングまでしています。
以前のはるるだったら、開始早々に息切れでバテバテだったんじゃないかと。
休憩の仕方が分からなくなり、そして変わった
はるるの職場は、裁量労働制を採用しています。
そのためお昼休みはありますが、それ以外の休憩は、各自が自身のタイミングで好きに取れるような職場。
そのため多くの同僚が、集中して仕事を一区切りつくまで進めたら休憩する、という感じで働いています。
もちろんはるるもその一人。
そして以前は、休憩の際は喫煙室に行って、1~3本タバコを吸って帰ってきて、また頑張る、というような休憩をしていたわけ。
ところが禁煙してからは、喫煙室にタバコを吸いに行くことはなくなり、休憩の仕方が分からなくなってしまったんです。
何をバカな事を、なんて思われてしまうのかもしれませんが、嘘のようなホントの話。
今までの休憩 = タバコを吸いに行く、でしたから。
今でこそ、ネットで最新のPC事情を勉強したり、技術ブログを見たり、といった形で休憩する方法を身に付けました。
ですが禁煙開始直後は、この休憩の仕方には結構悩んだ記憶があります。
太った
これはよく聞く話かもしれませんね。
禁煙を開始して3カ月ほどで、7~8kgほど太りました。
元々が48kg前後とやせ型人間だったので、急激な激太りとも言えるレベルの太り方であったと思います。
そのため禁煙してしばらくは、顔が(太って)丸くなった、とよく言われました。
ご飯がおいしくなる、というけれど
よく禁煙すると、ご飯がおいしく感じられるようになり、食べ過ぎてしまって太る、と言いますよね。
ですがはるるの場合は、そうは感じませんでした。
ただ口寂しくて、飴を絶えず舐めていたり、小さいお菓子の間食が大幅に増えてしまった、という事実はあります。
そして太ってしまった原因はおそらくはこれだったんだろう、と自己分析しています。
ちなみにその後禁煙生活に慣れ、間食を減らすにしたがい、体重は元に戻っていきました。
会話の間が持たなくなった
会話中に突然、会話が止まってしまうことってありますよね。
あるいは、会話の際によく考えてから答えたい時の間も。
そんな時、タバコは間を持たせてくれる効果があり、助かっていた面があります。
ですが禁煙してからというもの、それには頼れくなったわけで。
この時ほど、はるるってコミュニケーション力がないなぁ、と感じたことは、後にも先にもありません。
普段関わらない人と話す機会が減った
重要事項は喫煙室で決まる、なんて言葉があります。
タバコを吸いながらだと、リラックスしているため話が弾みやすく、そこで重要事項が決まる、あるいは事前に根回しをする・されることが多い、という状況を示した言葉。
はるるは喫煙していた当時、そういった事を感じることは、ほとんどありませんでした。(もちろんまったくなかった、とは言いませんが…。)
ただ喫煙室では、時に普段関わることがないような方とも、話す機会に恵まれていたのも事実。
ですが禁煙したことで、そういった機会は確実に減ったと思います。
禁煙をして良かった!
さて、ここまでに書いたとおり、禁煙をすることで多くのことが変わった。
はるるはこう感じています。
そしてそれは、良くも悪くも、です。
ですが結果的には、禁煙をして良かったと思っています。
それはなぜか。
禁煙を開始して5年が経った今でも、タバコを吸いたいと思わないからです。
そして吸いたいと思わないタバコに、無駄なタバコ代を払わずに済んだわけですから。
だから禁煙を止めるつもりはありません。
また、今後も生きている間はずっと禁煙を続けていくつもりです。
禁煙生活は、まだまだ序盤!
禁煙を開始して5年というと、既にだいぶ長く禁煙を続けているように聞こえます。
ですが生きている間は禁煙を続けるとなると、まだまだ序盤。
そのため、はるるの禁煙生活はまだ始まったばかりなんです。