意外に知られていない正しい目薬のさし方
2018/04/21
はるるはIT関連の仕事をしており、一日中パソコンとにらめっこという毎日。
そのため目が乾きやすく、目薬を頻繁に使用します。
目をパチパチさせちゃダメ
先日もいつものように、目薬を自分の席でさしていると。
『目薬をさした後は眼をパチパチしちゃダメだよ』と、一緒のフロアで働いているパートさんに言われました。
えっ?そうなんですか?
生まれてからずっと、目薬した後は目をパチパチさせるものだ。
こう思っていたはるるは、すぐには信じられず。
そこで帰宅してから、正しい目薬のさし方を調べてみたのです。
すると。
本当だった!
結論から言いましょう。
目薬をさした後は、眼をパチパチさせてはいけません。
う~ん、これは知りませんでした。
パートさん、ありがとうございます!
というわけでこれ、はるるの他にも意外に知らない方が多いんじゃないかと思って…。
そこで今回は、目薬の正しいさし方についてご紹介します!
目薬の正しいさし方
正しい目薬のさし方は、以下のとおり。
1.手を洗う
目の周りはとってもデリケート。
そのため黄色ブドウ球菌などの細菌がついている手で目の周りを触ると、結膜炎などの病気を引き起こす原因になるそう。
これを防ぐために、まずはしっかりと手を洗い、清潔にしましょう。
2.目薬をさす
自分のやりやすい方法で目薬をさします。
白目にさした方がいい!いや黒目にさした方がいい!
と諸説あるようですが、どちらでも薬液はいきわたるので、大差ないそうです。
点眼の瞬間に、目を閉じてしまうタイプの人は、下のまぶたを押さえておくと失敗しづらいとのこと。
ちなみにはるるもこのタイプの人です(笑)
点眼の際のポイントは、目薬の先を目やまつ毛に接触させない、近づけすぎない、目薬を他人と共用しないこと。
これはもし仮に、目に黄色ブドウ球菌などの細菌が付着していた場合、細菌が目薬の容器に移動してしまい、汚染されてしまうため。
また他人と共用しないのは、自分がこの注意点を守っていても、他の使用者が守っていない場合、同じく目薬が細菌によって、汚染されてしまうことがあるからです。
3.点眼後は目をパチパチしない
点眼後は30秒から1分ほど、目を閉じて安静にしています。
または目頭を押さえて同じく30秒から1分ほど、安静にしています。
目頭には、涙の排出口である涙点と呼ばれる穴があります。
目をパチパチさせると、目薬の薬液が目頭に集まり、この涙点から鼻涙管という気管を通って排出されてしまいます。
喉の奥で目薬の味のようなものを感じることがあるのは、この鼻涙管を目薬が通った証拠だそうです。
そこでせっかく点眼した薬液が、この涙点からすぐに排出されないように、目を閉じて安静にするか、目頭を押さえて、安静にしている必要がある、というわけ。
そのためはるるがこれまで行っていた、点眼後の目のパチパチはやってはいけない!ということです。
目薬の保存の仕方
正しい目薬の点眼方法を調べたので、ついでに目薬の正しい保存の仕方についても調べてみることに。
基本は冷暗所に保存!
目薬は長時間高温下に置かれると、成分が分解されてしまいます。
そのため基本的には涼しいところに保管しましょう。
直射日光も同様の理由で避けた方が良く、そういう意味では冷蔵庫の中がおすすめ。
また雑菌が繁殖しにくい、という観点からも冷蔵庫はおすすめとのこと。
もしそれが難しいようであれば、涼しくて暗い場所に置きましょう。
ただし冷蔵庫の中でも、冷風が強い吹き出し口の側は、薬液が凍ってしまうことがあるので避けましょう。
というのも凍ってしまうと、薬液の成分が変質してしまうことがあるため。
目薬付属の小袋は捨てない
目薬に専用の小袋がついている場合は、絶対に捨ててはいけません。
目薬専用の袋の中には、遮光のために付属しているものもあるからです。
目薬の中には光により化学反応が起きて、薬液成分の効果が変わってしまい、効果が弱くなるものも。
そのため遮光保存と書かれている目薬は、常に袋にいれておきましょう。
正しい点眼は難しい!
実際にやってみると分かると思うんですが、目薬の容器の先を目やまつ毛にくっつかないように離して点眼しようとすると、結構な距離ができるため、狙いが難しいです。
これもやっぱり、”慣れ”なんでしょうかね。