20年間デスクトップ派だった父がノート派に変わったPCの話
2018/04/22
本エントリーの目次
はるるの父は、1年ほど前まで筋金入りのデスクトップ派でした。
はるるのように自作してオーバークロックを楽しんで、というタイプの人ではありませんが、20年以上も仕事でPCを触り続けた人なだけに、同年代の中ではかなり詳しい方でしょう。
そして、こだわりもスゴかったんです。
パソコンはデスクトップじゃないとダメ!
ノートパソコンに恨みがあるの?
と思わず聞きたくなるほどのノートパソコン嫌い。
パソコンはデスクトップでないと!
という、いわゆる典型的なデスクトップ派の人でした。
今回はそんなはるるの父を、ノートPCでも十分じゃないか!
と言わせたノートPCのお話。
事の発端はWindows XPのサポート終了
今でも覚えている方もいらっしゃると思うのですが、今から約1年ほど前の2014年4月9日に、爆発的に普及していたOS、Windows XPの延長サポートが終了しました。
そしてその半年ほど前に、Windows XPを自宅で使い続けていた父に、はるるが買い替えした方が良いよ、という連絡をしたのが事の始まり。
適当にまた作ってくれ、予算は6万でOffice込みな!
父はWindows XPを使い続けることのセキュリティリスクについて、既に知っていた様子。
そのため、ちょうど買い替えをはるるに打診しようとしていたらしく、すぐに話がまとまったわけ。
父がその時に使っていたPCは、だいぶ前にはるるが組んだ自作機。
だから、今回もはるるにPCの調達を依頼する予定だった、ということみたい。
そして、新しいPCに対する要望をまとめるとこんな感じに。
- 予算は6万円以内(可能なら5.5万円)
- OSはWindows 8.1
- OfficeはMicrosoft Office 2013 Personal
- ネットがサクサク見れる
- 動画がサクサク見れる
- デスクトップ型
尚、全体的に部品が古く、USB3.0のポートがないケースだったので、一切流用はできない状況でした。(できなくはないですが、おすすめできない感じ。)
これ、自作する方が見れば、結構キツイ条件だというのが分かるはず。
だってOSとOfficeだけで、3.5~4万円ぐらいしますから…。
残りの金額で組めるハードウェアだと、スペックが…。
本当はアップデート版を使えれば、OSとOfficeはもう少し安くなります。
ですが父に預けておいたOSやドライバー関係のCDは、なんと母が掃除の際に捨ててしまったらしく、既に手元にはなく…。
そのため、アップデート版に比べ高価なパッケージ版を買わなければならなかったわけ。
自作では無理!
そんなこんなで、いろいろ構成を考えてみたんです。
しかしどうにも6万円で、パッケージのOSとOffice込みでサクサク動くようなPCを用意するのは難しい、と判断したはるる。
別の方法を模索することに。
そしていろいろと調べた結果、これならいけそうだ!
と思えた案がこちら!
ノート型でOEM版のOfficeが付いている商品なら、なんとかなる!
少しネットで調べてみていただければ分かると思うのですが、OEM版のOfficeが同梱されているノート型のPCであれば、6万円を切るタイプの商品が結構あるのです!
そのためには、父にノート型PCを使うことを納得してもらわなければなりません。
そこで事情を説明し、なぜデスクトップ型でないとダメなのかを、はるる父に聞いてみると…。
– 補足 –
2015年5月末現在にはるるが調べた感じでは、6.5万円前後であれば、条件をクリアできるデスクトップ型のPCも販売されています。
ですが当時探した限りでは、7万円を切るものはなかったので、全体的な相場が多少値下がりしているのかもしれません。
別にデスクトップでなくても、OKじゃない?
というわけで、父に事情を説明してみると、以下のような理由からデスクトップじゃないとダメ!とのこと。
- 画面が小さい。
- キーボードが小さい。
- ノートPCだと動きが重い。
これを聞いたはるる、父に一言。
理由がそれだけなら、別にデスクトップでなくても、OKじゃない?
父、ぽかーん。
だって画面が小さいなら外部モニターを繋げばいいし、キーボードもUSBで外付けしたフルキーボードを使えばOK!
ノートPCだと性能が悪い、というのは昔はそうだったけど、今は普通にネットや動画閲覧、Excel、Wordぐらいだと差を感じないと思うよ。
さらにこう伝えると、父はボソッと一言。
えっそうなの?
うん、たとえば今のデスクトップのモニターとキーボードをノートPCに使えば、操作感は変わらないと思うけど、どう?
ほう~、そうなのか!それならそれでいいや!
というわけで、あっさりと了承してもらえました。
今なら、これがおすすめ!
そこで父のために購入したのが、こちらの機種の1世代前の機種。
実際に購入した機種は、既に販売が終了していました。
ただこのT90CHI-64GSと比べ、全体的な仕様はほとんど変わりません。(CPUなどの性能が上がったなどの違い程度。)
安いのに、かなり使い勝手がいい!
このT90CHI-64GS、2015年5月末現在では税込5万3000円前後で販売されています。
5.5万円を切る非常に安価な機種であるにもかかわらず、Office Home & Business 2013が付属します。
さらに画面部分が分離し、タブレットとしても使用可能です。
そのため普段はノートPCとして、そして外出先ではタブレットPCとして使うなど、使用シーンに応じて使い方を切り替えられるので、かなり使い勝手が良いと思います。
今時は普通の使い方であればノートPCで十分!
はるる父は現在、以前から使っていた23インチのワイドモニターとUSBキーボードを繋げて使っていますが、とても快適で不満はないとのこと。
さらに今時は、普通の使い方であればノートPCで十分だ!とまで。
一年ちょっと前までは、ノートパソコンなんてダメダメ、と言っていた人のセリフとは思えませんが、それほどまでに快適ということでしょう。
無線LAN環境がない場合は、有線LANアダプタが必要です!
このシリーズには、有線LANを接続するポートがありません。
そのため無線LAN環境が無い場合は、別途、こういった有線LANアダプタを使用する必要があります。
または無線LAN環境を構築してしまう、というのも一つの手でしょう。
ASUS TransBookはネットや動画閲覧とOfficeを少々、という方にはぴったり!
先にご紹介した、T90CHI-64GSをはじめとしたASUS TransBookは、ネットや動画閲覧とOfficeを少々、という使い方にはピッタリのノートPC兼タブレットPC。
また以前の父のようにデスクトップでないとダメ、という方でも外部モニターとUSBキーボードを接続すれば、デスクトップ型PCのように使用可能です。
こういった使い方をされる方は、ぜひ買い替えの際の候補の1つに入れて検討してみてください!
– 補足 –
ASUS TransBookシリーズには、一部高性能モデルでは10万円を超えるものも。
そのためハイスペックモデルをお探しの方にも対応可能です!