注意!スマホのパターンロックは簡単に解除できてしまう!?
2018/04/22
浮気がバレた
先日、はるるの友人から、LINEでこんな相談が。
妻に浮気(キャバクラに行っている)がバレてるっぽいんだけど、ロックしたAndroid携帯でしか、やり取りしていなくても、バレる可能性はある?
ふむふむ、なるほど。
どうも友人は、明言されたわけではないが、あなたが浮気しているのを知っていますからね、浮気しちゃだめだよ!
と釘を刺された状態みたい。
キャバクラに行くのが浮気なのかどうかは、個人のとらえ方によりますが、浮気と判断されるようなことは、避けた方が無難な気がします。
ちなみにこの友人、スマホはお風呂以外では肌身離さず持ち歩き、後ろから覗かれないようにも注意していた、とのこと。
女性は鋭い!
女性は男性に比べ、細かい変化に気付きやすい、と言われています。
だから友人の細かい変化に気付いて感付かれた、という可能性は十分あるでしょう。
ただこの友人曰く、感付かれた、というレベルではなく、スマホでのやり取りの一部を把握されている模様で、具体性を伴った釘の刺され方をした模様。
そのため冒頭の相談の真意は、スマホやPCに詳しい、はるるにこう聞きたかった、ということ。
スマホのロックって第三者が解除できるの?
結論から言うと、可能な場合もあり、さまざまな方法が考えられます。
たとえばスマホのロックを解除中に後ろから覗かれてしまい、ロック解除コードが知られてしまうだとか、パターンロックをかけていても、Googleアカウントのメールアドレスとパスワードが知られていた場合、パターンを5回間違えると、Googleアカウントの情報でロックの解除が可能になる、などなど。
後者のケースは、Googleアカウントのログイン情報が、他人に知られてしまっている時点で、大問題ではありますが…。
とにかく、スマホのロックを第三者が解除できる可能性は、ゼロではないのです。
パターンロックは指紋で推測可能!
さて、この件に関して、深夜に緊急対策会議という名目で、ファミレスに呼び出された、はるる。
さっそく彼のスマホを見せてもらうことに。
するとすぐに納得。
ありゃりゃ…。これはバレるよ…。
友人のスマホを見ると、まず目立つのが脂。
指のものなのか、顔の頬のモノなのかは不明ですが、かなり脂ギッシュ!
そのおかげで、ディスプレイがかなりギラついています。
しかもそのディスプレイは、画面保護フィルムのようなものは張られていない、グレア(艶有)液晶。
そのため、スマホを傾けて光の当たり具合を調節することで、指をどう動かしたのか、くっきりはっきりその跡がディスプレイに残って見えています。
そして、この友人のスマホはパターンロック。
もうお分かりですね。
友人のパターンロックの軌道が、判別可能なレベルでディスプレイに残っていたのです。
パターンロックの軌道は推測しやすい!
