浴室乾燥機で洗濯物を早く乾かすコツは?電気代はいくら?
2018/04/22
本エントリーの目次
部屋干しの洗濯物の乾燥が間に合わない!?
そろそろ台風がたくさん来る時期になりますね。
そして台風が来ると困ることの1つが、部屋干しの洗濯物の乾燥が間に合わず、どんどん洗濯物がたまってしまうこと。
一人暮らしの方であれば、洗濯物の量は少なくて済みます。
ですが家族が多いご家庭の場合は、家の各所が部屋干ししている洗濯物だらけ。
なんてこともよくある話なんじゃないかと。
こんな時、強い味方となってくれるのが、洗濯物を早く乾かしてくれるスゴイ装置、浴室乾燥機です!
最近の建売住宅では、この浴室乾燥機がオプションではなく標準装備、というケースも多いそう。
もしご自宅に設置されているのではあれば、使わない手はないですよ!
というわけで今回は、浴室乾燥機で洗濯物を早く乾かすコツや、気になる方が多いであろう、電気代についてご紹介します!
浴室乾燥機ってどんな装置?
浴室乾燥機とは、浴室内に温かい空気を送り込んで、浴室内部を乾燥させたり、暖めたりする装置です。
その機能により衣類を乾燥させたり、冬の寒い日には浴室内を暖めておくことで、浴室に入った際の急激な温度差による、身体への負担を軽減することが可能です。
また浴室内を乾燥させるため、黒カビの発生を抑制する効果も期待できます。
電気式とガス式があります!
温風を作り出す方式には電気式とガス式があり、一般的にはガス式の方がパワフル(乾燥・温めスピードが早い)と言われています。
電気式の場合は、浴室にドライヤーが付いているようなイメージです。
特に100Vの電気式の場合は消費電力を考えると、ほぼドライヤーと同じなんじゃないかと。
ちなみにこちらがはるるの自宅の浴室乾燥機。
TOTOさんの三乾王と呼ばれるモデルの、少し旧型の電気式浴室乾燥機です。
この機種の場合は他に、涼風と呼ばれる送風機能(常温の風を送風する機能)が付いており、浴室内の蒸し暑さを解消することが可能です。
また24時間換気機能も備えており、これを24時間稼働させておけば乾燥機能を使用せずとも、これもまた黒カビの発生を抑制する効果が期待できます。
浴室乾燥機で洗濯物を早く乾かすコツ
浴室乾燥機で洗濯物を早く乾かすコツは以下のとおり。
これらを実施するのとしないのとでは、洗濯物が乾くスピードが段違いです。
そのため可能であれば、全部実施した方が良いでしょう。
まずはしっかり脱水する!
洗濯物が多量の水分を含んでいると、それを浴室乾燥機で乾かすのには、かなりの時間がかかります。
そのためまずはしっかりと脱水をしてから、浴室乾燥機を使うようにしてください。
湯船の水を抜く、もしくはフタを閉める!
湯船に水がたまっており、さらにフタが開いていると、浴室乾燥機が浴室内を乾燥させようとしても、湯船の水分が蒸発してしまい、洗濯物の乾燥が思うように進みません。
そのため、湯船に水がたまっている場合はそれを抜くか、湯船のフタを閉めましょう。
尚、湯船のフタのサイズが合わないなどの理由で、しっかりと閉まらない(隙間がある)場合は、そこから水分が蒸発してしまいます。
この場合は湯船の水を抜きましょう。
窓を閉める!
窓が開いていては、浴室乾燥機が発生させた暖かい空気がすぐに窓から逃げてしまい、十分な乾燥効果が得られません。
そのため、窓をしっかりと閉めましょう!
ただややこしいことに、完全な密室だとそれはそれで乾燥効果が十分に発揮されないのです。
浴室乾燥機がその力を最大限に発揮するためには、適度な吸気(浴室外の空気の取り入れ)が必要なのです!
たとえばはるるの自宅の浴室(TOTOさんのサザナHBシリーズのユニットバス)には、ドアの上部にこんな吸気口が付いています。
こういった空気を取り入れ可能な吸気口が一切ない場合は、ドアを少しだけ開けるなどして、適度な吸気が行われるようにしましょう!
ちなみに先の浴室ドア上部の吸気口は、ホコリでかなり汚れます。
この部分の掃除方法が知りたい方は、併せてこちら(ホコリだらけで汚い、浴室ドア上部の吸気口の掃除方法)をご覧ください。
湯船や浴室内部壁面の水分を拭き取る!
