クローゼットや押し入れの湿気取りの必要性と効果的な置き場所
2018/05/25
本エントリーの目次
湿気取りの交換をしていると、ふと気になりました!
そろそろ各地で梅雨入りが始まる時期ですね。
はるるは先週の日曜日に、本格的に梅雨入りする前に行っておこうと、家中のクローゼットや押し入れ、タンスに設置している、自作の湿気取りのチェックと交換作業を実施しました。
その時ふと、こう思ったんです。
そういえば、湿気取りってどこに置けば、より効果的なんだろうか。
というか、なぜ必要なの…?
そこで今回は、この湿気取りの必要性と効果的な置き場所を調べてみました。
湿気取りはなぜ必要なの?
湿気取りは、ドラッグストアで3個入り1パック198円程度で販売されているものを、わざわざ買って設置している方が多いと思います。
だからもし必要がないのであれば、買わなくて済むわけです。
そこでまずは、湿気取りがなぜ必要なのかを調べてみることに。
クローゼットや押し入れ、タンス内部が結露してしまうから
冬の朝に窓ガラスを見ると、水滴がビッシリ付いている、という状況は、ほとんどの方が見たことがあると思います。
いわゆる結露ですね。
湿度が高い状況下では、この結露がクローゼットや押し入れ、タンス内部にも発生します。
これをそのまま放っておけば、衣服が濡れてしまいます。
また結露が発生した箇所には、雑菌が繁殖しやすいため、異臭が発生することも。
さらにひどい状況になれば、クローゼットや押し入れ、タンスに使用されている木材が腐り、グニャグニャになってしまい、穴が開いてしまうこともあるそう。
虫がわく
虫は湿気が大好き。
そして乾燥が苦手。
だから湿気がこもった場所には、は虫がわきやすいのです。
しかもどこかからか、やってきた虫さんは、大切な衣服(主にウール、絹)をパクパクと食べてしまうため、穴だらけに。
これを防ぐには、防虫剤を利用しておくと良いですね。
防虫剤については別途、衣類を虫食いから守ろう! 防虫剤の効果を最大化する7つの方法にて詳しく書いているので、興味がある方はぜひ併せてご覧ください。
カビが発生する
クローゼットや押し入れ、タンスの湿度が高い状況が続くと、カビが発生することも。
そしてさらにそれが繁殖すると、衣服にまでカビが発生してしまうこともあるのです。
白カビであれば、かたい毛足のブラシでこするか、中性洗剤でたたき洗いをすれば取れます。
ですが黒カビになってしまうと、漂白剤を衣類に付けないと取れなくなるそう。
そのため色柄物であれば、色落ちしてしまう可能性もあり、その服はもう着れなくなってしまいます。
またクローゼット内部の場合、浴室と違って塗装が落ちてしまう可能性もあるため、カビキラーをシュシュっとかければOK!
というわけにもいかず、カビが一度発生してしまうと除去も大変。
この場合は、逆性石鹸を100倍程度に薄めて雑巾にしみ込ませて拭き取る方法が、塗装への影響が小さいそう。
家の強度が低下する
これは初めて知ったので、本当にビックリ!
クローゼットや押し入れの結露を放っておくと、家の強度が低下することもあるそう。
しかもひどい結露を放っておくと、家の強度を保つための構造用合板にまで水分が到達し、それが腐ってしまえば、家の強度が大幅に低下するとのこと。
恐ろしい…。
つまり、湿気取りはとっても大切!
というわけで、湿気取りがなぜ必要なのかを調べてみたところ、湿気取りを置かない = 湿度が高い状態で放置することは、デメリットばかり。
だから湿気取りを置いて、クローゼットや押入れ内の湿気を取り除いてあげることは、とっても大切!ということ。
そこで次は、湿気取りをどこに置けば良いのか、その効果的な設置場所についてご説明します!
湿気取りの効果的な置き場所は、ズバリここ!
湿気取りの正しい置き場所を考える時は、以下の2点について注意すると良いそう。
なるべく下の方に設置する!
湿気、つまり水分は空気よりも重いのです。
そのため湿気取りを置くのに最適な位置は、クローゼットであれば床。
押し入れであれば各段のすぐ上、または最下段の板の上。
タンス用であれば、引き出しの板の上(衣服の下)ということになります。
これは防虫剤とは逆の位置なので、あわせて覚えておくといいですね!(防虫剤についての詳細は、衣類を虫食いから守ろう! 防虫剤の効果を最大化する7つの方法。)
湿気吸い込み口をふさがない!
