他人を変えようと思ってはいけない
2015/10/05
本エントリーの目次
離婚原因の1位は性格の不一致
最近の統計によると、離婚原因の1位は性格の不一致だそう。
その他の理由が原因であるにも関わらず、離婚を体裁よく見せるために周囲にはそう言っているご夫婦もあるでしょうから、これが真実かどうかはさておき。
今回は、この性格の不一致について考えてみたいと思います。
結婚相手の性格が自分と合わないのは当然のことである
思い出してみてください。
あなたが結婚相手と出会ったのはどこでしょうか。
職場でしょうか?
それとも大学、いやいや高校だよ、友達の紹介で…等々、ご夫婦によって千差万別でしょう。
はるるも学校で知り合った先輩が元妻でした。
そして、小さいころからの幼馴染でいつも一緒にいた、そんな相手でない限り、あなたと結婚相手の育ってきた環境は違うはず。
同じ環境で育ってきても、性格は同じようなものにはなりません。
まして異なる環境で育ってきた結婚相手であれば、性格は違って当然、そう言えるでしょう。
いやいやわたしの妻は、夫は、わたしと性格がそっくりだ!
そういう方もいらっしゃるかもしれませんが、そういうご夫婦は非常に希だと思います。
つまり結婚相手の性格が自分と合わないのは、当然のことなのです。
この人と結婚し、この先ずっと一緒に過ごしたい
結婚した誰もがこう思って結婚してきたはずです。
それが長い結婚生活の中で徐々に変化し、相手の嫌なところ(それが性格であったり、行動であったりするわけですが…)が目に付き始め、終いにはもう嫌だ、離婚だ、となるわけです。
こういった状況を打開するための方法は、多くはない
こういった状況を打開するための方法は、自分が我慢する(自分の考えを改善するとも言えます)か、相手に注意して改善を要求する、大きく言えばこの二つだけでしょう。
ですが残念ながら、どちらも簡単ではありません。
あなたも結婚相手も周囲に認められて結婚しているわけですから、一人の人間として他人から認められる個の存在を確立しています。
つまりそこには長年の経験から培ってきた自分自身の性格(精神特性)、行動特性があるわけです。
うがった見方をすれば、それにとらわれている存在とも言えましょう。
子どもと違い、大人は自身の経験で得た自分自身を変えることに抵抗を感じます。
それはなぜでしょうか。
簡単にそれを受け入れてしまうことは、自身の経験を否定することに非常に近いことだからです。
よく環境適応力の高い人だ、柔軟に人の良い所を吸収する人だ、なんて言われる人がいます。
逆説的に言えば、こういうことで話題になるということは巷では環境適応力の低い人、つまり自分を変えることに抵抗を感じる人が多いということです。
つまり他人を変えるのは難しいし、仮にできたとしても、それは今までの自分を捨てさせるという意味であり、相手にストレスを与えるということに他ならないのです。
だからこそ、自分を変えてみる
相手を変えるということは、程度の代償はあれど、相手のストレスとなることには違いありません。
そうであるならば、まずは自分を変えてみてはどうでしょうか。
もちろん自分自身の中に、ストレスを発生することにはなるでしょう。
でも、それも考え方一つ。
こういう風に自分が変われば、自分はもっと良くなるはず!
そう考えると、変わることもきっと嫌ではないはず。
もちろん毎回自分が我慢、これでは疲れてしまいますからバランスも大切でしょう。
夫婦なのですから、そこは互いを思いやり、話し合うことで、きっと妥協点を見つけられるはずです。
相手のここが嫌だ、だから変えてもらおう!
こう考える前に、自分を変えたら、あれ、嫌じゃないかも!
そんな可能性はないか、と考えてみると良いのではないでしょうか。