でもおかしいなぁ。
パターンロックを解除した後は、操作をいろいろ行うわけだから、パターンロックの軌道の痕は、それらによって上書きされていそうだけど。
こう思われる方もいらっしゃるでしょう。
たしかにそのとおり。
友人のスマホのケースでも、完全な軌道の痕は読み取れませんでした。
ですがパターンロックには特徴があります。
それは線が直線で繋がっていること、一度経由した点は使えないということ。
これらを加味すると、パターンロックの軌道の推測は、それほど難しくないのです。
実際、友人のスマホのケースでは、本人の目の前で解除に挑むこと、3回。
解除に成功しました。
この結果を目の当たりにした友人は、口をあんぐり開けて驚いていました。
つまりパターンロックは、結構簡単に第三者に解除されてしまうことがある、というわけ。
パターンロックのセキュリティ強度を上げるためには
パターンロックはパスワードに比べ、入力が簡単なため、スマホのロック方法として採用している方も多いはず。
そこで、パターンロックのセキュリティ強度を上げる方法をいくつかご紹介します。
経由するシンボルの数を増やす
パターンロックは最小4つの点(シンボル)を結ぶだけでOKです。
ですがセキュリティ強度を上げるためには、なるべく多くの点を結ぶ、複雑な軌道を設定しましょう。
ロック時に画面を拭いておく
パターンロックのセキュリティを危険にさらす最大の要因の1つは、指紋の跡。
そこでこれが読み取り辛くなるように、ロック時にはハンカチやハンドタオルで画面を拭いておくと良いでしょう。
こうすることで、画面をキレイに保つこともでき、一石二鳥。
ノングレア(艶無)タイプの液晶保護フィルムをディスプレイに貼る
最近のスマホは、ディスプレイを鮮やかに見せるため、そのほとんどがグレア(艶有)液晶。
そのため指紋が残りやすく、見えやすいのです。
しかしノングレア(艶無)タイプの液晶保護フィルムをディスプレイに貼ることで、画面保護効果とセキュリティ強度向上が見込め、これもまた一石二鳥でしょう。
その中でも特にプライバシーフィルターと呼ばれる正面からしかスマホのディスプレイが見えなくなるフィルムを使用すれば、のぞき見防止によるセキュリティ効果もあるため、おすすめです。
パターンロックの軌道を表示しない
パターンロックは指でシンボルをなぞっている最中に、初期設定では軌道が見えるようになっています。
これは背後から覗かれた時に、解読されやすいので、軌道が見えないように設定変更しておきましょう。
背後の気配に気をつける
どんなに複雑な軌道にしようと、後ろからのぞき見られてしまったら、元も子もありません。
後ろに人がいる時は、パターンロックの解除軌道を見られないように注意しましよう!
というわけで、パターンロックのセキュリティ強度を上げるためには以上のような対策が有効です。
ですがこの中で『ロック時に画面を拭いておく』は、毎回やるのは大変。
そこで現実的なのは、これ以外の組み合わせで対応することではないかと。
ロックなしは絶対やめて!キケン!
時々、スマホをロックなしで使っている方を見かけますが、これは絶対にやめた方が良いです。
スマホには、電話帳や電子メール、LINE、SKYPEによるチャットの履歴など、大量の個人情報が保存されています。
また、Twitter、Facebookアプリをインストールしているのであれば、これらへのアクセス情報も。
一度スマホを紛失してしまえば、ロックなしであった場合、これらの情報がすべて第三者に見られてしまう可能性があります。
閲覧されるだけでも大問題ですが、それらを悪用されてしまった日には、目も当てられません。
特にTwitter、Facebookアプリなどの、本来であれば認証が必要なアプリでも、Androidスマホの場合、一度認証してしまえばログアウトしない限り、ログインした状態のままとなります。
そのため、ロックなしのスマホを手に入れた人は、これらのアプリがログインされた状態であれば、本来の持ち主になりすまして、つぶやいたりすることが可能になってしまうのです。
さらに電話帳などから友人の電話番号やメールアドレスが流出してしまえば、その方たちに迷惑メールが届くようになるなど、自分以外にも被害を及ぼしてしまうことも。
このような理由から、スマホをロックなしで使うのは、非常に危険です。
それは本人だけではなく、友人に対しても、です。
また子どもがスマホをいじってしまい、通販サイトで決済をしてしまったり、課金してしまったなどの理由から、ある日突然、高額な料金を請求されてしまう。
といったケースも考えられます。
だからスマホには、パターンロックやパスワードロックの適用を強くおすすめします。
慣れるまではたしかに面倒ですが、一度慣れてしまえば、意外と気にならないものです。
後で困った、ロックをかけておけばよかった!
なんてことにならないように、ぜひロックをかけて自衛を。
あらぬ疑いをかけれらないように、ご注意を
尚、奥様や彼女さんがいる場合は、突然ロックをかけると、何かやましいことがあるんじゃないか、とあらぬ疑いをかけられてしまうかもしれません。
その際はぜひこのページを見せて、ロックなしの危険性とロックの必要性を訴えてください。
そうすれば、きっと納得してもらえるはずです…多分。