取っ手の取れるティファールの取っ手が取れない時に外す方法
2018/04/24
本エントリーの目次
鉄のフライパンとティファールのフライパンを使い分けています!
はるるは普段、鉄フライパンを愛用しています。
ですが鉄フライパンが使えない料理、たとえばお酢を使う料理やごぼうを使う料理には、ティファールのフライパンを使用しています。
これは前者がお酢の成分により、フライパン表面に形成された油の層が分解されてしまい、しばらく焦げ付きやすくなってしまうため。
そして後者は、鉄分とごぼうの成分が反応してしまい、ごぼうの色が黒くなってしまうため。
そして少し前に、ティファールのフライパンで料理を行っていたところ、料理の完成後にちょっとした事件が。
といいますのも。
取っ手の取れるティファールの取っ手が外れない!
これは、困りましたね…。
なにしろ、取っ手が取れることで有名なティファールのフライパンなのに、取っ手が外れないんですから。
取っ手を外すためのボタンを押しても、まったく反応なし。
ここ数か月ほど、以前に比べて取っ手のロック部分の動きがスムーズでなくなった、という印象があり、破損の兆候はありました。
そしてこの時、どうやら完全に取っ手が壊れてしまったようです。
取手が外せないと、収納できない!
はるるはティファールのフライパンを、ガスコンロの下の収納スペースに収納しています。
ですがこのスペースには、取っ手が付いたままの状態では、ティファールのフライパンは入りません。
壊れてしまった取っ手は、新しく注文すれば良い話。
ですが取り急ぎフライパンを収納スペースにしまうためには、なんとかしてフライパンに付いたままの取っ手を外さなければなりません。
そのためネットで調べた対処策を実行したり、自分なりにいろいろ試してみたところ、なんとか外れなくなったティファールの取っ手を外すことができました!
そこで今回は、取っ手の取れるティファールの取っ手が取れなくなってしまった時に、これを外す方法を2つご紹介します!
取っ手のロックの隠し解除ボタンを操作して、取っ手を外す方法
ネットで『ティファール 取っ手 外れない』、『ティファール 取っ手 外す方法』などと検索すると多くのサイトで見つかるのが、この取っ手の内部に隠された、『取っ手のロックの隠し解除ボタン』を操作して、取っ手を外す方法。(『取っ手のロックの隠し解除ボタン』は勝手にはるるが命名したもので、正式名称ではありません。)
これは以下の手順で操作することで、取っ手を外す方法です。
取っ手背面の隠し解除ボタンのカバーを外す
こちら、はるるが長年使用しているティファールのフライパンセットに付属していた取っ手部分。
画像ではフライパンから外れている状態ですが、この取っ手がロック解除ボタンを押してもフライパンから取れなくなったわけ。
まずは、この取っ手のロックボタン下部にある樹脂製のカバーを外します。
内部に隠されたフックで固定されているだけのため、手指の爪が伸びている場合であれば、爪を引っ掛けて軽く力を入れれば外せます。
ただ怪我をしてしまう可能性もあるので、可能であれば以下のような精密ドライバーのマイナスドライバーをカバーのすき間に入れて、テコの原理を利用して開けるのがおすすめです。
カバー内部に隠されているロック解除ボタンを操作して、ロックを解除する!
取っ手のカバーを外すと、以下のような内部機構が露出します。(内部はサビでかなり汚れていますね…。)
この画像中心に見えるスプリング(バネ)の近くの四角い空間が、隠されたロック解除ボタン。
これです、これ。
拡大するとこの部分。
これが、ロック解除ボタンです。
これをスプリング(バネ)が縮む方向(上記画像の例では右方向)に引っ張ることで、ティファールの鍋・フライパンに固定されている取っ手のロックを解除することが可能です。
ちなみにこのロック解除ボタンは、ややかたいです。
だから爪楊枝などの柔らかい棒状のものでは、ロックを解除できずに折れてしまうことも。
そのためはるるは、自宅にあった細くて小さめのマイナスドライバーを使用してロックを解除しました。
この小さいドライバーをロック解除ボタンに入れて。
ロック解除ボタンを操作することで、パチン!とロックが外れるそう。
そしてそれでも外れない場合は、このボタンを引っ張りながら、取っ手の左右にある通常のロック解除ボタンを操作すれば良いらしい。
動画で見ると、こんな感じ。
これらの手順について、動画で解説されている方がいらっしゃったので、併せてご紹介します。
さて、このロック解除ボタンを使うことで、取っ手が取れて、めでたしめでたし!
