小麦粉やお好み焼き粉にダニや虫を発生させないための保存方法
2018/04/22
本エントリーの目次
広島風お好み焼きが大好きです!
はるるは広島風お好み焼きが大好き。
ボリュームもあって、おいしいですよね~。
でもこの話を以前、広島出身の大学時代の友人にしたら、怒られた記憶があります。
『あれがお好みじゃけぇ、広島風お好み焼きと言われんのは、腹が立つ。』って。
ちょっと細かい言い回しが違うかもしれませんが、こんな感じで広島弁で怒られたんです。
でね、今回はこのお好み焼きに使用する粉に関するお話。
小麦粉やお好み焼き粉、ミックス粉などの粉物は、保存状態によっては虫やダニがわきますよ!
これ、半月ほど前に書いたエントリー、お米に虫がわかないようにするには、防虫剤米唐番がおすすめ!を書いている時に思い出したこと。
お米と同様に、お好み焼きに使用する小麦粉やお好み焼き粉、ミックス粉などの粉物は、保存状態に気をつけないと、虫やダニが大発生するんです!
というわけで今回は、小麦粉やお好み焼き粉、ミックス粉などの粉物に、ダニや虫を発生させないための保存方法をご紹介します!
粉物に発生するダニや虫ってどんなの?
各種粉物に発生するダニには、たとえばコナヒョウヒダニ、アシブトコナダニ、ヤケヒョウヒダニなどが挙げられるそう。
また虫は、先日のお米の話にも登場したコクゾウムシ(穀象虫)、他にはシバンムシといったものが、小麦粉に繁殖しやすいとのこと。
そしてこの中で厄介で恐ろしいのは、実はダニの方なんです。
ダニが恐ろしい理由
はるるは先日のお米の話に書いたとおり、以前、自宅の米びつ内に繁殖させてしまったことから、コクゾウムシの実物を見たことがあります。
コクゾウムシは体長が2~4mm前後と、目視でその存在が分かります。
またシバンムシも体長は1~2mmと同様に、ぱっと見れば、その存在が分かることが多いそう。
ところがダニは違います。
というのもダニの多くは、0.2~0.5mm前後とかなり小さく、目視でその存在を確認するのは難しいのです。
凝視すれば、あ!いた!2匹もいる!!!と分かるかもしれません。
ですが、料理中に小麦粉の袋をパッとお皿に開けて、サッと料理に使おうとした際には、まず気付くことはないでしょう。
それってつまりどういうことかというと。
もし仮に、ダニが発生した小麦粉であった場合、それに気付かずに料理に使用し、その死骸やフンを食べているってことなんです…。
そしてこのダニの死骸やフンを人間が食べてしまうと、ダニアレルギーを起こしてしまい、喘息や皮膚のかゆみ、下痢、嘔吐などのさまざまな健康被害を起こすのです。
とても小さいダニなのに、なんと恐ろしい!
ちなみにはるるは粉物にダニを発生・繁殖させたことはありませんが、発生させた方の話によると、小麦粉がひとりでに動いているようにしか見えない、とのこと。
でも加熱しているんだし…。いいえ!加熱したから大丈夫!なんてことはありませんよ!
小麦粉を加熱せずに食べることはほとんどないので、加熱しているわけだし、ダニは死んでるんでしょ!
だったらそこまで心配しなくても大丈夫でしょ!
なんて軽く考えてはいけません。
というのも、ダニの中には熱に強い種類もいるそう。
そしてそもそもに、ダニの死骸やフンがダニアレルギーを発生させる原因物質。
これらは加熱して、仮にダニが死んだとしても、分解・除去されるわけではないので…。
つまり加熱神話(加熱すればたいていの食品は安全に食べられる)は、ダニさんには通じないわけ。
だからダニを発生・繁殖させてしまった食品は、絶対に食べてはいけない!
そしてダニが発生・繁殖しているかどうかは、パッと見では分からない!
つ・ま・り!
重要なのは、ダニを発生・繁殖させてはいけない!!!!
