お風呂の浴槽は、内部に段があり足を伸ばせる節水タイプがおすすめ!
2018/04/27
本エントリーの目次
お風呂の浴槽の形状はどれが良いんだろう?
浴室をリフォームしたり、破損修理※のための交換時など、浴槽を選ぶ機会があります。
このとき、迷いやすいポイントの一つが浴槽の形状でしょう。
※浴槽は経年劣化により割れが発生し、水漏れを起こすことがあります。
浴槽は、複数のメーカーさんからさまざまな形状の製品が販売されています。
たとえば深く狭いものや浅く広めのもの、内部に段差があるものなど。
好みの形状の製品がある場合には、その製品を選べば良いので、形状について迷うことはないでしょう。
ですが特に好みの形状やこだわりがないという方の場合、さまざまな形状の製品の中から、どの形状の浴槽にしようか…。
と迷ってしまうのは、当然のことです。
今回はそういった方向けに、内部に段(ステップ)があり、足を伸ばせる節水タイプの浴槽ががおすすめですよ~という話をします!
内部に段(ステップ)があり、足を伸ばせる浴槽を使っています!
はるるはこれまでに何度か引っ越しを行っており、その度に毎回異なる形状の浴槽を使ってきました。
そして過去の経験から最も気に入ったのが、現在も使用している内部に段があり、足を伸ばせる形状の浴槽です。
内部に段があり、足を伸ばせる形状の浴槽とは?
これは文字通り、浴槽の内部に段(ステップ)があり、足を伸ばせる広さを持った形状の浴槽のこと。
そういった形状の浴槽をまとめた表現、たとえば『XXXタイプの浴槽』といったものが見つからなかったので、そのまま表現しています。(LIXILさんの製品ではエコベンチ浴槽という名称です。)
以下は現在のはるるの自宅の浴槽で、浴槽の内側の足を置く方向(画像では右側)に、段(ステップ)があることが分かると思います。
この画像では、足を伸ばしてゆったり入れるほど、内部が大きくは見えないかもしれません。
ですが実際には、大人が足を伸ばしてゆったり入浴できる広さを持っています。
上記浴槽の販売元であるTOTOさんのwebサイトには、類似形状製品※の入浴時のイメージ写真・形状図が掲載されていたので、以下に引用します。
それらを見ていただければ、内部に段があり足を伸ばせる形状の浴槽がどんなものなのかが、よく分かると思います。
入浴時のイメージ写真:
形状図:
※浴槽上部の形状が少しだけ違うことから類似形状の別商品だと思いますが、入浴時の姿勢や浴槽全体の形状(段の位置や浴槽内部のカーブ形状など)はほぼ同じため、参考になると思います。
内部に段があり足を伸ばせる浴槽の特長や良いところ
内部に段があり足を伸ばせる浴槽には、以下のような特長や良いところがあります。
足を伸ばせるのでリラックスできる
浴槽製品の中には深く狭いタイプなど、足を伸ばせない形状の製品もあります。
ですが足を伸ばせない形状の浴槽では、足を伸ばしてリラックスすることができません。
この点、内部に段があり足を伸ばせる浴槽では、『足を伸ばせる』ことが最大の特徴の一つであり、当然足を伸ばすことができます。
段がないタイプの浴槽に比べ、節水できる
足を伸ばせる浴槽は、必然的に内部の長さが長くなります。
これは足を伸ばせる広さを浴槽内に確保する都合上、やむを得ません。
そして浴槽内部の長さが長くなる = 広さが大きくなるということであり、入浴時に浴槽内に注水する水の量が増えます。
結果、一回の入浴あたりの水道代やガス代も増大します。
対して段があり、足を伸ばせるタイプの浴槽では、段の部分の量だけ水道代やガス代を節約することが可能です。
入浴時、浴槽内の足を置く方向には足がつかる分だけの深さがあれば良く、深さはそれほど必要ではありません。
だから段により浅くなっていても、まったく問題ないのです!
段をベンチにして半身浴したり、休憩できる
通常の入浴時に足方向にある段の部分は、半身浴をする際にベンチとして使うことができます。
このときは足を反対方向(深い方)に向けて伸ばすか、足を曲げて腰掛ける形となります。
段の部分は以下画像のように、成人男性がゆったり座れるほど大きく、窮屈感を感じることはありません。
はるるは半身浴をすることはあまりありませんが、熱めのお風呂に入るのが大好き。
そのため、入浴により体が十分に温まって熱くなったときに、休憩する(体を冷ます)目的でここに腰掛けることが多いです。(よく考えてみれば、これも半身浴ですね。)
小さい子供にとって、段の上はちょうど良い深さ
段の部分は水位が浅くなり、これが小さい子供にとってはちょうど良い深さとなります。
はるるの息子が小さいころは、水位が浅い段の上に座らせ、はるるが深い位置に座って向かい合わせになり、水をバシャバシャかけあって遊んでいました。
※子供を段の上に座らせているときは、追い焚き機能は使わないようにしてください。お湯の吹出口がふくらはぎのあたりにあるため、子供が座っているときに追い焚き機能を使うと、ヤケドをさせてしまう恐れがあります。
浴槽に出入りする際の足踏み台になる
浴槽内の段の部分は、小さい子供や高齢者の方が浴槽内に出入りする際の足踏み台としても使用できます。
ただ段を踏み外して浴槽内の深い部分に落ちてしまったり、転倒してしまう危険性があるため、出入りの際に利用する場合は併せて手すりも使うなど、注意が必要です。
足を伸ばすことができ、節水タイプで休憩できる点が特にお気に入り!
ここまで、内部に段があり足を伸ばせる形状の浴槽について、その特長や良いところをご紹介してきました。
個人的には足を伸ばすことができ、節水タイプで休憩できる点が特に気に入っており、素晴らしいと感じています。
そのため冒頭にも書いたとおり、特に好みの形状やこだわりがないという方には、内部に段があり足を伸ばせる形状の節水タイプの浴槽をおすすめしたいです。
足を伸ばしたときに段が気になってしまうという意見について
ネット上では、段がある形状の浴槽について、足を伸ばしたときに段があたって気になってしまうのでおすすめしない、という意見も見かけます。
この意見を始めて見たときは、そう言われてみればたしかにあたっているなぁ。
とは思ったものの、これが気になったことは一度もありません。
ですが足を伸ばしたときに、段のかどや上の部分(座面)が足にあたるのは事実。
そして、これが気になってしまう方もいらっしゃるのでしょう。
これについては個人の感覚(感じ方)や体格の違いによるものなので、ショールームなどで実物を見て検討されると良いでしょう。
アームレストと手すりも、あると嬉しい装備です!
はるるが現在自宅で使用している浴槽・浴室には、アームレストと手すりが装備されています。
アームレストは浴槽に入ったときに左右にある出っ張り部分で、以下画像中赤い四角で囲んだ位置にあります。
浴槽の中で足を伸ばしているときに、この部分に腕をのせて脱力することで、よりリラックスできます。
またこの形状により浴槽の下半分の体積が小さくなっており、段と同様に節水・節約効果もあります。
手すりは上記画像中の上側にあるもので、浴槽の中に座ったり、立ち上がるのを腕の力で補助できるようにするものです。
これらについても、あると嬉しい便利装備だと感じているので、検討事項の一つになさってはどうでしょうか。
以上、浴室をリフォームしたり浴槽を交換する際の参考になさってくださーい!