住宅購入時に別売でも、網戸はネットで買って自分で取付可能!でも事前によく考えて!
2019/04/20
本エントリーの目次
先月から住宅購入を本格的に考え始め、不動産屋さん巡りをしている友人から、メールでこんな相談が。
気になる物件があるんだけど、網戸とカーテンレールが別売らしい
これ、どう思う?
追加料金を払えば、販売元の業者に付けてもらうことは可能らしいのよ。
でもこういうのって、元から一緒に付いている方がやっぱり安心な気もするしさ。
後付すると、建物の内装や外観と統一感がとれなくなりそうな気もするし…。
ふむふむ、なるほど。
家は人生で一番大きい買い物の一つですから、そりゃあ慎重にもなります。
というわけで今回のテーマは、新築購入時の網戸やカーテンレールについて。
網戸がオプション!? そんな家、あるの?
はい、あります。
はるるが一戸建てを購入した際の営業マンの話によると、注文住宅では少ない(というか、注文の際の打ち合わせで話題にあがり、たいていの場合つけるためだ)そうですが、建売の一戸建てでは、網戸やカーテンレールがオプション扱いという物件は少なくない、とのこと。
これにはさまざまな理由があるんでしょうけれど、ぱっと想像できるのは以下のような理由でしょうか。
コスト削減
これが理由としては、一番大きそうな気がします。
万人にとって必要なものではない
網戸は換気のために使用するもの。
ですが24時間換気の導入が義務付けられている現在では、窓を開けなくても、最低限の換気は行われます。(石油ストーブなんかを使った場合は、別。)
だから窓を開けての換気は必要ないのだ!
というわけではないと思いますが、温度調整をエアコンに任せれば、一年中窓を閉めっきりで生活することも不可能じゃありません。
全居室のすべての窓に必要なものではない
家中のすべての窓に網戸が必要ではない、というケースも考えられます。
実際はるるの家にも、家具の配置の関係で、一つ開かずの窓があります。
この部屋に網戸は必要なかったなぁ、と網戸を設置してから思いました。
好みがある
網戸はネットと枠の色ぐらいしか、選べないと思いますが、カーテンレールはデザインが多種多様です。
またレールによって、使用できるカーテンの種類が変わるので、結構重要なもの。
だからあらかじめ無難な万人受けするデザインの網戸やカーテンレールを付けておくのではなく、自分で好きなモノを取り付けてください、という考えですね。
ちなみにはるるは、可能な限り窓を開けての換気が必要だ!
と考えているので、網戸は全部屋に必要派です。
またカーテンレールは、レースのカーテン + 遮光カーテンが付けられるダブルレール派。
理由?真っ暗な部屋で寝たいからですよ。
明るい部屋では寝られないんです。
常夜灯(シーリングライトに付属する、オレンジ色の小さい電灯)が点いていないと寝られない、という方もいらっしゃいますが、その真逆。
真っ暗な部屋じゃないと、なかなか寝付けないのです。
少し話がそれましたね…。
懐かしく思いました
さて、先の友人の話を聞いて、真っ先にはるるが思ったこと。
それがこちら。
懐かしいなぁ。
なぜこう思ったのかというと、はるるが数年前に購入し、現在も住んでいる建売の一戸建ても、網戸やカーテンレールが建物価格には含まれず、オプションだったため。
つまり友人の検討している物件と同じく、網戸とカーテンレールが別売だったわけ。
だからはるるが家を購入する際にも、この網戸とカーテンレールをどうしようか、と悩んだ経験があるのです。
そして最終的にどうしたのか、というと。
網戸もカーテンレールも自分で取り付けを行いました!
だってその方が圧倒的に安いんですもの。
オプション工事のお値段を確認したところ、家中の窓全部に網戸を付けてもらったら、+14万円というお見積り。
さらにカーテンレールは+12万円。
合計26万円!?こりゃ高い!
ということで、自分で取り付けをすることにしたんです。
幸い、はるるはバイクや車のメンテナンス、DIYが得意な上に、工具もたくさん持っています。
だから網戸やカーテンレールを買ってくれば、自分で取り付けできるだろう、という思いつき。
そこで当時はいろいろ調べて、網戸はネット通販、カーテンレールはニトリさんで買うことに。
網戸はネット通販で!
網戸はある程度規格が決まっているので、よほど特殊なサイズ・形式でない限り、既成品の規格の網戸でOKのはず。
もちろんホームセンターでも売っているんですが、より安かった、こちらのネット通販サイト(網戸.net)で購入しました。
ネット通販での購入だと、ちゃんと自宅の窓のサッシと適合するのか、窓枠のサイズの測り方が分からない、といった心配は当然。
ですが先の網戸.netさんの場合、こちらのページでどう測れば良いのか、分かりやすく解説されているので、それにしたがって計測すればOK!
あとはお見積りページで、計測した数字などの必要事項を記入して正式見積もり、その後に注文を行います。
そして網戸が自宅に届いたら、こちらのページを参考に取り付けを行います。
必要な道具は+(プラス)ドライバー1本で、特殊な工具は不要です。
カーテンレールはニトリさんで購入!