と思いきや…。
『取っ手のロックの隠し解除ボタン』では外れなかった!?
そうなんです!
はるるのティファールのフライパンでは、ネット上で見つけたこのロック解除ボタンでは、取っ手が取れず…。
操作をしている感じでは、ロックは解除されているものの、フライパンを挟み込んでロックする可動部周辺の動きが悪いようで、取っ手に内臓されているスプリング(バネ)の力だけでは、ロックを解除状態にできないみたい。
そこでいろいろ外す方法を考えて試してみたんですが、意外にもとある方法で簡単に外すことができました。
ロック解除状態の取っ手に衝撃を与えて外す!
バイクや車の整備をしていると、固着していて外しにくいボルトやパーツに苦労することがあります。
この時よく行う対応策の一つが、ボルトやパーツ周辺の強度のある部分を叩く、というもの。
これは部品を叩くことで、衝撃を与えて固着部分をはがすことにより、ボルト類を外しやすくする知恵です。
なんともアナログな方法ですが、これ、かなり効果大なんですよ。
そしてなんとな~く、ティファールのフライパンの外れなくなった取っ手もこれで外れるんじゃないか、なんて思いまして。
そこで物は試しと取っ手部を叩いてみると、ほんの数回叩くだけで、バチン!と外れましたよ!
いや~良かった、良かった!
ロック解除状態の取っ手に衝撃を与えて外す方法
こちらがティファールのフライパンに取っ手をセットした状態。
ロック解除ボタンを押しながら、この取っ手部分の根元(フライパン側)近くを叩いて衝撃を与えることで、取っ手が外れます。
はるるは以前バイクの整備用に使用していたゴムハンマーが自宅にあったので、それを使って数回叩いて衝撃を与えるだけで、外すことができました。
ただゴムハンマーが自宅にある、という方はそうそういらっしゃないと思います。
そんな時は、取っ手に傷がつかないように、雑巾やボロ布、タオルなどで取っ手を保護してから、頑丈なもので数回叩きましょう。
うまくいけば、これで取手が外れるはずです。
どうしてティファールの取手が外れにくくなったのか
これははるるの推測ですが、長年の使用により、取っ手内部の可動部分に調理の際の食べ物の汚れが付着。
それにより、可動部の動きが悪くなった。
また取っ手を食器用洗剤でまるごと洗浄することで、洗剤中の油分を分解する成分(界面活性剤など)により、可動部の円滑な動きのために塗布されていたグリス(油分)が分解・除去されてしまった、などが原因なんじゃないかなぁ、という気がします。
しっかりとした原因は分かりませんが、ネット上でははるると同様に、ティファールの取っ手が外れなくなって困った!
という情報が多数見つかるため、発生頻度が比較的高い問題なのではないかと。
根本解決するには、取っ手の買い直しがお手軽!
今回ご紹介した方法で、一時的には取っ手は外れるようになるかもしれません。
ですがこれらは対処療法であり、原因を解決しているわけではありません。
事実、はるるの自宅のティファールの取っ手は、その後外れなくなる現象が頻発しており、かなり困った状況に。
もう少ししっかりと取っ手を分解して、動きの悪いところに注油をするなり、根本原因を直せば、改善するとは思います。
しかし取っ手部の内部には、取っ手をロックするための強力なスプリング(バネ)が内蔵されており、不用意に分解を試みると、これが外れてケガをしてしまう恐れも。
そう考えると、新品の取っ手がAmazonさんなどのネット通販で1,500~2,000円ほどで買えるので、思い切って新品に買い替えてしまった方がお手軽かなぁ、という気がします。
フライパン本体に比べ、さほど高いものではないので、ティファールのフライパンの取り外しできる取っ手の調子が悪い方は、買い直しを検討されると良いかもしれませんね!