湿気取りには、必ず湿気を吸い込む場所があります。
この部分に物を置いたり、服をのせるなどして、ふさいでしまうと、吸湿効果が大幅に低下します。
そのため湿気取りを置く場所を決める際は、吸湿効果が妨げられない位置を選ぶように注意しましょう!
重曹も除湿効果大!
はるるが家中の油汚れの掃除に愛用している、激安お掃除グッズである、重曹。
実はこれ、湿気を吸い込む特性があり、除湿効果がとても高いのです。
しかも安い!
そのため掃除用に重曹をお使いの方は、わざわざ市販の湿気取りを買わずとも、重曹で十分です!
重曹を使った湿気取りの作り方、交換の目安
重曹は除湿効果が高いので、そのまま適当に置いておくだけで、勝手に湿気を吸い込んでくれます。
ですがそれではこぼしてしまったりと、扱いが面倒。
そこではるるの場合は、100円ショップで購入した小さめの茶碗に、重曹を大さじ3~5杯程入れ、キッチンペーパーをかぶせて輪ゴムでとめて使用しています。
後は市販の湿気取りと同様に、クローゼット下部に置いておくだけ。
交換時期は湿気の量によって異なるので、一概には言えませんが、吸湿すると重曹がボソボソと固まってくるので、それを交換の目安とすると良いでしょう。
重曹を使った湿気取りは捨てちゃダメ!まだ使えます!
さて湿気を吸い、ボソボソに固まった重曹は、もう使えないから捨てよう。
とすぐに捨ててしまうのはもったいないです!
それを水に溶かして重曹スプレーにすれば、強力油汚れクリーナーに早変わり!
あるいはシンクにまいて、歯ブラシでゴシゴシこすれば、シンクの油汚れがピカピカになります!
湿気を吸ったとしても、重曹のお掃除クリーナーとしての性能が落ちるわけではありません!
その他、クローゼットや押し入れ、タンスにこもる湿気に効果があるあれこれ
市販の湿気取りや重曹以外にも、クローゼットや押し入れ、タンスにこもる湿気に効果があるのが、以下の対策。
新聞紙を丸めて入れておく!
新聞紙には吸湿効果があるので、しわくちゃに丸めて、クローゼットや押し入れ内に入れておくだけで、湿気を取り除く効果があります。
新聞紙は読み終わった後は捨てるだけなので、湿気取りとして有効活用してから、捨てた方がお得。
難点はゴミに出す際に、丸めた新聞紙がかさばる、ということでしょうか。
脱いだ服をすぐにクローゼットに入れない!
はるるは服を脱ぎ散らかしておくのが嫌いなので、帰宅した直後に、その日に洗わないジャケットなどを、クローゼットのハンガーにかけていました。
ですがこれ、NG習慣だそう。
というのも、脱いだ直後の衣服には、湿気や汗などの水分がふんだんに含まれており、すぐに閉まってしまうと、クローゼット内の湿度が上がってしまう。
そのため衣服は少し干しておき、しっかりと乾かしてから、クローゼットにしまうのが望ましいとのこと。
衣服を詰め過ぎない!
衣服をギュウギュウに詰め過ぎると、空気の流れが妨げられ、湿気がこもりがちに。
衣服はある程度の隙間を開けて、ハンガーにかけておくなどして、湿気がこもらないようにすると良いでしょう。
時々空気の入れ替えを行う!
衣替えの時にしか開けない、クローゼットや押し入れはありませんか?
それらについては湿気対策の観点から、定期的に開け閉めを行い、中の空気を入れ替えましょう。
この時、湿気取りが交換時期でないかの確認もあわせて行うと、交換時期を見逃さずにすみます。
ただあまり頻繁に開け閉めをしていると、防虫剤の効果が弱くなるので、2~4週間に1回程度の開け閉めが望ましいとのこと。
カビが生えてからでは大変なので、湿気対策を!
一度、クローゼットや押し入れ、タンスにカビが発生してしまうと、その対処は本当に大変。
そのため湿気がこもらないような対策を、日々心がけておきたいものですね!