洗濯のやり方③ 洗濯をする 楽しい節約生活
2016/04/18
洗濯のやりかたシリーズ、前回、前々回と、洗濯に向けた下準備について解説しました。
そこで今回は、実際に洗濯機を動かして洗濯をする工程について、説明します。
洗濯機に洗濯物を入れる、でもその前に
洗濯機に洗濯物を入れる前に、確認しておくべきことがあります。
ポケットを確認しよう!
ポケットにハンカチやティッシュ、鍵、はたまた携帯電話は入っていませんか?
洗濯前には必ずポケットを確認して、衣類のポケットの中身を空にしましょう。
特に携帯電話を入れたまま洗ってしまった日には、目も当てられません。
ファスナー・ホックは閉める!
パーカーなどに使用されるファスナーは、必ず閉めてください。
ファスナーを開けたまま洗濯を行うと、洗濯中に他の洗濯物とこすれてしまい、生地を傷めてしまいます。
同様にホックも閉めておかないと、留め具で他の洗濯物の生地が傷むことがあります。
さらにファスナーは閉めておかないと、洗濯中の遠心力(ドラム式の場合は落下)で壊れてしまうケースがありますので、ご注意ください。
ボタンは開ける!
ファスナー・ホックとは逆で、ボタンはすべて開けておいてください。
洗濯中は非常に強い力が衣類にかかります。
この時ボタンを閉めたままだと、ボタンホール(ボタンを入れる穴)が引っ張られて伸びて大きくなったり、形が崩れてしまうことがあります。
面倒ですが横着せず、洗濯機に入れる前にすべてのボタンを開けましょう。
デリケートな衣類はネットに!
ネットは衣類の型崩れを防いだり、洗濯物同士の絡まりを防止するために使用します。
そのためレースやニットなどのデリケートな衣類ははもちろんのこと。
金属製のとがったデザインのボタンがついている衣類も、ネットに入れた方が良いでしょう。
これも他の衣類が傷つくのを防ぐためです。
またひも付きの衣類も他の洗濯物に絡みつかないように、ネットに入れておくことをおすすめします。
ネットにはこの他に、毛玉の付着を防ぐ効果もあります。
そのため毛玉を防ぎたいものもネットに入れておくと良い、といわれています。
はるるはTシャツなど伸びやすい衣類にも、ネットを使用しています。
これはTシャツが他の衣類と絡まり、伸びてしまわないようにするためです。
ネットの選択
洗濯用のネットにはサイズや、網目の細かさが異なるものがあります。
これについては以下の方針で、選択されると良いでしょう。
サイズについて
これはネットに入れる衣類となるべく近いサイズのものにしましょう。
入れる衣類に対してネットが大きすぎると、ネットの効果が弱くなります。
細かい網目のネット
主に糸くずや毛玉を防止するために使用します。
粗い網目のネット
主に衣類の絡まりを防止するため使用します。
汚れている方を外側に
洗濯機での洗濯は、衣類の外側の汚れがよく落ちます。
たとえば下着など、内側が汚れているものは裏返しておきましょう。
プリントされた側を裏側に
絵柄がプリントされているTシャツなどは、こすれによるプリントのはげを防ぐために、裏返しておきましょう。
こうすることにより、外側のプリント面が内側となるので、プリント面が傷みにくくなります。
汚れがひどいものは下準備を
汚れがひどいものは、前もって軽く手洗いをしておくと良いでしょう。
またYシャツなど襟袖が汚れているものは、前もってエリそで用の洗剤を使用しておくと、汚れ落ちが良いです。
この洗剤については別途、ワイシャツの襟袖の黒ずみにはトップ プレケア エリそで用!にて詳細に書いているので、興味がある方は併せてご覧ください。
洗濯機に洗濯物を入れる
次はいよいよ洗濯機に洗濯物を入れる工程。
そのポイントは以下のとおりです。
洗濯機に洗濯物を入れる
縦型洗濯機であれば、重い衣類を下に入れておくと良いと言われています。
それに対してドラム式であれば、洗濯中に上下に撹拌されるため、あまり気にしなくても良いでしょう。
洗濯物の量は容量の8割
洗濯機に目一杯洗濯物を詰め込むと、洗濯効率が悪くなります。
そのため一度に洗う洗濯物の量は、洗濯機の容量の8割程度にしましょう。
いざ、洗濯開始!
ここまでの作業で下準備は完了。
いよいよ洗濯開始です!
水を入れる
最近の全自動洗濯機であれば、電源を入れて開始ボタンを押すと、自動的に洗濯物の量を量って、洗濯に使用する水の量を表示してくれます。
さらにこれと同時に、洗濯機への注水が開始されます。
この時に表示された水の量に応じて、洗剤や柔軟剤を入れます。
お風呂の残り湯を使う場合は、洗いだけに
節約法として風呂の残り湯を洗濯に使う、というのはよく聞かれます。
洗いに使う分には良いのですが、すすぎに使うと臭いが発生することがあるため、すすぎには水道水を使うようにしてください。
洗剤を入れる
洗濯機に表示された水の量に応じて、洗濯用の洗剤を投入します。
洗濯機によっては専用の投入口があるので、これがある場合は、そこから投入してください。
もし投入口がない機種の場合は、注水している部分に洗剤を投入してください。
これは洗濯洗剤が直接生地に触れると、その部分だけが色落ちしてしまうことがあるため。
投入口がない機種の場合は、注水部に入れることで、投入後すぐに洗剤の濃度を下げるための工夫です。(洗濯洗剤については、こちらを参考になさってください。)
また粉末洗剤を使う場合は、溶け残りを防ぐために、あらかじめ少量の水やぬるま湯で溶かしてから洗濯機に投入するようにしましょう。
柔軟剤を入れる(必須ではない)
洗濯機に柔軟剤の投入口がある場合は、そこに水の量に応じて柔軟剤を入れます。
間違っても洗剤と同じ投入口に入れたり、洗濯開始前の洗濯漕にそのまま入れてはいけません。
柔軟剤は最後のすすぎの際に入れないと、効果がありません。
洗濯機に柔軟剤の投入口がある場合、自動で最後のすすぎの時に柔軟剤を投入してくれます。
ですが専用の投入口がない場合は、洗濯機の近くで待機して、最後のすすぎが開始してから手動で入れましょう。(柔軟剤についての詳細は、こちらをご覧ください。)
洗濯が終わるのを待つ
あとは勝手に洗濯機が洗い、すすぎ、脱水といった工程を行ってくれるので、洗濯が終わるまでしばらく待ちましょう。
洗濯のポイントは前準備!
段取り八分・仕事二分なんてよく言われますが、洗濯においてもこれは当てはまります。
洗濯を失敗しないために、事前のしっかりとした準備を行いましょう!
次回、洗濯のやり方④に続く