これは先の湯船の水を抜く、もしくはフタを閉めるのと同じ理由からです。
浴室内部の壁面に水分が付着していると、乾燥の際にそれが蒸発してしまうことにより、洗濯物本体の乾燥が妨げられてしまいます。
洗濯物を乾かすために新たに洗濯物を出す(拭くのに使用したタオルなど)、というのはどうなのよ。
という気持ちは分かりますが、洗濯物を早く乾かすためには、浴室内部の水分を可能な限り減らすのは、とても重要なことなのです!
もちろん湯船にフタをする場合は、湯船に付着している水滴を拭き取る必要はありません。
湯船の水分を拭き取らなければいけないのは、湯船の水を抜いた時だけです!
洗濯物と洗濯物の距離を可能なかぎり離す!
外干しや部屋干しの時と同じように、洗濯物同士を離して干すことで、乾燥スピードがアップします。
これは洗濯物の間を空気が抜けやすくなるため。
そのため一度に大量に乾燥させるよりも、乾燥を2回に分け、洗濯物同士の隙間を開けて干すことで、結果的に早く乾燥する場合もあるでしょう。
乾きにくい洗濯物を、温風吹き出し口の近くに干す!
ドライヤーで髪の毛を乾かす時もそうですが、温風の吹き出し口近くが一番乾きやすいのです。
そのため、ジーンズ(ジーパン)やトレーナーなどの厚手の衣類を温風の吹き出し口の近くに干しましょう!
浴室乾燥機の電気代は?
浴室乾燥機というと、電気代がかかる!
というイメージをお持ちの方も多いでしょう。
そこで次は、浴室乾燥機を使うと電気代はどれくらいかかるのか。
これについて、はるるの自宅の浴室乾燥機を例にご紹介します!
電気代は1時間あたり約28円?
電気代については、浴室乾燥機の取扱説明書に記載されておりました。
それによると、100V(1270W)タイプの製品の場合、1時間あたり約28円とのこと。
高いのか安いのか微妙ですが、1回の乾燥を3時間とすると84円。
そのためビックリするほど高い!という印象は感じません。
ふ~ん、そんなものなのね、なんて思っていると説明書の上部に但し書きが。
電気代の目安(試算条件 ※電気代は22円/KWh ※1カ月は30日とする)
(三乾王取扱説明書より引用)
ポイントは試算条件に使用している電気代が22円というところ。
この試算では、ちょっと電気代の単価が安すぎる気が…。
ただ、はるるの家の浴室乾燥機は旧型のモデル。
このモデルが発売したころは、電気代がそれくらいだったのかもしれませんね。
現在(2015年4月時点)の電気代で計算しているみると?
というわけで、最近の電気代で計算しなおしてみることに。
計算のベースになる電気代は、2015年4月の電力料金目安単価(1kWhあたりの電気料金)である、27円を使用しましょう。
この場合、100V(1270W)の浴室乾燥機を1時間使用すると、約34.29円の電気代がかかります。
お、だいぶ上がりましたね。
さらにこれを3時間使用した場合、102.87円となります。
ふむふむ。
つまり1回乾燥機能を利用すると、約100円ほどかかる、ということですね。
こう考えるとたしかにちょっと高い気がしてきました。
仮に台風などで3日間外干しができず、1日1回浴室乾燥機を使用した場合、308.61円ほどかかります。
1か月毎日使うと約3,189円かかる!
さらに1か月間毎日、1日1回浴室乾燥機を使用した場合を計算してみましょう。
1か月を31日として計算すると、約3,189(≒ 34.29 ✕ 3 ✕ 31)円となります。
たしかに決して安くはありません。
ですが想像していたほどには高くない、というのがはるるの正直な感想です。
浴室乾燥機の電気代はビックリするほど高いわけではない!
浴室乾燥機は梅雨や台風による長雨の際にも、洗濯物をスピーディに乾かす便利な装置です。
これを利用すれば、家の中に洗濯物がズラーっと並ぶ、それによって家中が湿気でジメジメ、といった状況はかなり改善されます。
また、電気代を実際に計算してみたところ、浴室乾燥機の電気代はビックリするほど高いわけではないことが分かりました。
そのため自宅に設置してあったけれど、電気代が高いだろうから…。
と、これまで浴室乾燥機の使用を敬遠されていた方は、この機会に使ってみてはどうでしょうか。
そしてその際は前半でご紹介した、浴室乾燥機で洗濯物を早く乾かすコツを実践すれば、乾燥時間を短くすることができ、電気代が少なくて済むはずですよ~。
ぜひ試してみてくださーい!