カーテンレールについては、近所にあるニトリさんで格安のダブルレールのカーテンレールが販売されていたので、それを購入。
完全に同じものではありませんが、下記製品に似たカーテンレールを購入しました。
角型伸縮カーテンレール ダブル ダークブラウン 1.1~2.0m
カーテンレールの取り付けは網戸と違い、ちょっと面倒な上に、しっかりとした道具がないと大変。
具体的にはインパクトや水準器が必要です。
さらに可能であれば、脚立も欲しいです。
多少取り付けが曲がっても良いということであれば、水準器は不要ですし、椅子で代用する(誰かにしっかりと支えてもらって)ということであれば、脚立は不要です。
ですが、あるに越したことはありません。
ただインパクトだけは欲しいです。
カーテンレールは通常、窓枠の50~100mm前後上方までに設置されている、ネジが効く下地材と呼ばれる材に、ネジで取り付けを行います。
インパクトがあれば、コレにズバババ!と打ち込むだけなので簡単ですが、これがないと、相当に重労働でしょう。(実際にやったことがないので分かりませんが、どれくらい大変かは想像がつきます…。)
はるるの場合は、全部持っていたので、それでズバババ!とやって完了。
さて、そんなこんなで自分で取り付けをした結果、総額11万円前後で網戸とカーテンレールの設置ができました。
当初の見積りが26万円だったわけですから、15万円も安くできたのは本当にお得!
そのため、この友人にも自分で取り付けした方が安いよー!
と言ったのかというと、そうは言いませんでした。
業者さんに頼んだ方が、多分楽な気がします!
これははるるが実際に、網戸とカーテンレールの取り付けを自分でやった経験を踏まえての意見です。
DIYが得意で、かつ道具がそろっている、という方は別です。
しかしそうでなければ、業者さんにお願いをして、入居前にオプション工事をしてもらい、網戸とカーテンレールの取り付けをやってもらった方が多分楽でしょう。
網戸の取り付けは地味に時間がかかる
網戸の取り付けは、先のサイトの解説を見れば分かるとおり、さほど難しい作業ではありません。
ただ家中の網戸となると、数が多いのでかなり大変です。
またスムーズに網戸が動くようにするための調整に、地味に時間がかかります。
だから簡単なように見えて、結構時間がかかる作業なんですよ、これ。(はるるが慣れていない作業だったからなのかもしれませんけれど…。)
しかも2Fのベランダのない窓は、内側から身を乗り出して、設置するので結構大変。
業者さんが設置する時と違い、足場がありませんから。
もし取り付けの際に手を滑らせて網戸を落としてしまったら、せっかく買った網戸は壊れてしまうし、下に人がいたら大事故になってしまうかもしれません。
ただ時間さえかければ、失敗はほとんど考えられないのが、カーテンレールの取り付けに比べると、まだマシな点。
カーテンレールの取り付けは、道具が必要な上にミスできない!
カーテンレールの取り付けには、先ほどご紹介したような道具が必要です。
取り付けに必須と思えるインパクトは安いものでも、1~1.5万円くらいはします。
より安価な5,000円前後のドリルドライバー(ドライバードリル)でも、取り付けはできますが、トルク(締め付け力)が足りず、下穴を開けないとダメな場合もあり、効率が悪いです。
さらにしっかりと水平に取り付けたいなら、水準器が必要です。
これは安い物であれば1,000円ほどで、購入可能です。
将来的に他の用途にも使う予定があれば良いのですが、こういった道具を、カーテンレールの取り付けだけのために買うのは、もったいないです。
これもおすすめしない理由なんですが、一番の理由は後述するミスできない、という点。
カーテンレールの取り付けミスは、傷となって残る!
カーテンレールは、窓枠上部の下地材にネジを打ち込む、というのは先ほど書きましたよね。
この時、当然といえば当然ですが、壁紙に穴が開きます。
だからもし誤って下地材にネジを打ち損じてしまうと、他の場所に打ち込み直す必要があるのです。
うまく取付用の部材の位置を調整して、穴を隠せれば良いのですが…。
それがうまくいかなかった場合、そのミスった跡は、壁紙の傷となって、壁紙を張り替えるまでは見えてしまいます。
これはカーテンをつければ見えにくくなることが多いので、気にするほどのことではないのかもしれません。
ですが、せっかく買った新居の壁紙に傷をつけた!
と家族に怒られる可能性は十分にあります。
そのためカーテンレール取り付けの用のネジを打ち込む際は、打ち損じないように注意が必要です。
というわけでDIYが苦手、やったことがない!という方には、やや難易度が高い作業かもしれません。
尚、下地探しが不安、ということであれば、こちらの製品を壁にブスっと刺せば、すぐに下地があるかどうか分かります。
抜き差しの際に手応えがあれば、そこに下地や柱が通っています。
網戸とカーテンレールを自分で取り付けするのは、万人にはおすすめできません!
以上のような理由から、はるるは網戸とカーテンレールを自分で取り付けするのを、無条件におすすめはしません。
もちろん、DIYが得意だ!道具がそろっている!
ということであれば、自分でやった方が安いよー!
と素直におすすめできるのですが、そういう方ばかりではありません。
そのため、万人におすすめできるわけではないのです。
だから自分で取り付けできるか心配だ!
ということであれば、業者さんにお願いして取り付けしてもらうことをおすすめします。