すぐにできないと言わない!仕事をする上で心がけていること
2018/04/22
先日、今年入社した新人くんと食事をする機会があったんですが、その時にこんなことを聞かれました。
仕事論を聞きたいです!
はるるはこれまで、仕事に対してはこういう姿勢で臨むべきだ!
といった、いわゆる仕事論のようなモノを、自分の中にしっかりと持っていないつもりでした。
ただ強いて挙げるなら、ということでこんな感じで答えたわけ。
あまりそういうのはないかなぁ。
ただ、もっと効率の良い方法はないかとか、もっとコスト(機材調達費や作業量など)がかからない方法はないか、といったことは、常に考えるようにしているかな。
これを聞いた新人くんは、ふむふむなるほど、と納得してくれた様子でした。
よくよく考えてみると
そしてその日の帰宅後、お風呂に浸かりながらボーっとしていると、ふと新人くんの聞いてきた仕事論という言葉が気になったんです。
はるるの仕事論とは、何なんだろうか、と。
そこでよくよく考えてみると、結構たくさんあったんです。
はるるの仕事論が。
ただ仕事論と言うよりは、仕事をする上で心がけていることなので、はたしてそれが仕事論と言えるほどのものなのかどうかは分かりませんが…。
というわけでこれから不定期に、はるるが仕事をする上で心がけていることについて、書いてみようかと思います。
今回は、すぐにできないと言わない!と題してお送りします。
すぐにできないと言わない!
はるるはIT関連企業に勤務しているサラリーマン。
そのためお客様から、こんなことで困っているんだけど、コンピューターやwebの力でなんとか解決できないか、と言った相談を受けるわけ。
この時、実現が困難と思われる内容でも、それはできませんね、とすぐには言わないようにしています。
すぐにできないと言わないわけ
これにはいくつかの理由があります。
この人(or 会社)、何ができるの?と思われてしまう
実現が困難だ!と感じられるようなお客様からの要望に対して、すぐにそれはできません。
と言ってばかりいては、お客様にこの人(or 会社)は何でもかんでもダメばっかり。
あれもダメ、これもダメ。
う~ん、この人(or 会社)、何ならできるの?
という印象を与えてしまいかねません。
こうなってしまっては、仕事をいただけない可能性が出てきます。
お仕事をいただくには、この人は信用できる!頼れる人だ!と思ってもらうことが重要です。
噛み砕いてみれば、実現可能かもしれない
お客様からの要望は、当初は漠然としたイメージであることが多いです。
そのイメージを真に受けてしまうと、う~ん、そりゃできないなぁ…。
となってしまいそうなことでも、しっかりとその要望の背景を聞いてみることで、実は真の要望は、当初のイメージとは違いとてもシンプルだった、なんてこともよくある話。
だからお客様の要望が発生した背景を知り、要望を噛み砕く(しっかりと理解する)ことで、なーんだ!そんなシンプルなことだったのね!
となるかもしれないわけ。
時間をおけば、実現方法を思いつくことも
勉強をしていると、机の前ではどうしても理解できないことがあった。
ところが気分転換に、お風呂に入ってリラックスしていると、あっ!そういうことだったのか!
と急に理解できた、なんて経験をお持ちの方も多いはず。
これと同様のことは、仕事で難題にぶつかった際にも起こり得ます。
商談の場では、自分ではそのつもりがなくても、緊張していることが多いです。
だからその場では良い方法を思いつけなくても、しばらく時間をおく、あるいはリラックスした状況で考えてみる、といったことで、良い実現方法を思いつくこともあるのです。
自分には思いつかない実現方法が見つかるかも
商談のその場では、時間も人も限られているので、良い方法が見つからないこともあります。
ですがその場で結論をすぐに出さず、会社に持ち帰って同僚や上司に相談することで、良い実現方法が見つかるかもしれません。
これはよくある話でしょう。
検討してみます!からの代替案!
というわけで、以上のような理由から、はるるは実現が難しいと感じる内容でも、それはできません!
とすぐには言わないようにしています。
では、どうしているのか、というと。
検討してみます!
とりあえず、こう言います。
なるほど、お話を聞いた限りでは、(技術的に or 費用との折り合いを考えると)実現が難しく感じます。
ですが何とか実現可能な方法がないか、代替案を含め、入念に検討させていただきますので、もう少しお時間をいただけますでしょうか。
まず最初に、実現は難しいことを素直に伝えます。
これは検討してみた結果、どうにも実現できないことだってあり得るため、事前に実現が難しいと伝えておいた方が良いと思うのです。
そしてすぐには断らず、社に持ち帰らせてもらい、入念に検討した結果やっぱりダメでした。
これであれば、相手はそうか、しっかり考えてもダメだったのか、と納得してくれるはず。
ただ、やっぱりダメでした。
という結果報告だけでは、何の解決にもなりません。
そこで。
代替案を考えて提示する!
お客様の要望を検討した結果、技術的に、あるいは費用との折り合いから、実現が難しいことが分かった場合、代替案を検討します。
これは多ければ多いほど良いでしょう。
お客様からの要望を実現する方法を、さまざまに検討してみましたが、やはり実現は困難です。
ただ代替案として、これらの方法であれば、実現可能と考えております。
そのため、これらの方法のどれかを採用してはいかがでしょうか。
ということであれば、お客さまからの理解も得やすいと思います。
そして、ふむふむなるほど、この代替案なら問題ない!
となるかもしれないのです。
デタラメな要望の場合は、すぐにできないと言ってしまう!
はるるの基本的なスタンスとしては、ここまでに書いたとおり、すぐにできないとは言わない!
なんですが、例外があります。
それはデタラメな要望の場合。
ごく希にですが、トンチンカンというか、荒唐無稽というか…。
失礼ですが、ホントに真面目に考えました?
みたいな要望を受けることがあります。
この時は、その場ではっきりとダメです。
と言います。
その方がお互いにとって、良いと思うからです。
といってもそんな要望を言われることは、滅多にないですけどね。
仕事論という意識はないけれど
仕事論という意識はありませんでしたが、いざ考えてみると、はるるが仕事をする上で心がけていることは、意外とたくさんありました。
何かの参考になれば、ということで、今後も少しずつ書いていこうかと思います。
それでは今回はこの辺で。