ということ。
小麦粉、お好み焼き粉などの粉物にダニや虫を発生させない保存方法
小麦粉、お好み焼き粉などの粉物に、ダニや虫を発生させない保存方法の一番のポイントは、開封後の保存方法。
パッケージを開封後は、冷蔵庫保存!
先日のお米の話でコクゾウムシの対策の際にも説明した、冷蔵庫保存。
これ、虫さんだけではなく、ダニさんにも効果大!
というのも虫同様に、ダニも高温多湿を好み、その正反対である冷蔵庫内の低温かつ、乾燥している環境では繁殖が困難。
そのためパッケージを開封後は、パッケージに密閉用のファスナーがついていれば、そのまま。
ファスナーがついていなければ、市販の密閉容器に移し替えて密閉できるようにしてから、冷蔵庫に入れておきましょう!
たったこれだけの手間で、小麦粉などの粉物にダニや虫が発生することはなくなるはず。
尚、はるるの場合、万全を期すためにパッケージを開封前の小麦粉なども冷蔵保存するようにしています。
パッケージ開封後に常温放置していた小麦粉は、いさぎよく捨てる!
もったいないなぁ、という気持ちは分かります。
ですが健康被害を避けるために、パッケージ開封後に常温放置していた小麦粉は、いさぎよく捨てましょう。
あとで、お腹が…痛い…、下痢が止まらない…!!
なんて苦しむよりは、マシだと思います。
特にお好み焼き粉やミックス粉にご注意を!
はるるは節約のために、お込み焼きやたこ焼きを作る際に、市販の専用のお好み焼き粉やたこ焼き粉などを使っていません。
ですがこれらの粉やホットケーキなどに使用するミックス粉を使用される方は、さらに注意が必要です。
というのも、これら専用の粉には、手軽においしい味を楽しめるように旨味成分などの材料が混ぜられています。
これらをダニや虫が好むため、普通の小麦粉に比べ、市販の専用のお好み焼き粉やたこ焼き粉、ミックス粉にはダニや虫が発生・繁殖しやすいのです。
これらを使い切れなかった時は、必ず密閉してから、冷蔵庫で保存するようにしてください。
間違っても湿気でジメジメしているシンク下の戸棚に、密閉せずに輪ゴムで止めるだけで放置なんて、絶対にダメですよ!
それでは、ダニさ~ん、虫さ~ん!おいしい粉がここにありますよー!
と言ってるようなものですから。
というわけで発生・繁殖してからでは遅いし、始末にとても困る。
そして何よりも健康被害を防ぐためにも、小麦粉やお好み焼き粉、ミックス粉などの粉物は、密閉して冷蔵庫に入れておくのがおすすめですよー!
補足:粉物専用容器に入れて冷蔵庫保存しておくと、とっても便利かも!
市販のフリーザーバッグタイプの密閉容器に粉ものを保存した場合の弱点として、調理の際に使いづらい、という点が挙げられます。
というのも、スプーンなどで密閉容器に入れておいた小麦粉やミックス粉を使う分だけ取り出す際に、密閉容器の周りにこぼしてしまうことがあるんですよね。
また密閉容器を傾けてボールに取り出すと、密閉容器のチャックの溝部分に粉がたまってしまい、チャックがうまく閉まらず、密閉できなくなったり。
こういった使いづらさを改善するために、以下のような粉物専用容器に入れて、冷蔵庫に保存しておくと、より便利かも。
この粉物専用保存容器では、レンジで加熱することで繰り返し使用可能な乾燥剤が付属しており、保存している粉が湿気にくいように工夫されています。
ただパッケージの商品写真を見るかぎり、フタの部分が完全に密閉される構造のようには見えません。
そのため、この容器ごと冷蔵庫に入れておいた方が虫対策の観点からは、安心できそうです。
市販のフリーザーバッグタイプの密閉容器での保存では、使い勝手が悪いのが気になる!
という方は、こういった専用の保存容器の利用を検討されてみてはどうでしょうか。