29歳、離婚しました。

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ノートとデスクトップ どっちのPCがおすすめ?それぞれの特徴や違い

      2018/04/27

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新しいPCを買うときに、こんな風に悩んでしまうことがあります。

ノートとデスクトップ、どっちのPCを買えばいいんだろう?

購入検討のために家電量販店にPCを見に行ったり、ネット通販サイトにアクセスすると、とてもたくさんのPCが販売されています。

そのあまりの数・種類の多さに、どれを買えば良いのかよく分からない…。
なんて感じる方も少なくないでしょう。

PCは大きく分類すると、デスクトップPC、ノートPCの2種類があります。
他にはサーバー製品もコンピューターではあるものの、一般向けの製品ではありません。
そのため一般家庭で使用するのは、デスクトップPCかノートPCです。

どのPCを買えば良いのか迷っているときは、まずはデスクトップPCとノートPCのどちらを買うかを決めてから、具体的な商品選定を始めると良いでしょう。
こうすることで、無数の候補となるPCがほぼ半分くらいになるので、かなり選びやすくなるはずです。

そこで今回は、ノートPCとデスクトップPCのそれぞれの特徴や違い、どっちのPCを買えばいいんだろう?といった内容について、分かりやすく解説します!

自分の使い方や重視するポイントを踏まえた総合的な判断が大切!

まずはノートとデスクトップ、どっちのPCを買えばいいんだろう?という疑問について。
これは結論から言いましょう。

自分の使い方や重視するポイントを踏まえた総合的な判断が大切です。

ノートPCとデスクトップPCにはそれぞれ長所と短所があり、どちらが完全に勝っているということはありません。
そのため後述するそれぞれの特徴や違いを確認し、自分の使い方や重視するポイントに合致する点が多い方を選ぶと良いでしょう。

ノートPCとデスクトップPCの特徴・違いについて

ここからは、ノートPCとデスクトップPCの特徴・違いについて説明していきましょう。

デスクトップPCの特徴

デスクトップPCには以下のような特徴があります。

安い

同等の性能のデスクトップPCとノートPCの価格を比較すると、多くの場合デスクトップPCの方が安いです。
もちろんすべてそうだとは言いませんが、同等性能であればノートPCの方が安くなることはほとんどありません。

ノートPCでは小型・軽量化のために、高価なパーツを使用する、組み立てコストが高いなどがその理由でしょう。

ただし一部の安価・低性能モデルでは、ノートPCの方が安くなることもあります。

拡張性が高い

PCにパーツを追加、または交換することで性能を高めたり、機能を追加する余地の量のことを拡張性と言います。

小型軽量性能を重視したノートPCでは、追加できるのはExpress Cardなどの拡張カードスロット程度。
交換可能なのは、ストレージ(HDDやSSDなどの記憶媒体)とメモリーくらいであることがほとんどでしょう。(製品によってはSIMカードやSDカードなども使用・交換可能。)

これに対してデスクトップPCでは、大きめのケースを使用すれば内部のスペースに余裕があり、たくさんの機材・機能を追加可能です。

たとえば以下のPCでは、ケース内右側にHDDが1本しか接続されていません。

横倒しにしたPCケースの内部

ここに追加で3.5インチのHDDを5本以上増設することができ、大幅に記憶容量を増やすことができます。
また内部スペースに余裕があれば、より高性能・大型の内部パーツを使用できるため、PCの高性能化を実現しやすいのです。

こういった拡張性の面ではデスクトップPCに軍配が上がります。

性能が高い

先に書いたとおり、同等の性能のデスクトップPCとノートPCの価格を比較すると、多くの場合デスクトップPCの方が安いです。
したがって同じ価格のデスクトップPCとノートPCを用意すると、デスクトップPCの方がより高性能な内部パーツを搭載できるため、高性能となります。

半導体製品(CPUやGPUなど)は高電圧をかけることで、より高い性能を発揮します。
また高電圧をかけると大量の熱を放出。
これを適切に冷却してあげなければ、サーマルスロットリングと呼ばれる安全機構が動作し、性能を強制的に低下させて発熱を抑えようとします。
そのため高性能なPCでは高電圧(電力)+強力な冷却機構が必須です。

現在のPCでは、高電圧をかけたCPUやGPUが発する膨大な熱を、ファンの送風などの強制冷却機構で冷やしながら動作させるのが、最も高い性能を発揮できる状態です。

この点、バッテリー駆動をメインとするノートPCでは、電力供給に制限があります。
さらに小型軽量化を重視している都合上、強力な強制冷却機構を搭載できず、冷却性能が弱くなります。

たとえば以下は、デスクトップPCに搭載しているCPU冷却用のファン。

巨大なCPUクーラーとグラフィックボード

こんなに大きいファンをノートPCに搭載するわけにはいきませんよね。
そもそもノートPCに搭載される半導体製品は、バッテリーの持ちが良くなるよう、デスクトップPC向けのCPUに比べて低性能・省消費電力製品であることがほとんど

またこれも先に書いたとおり、ノートPCは拡張性が低いため、パーツの追加・交換による高性能化も難しいのが実情です。

こういった事情から、デスクトップPCはノートPCに比べて性能が高いのです。

最高性能が高い

ある時点での最高性能のPCがデスクトップPCではなくノートPCだった!
なんてことは、まず起こりません。

ノートPCには電力供給や冷却性能、筐体内部の狭さ、拡張性など、多くの制限があることから、ある時点での最高性能のPCを実現できることはありません。

作業性が高い

ノートPCは画面が小さく、基本的には一つの画面しか使えません。
またキーボードもフルキーボードではありません。

この点デスクトップPCでは、液晶モニターに大型の製品を使用すれば大画面を実現可能です。
またマザーボードかグラボの機能でマルチモニターに対応していれば、以下のように複数のディスプレイを使うこともできます。

机に複数のモニターを設置している様子

さらにフルキーボードを接続すれば、高い作業性(PC作業を効率よく短時間でこなせる性能)を持ったPC環境を実現できます。

ただし後述するノートPCのデスクトップPC化を行えば、ノートPCをデスクトップPCのように使えるので、費用をかければノートPCでも高い作業性を実現可能です。

外部入出力端子が豊富

デスクトップPCはノートPCに比べ、外部入出力端子が豊富です。

たとえばノートPCでは、USBポート(USBの接続口)を2~3個搭載している製品がほとんど。
最大でも4つで、5個以上のUSBポートを搭載している製品はほとんど見かけません。

この点、デスクトップPCでは最低でも4~8ポート、多い製品では12ポート搭載。
なんて製品もあります。

パーツの流用が可能

ノートPCの内部パーツは各メーカーさんが独自に組み合わせて使っており、内部スペースの狭さの関係から、他社のノートPCに流用・設置するのが難しいです。
可能なのはExpress Cardなどの拡張カードスロットとメモリー、ストレージ(HDDやSSD)くらいでしょうか。

デスクトップPCではCPUクーラーや電源ユニット(PSU)などについても流用できることがあります。
また自作のデスクトップPCであれば、対応している規格が同一ならほぼすべての部品を流用可能です。(部品が大きすぎて内部で物理的に干渉した場合は不可。)

さらに液晶モニターなどの周辺機器も流用できるので、周辺機器を一度手に入れた後はPC本体の買い替えだけで済み、買い替え費用が小さくなります。

盗まれにくい

デスクトップPCは筐体が物理的に大きいので、盗まれにくいですね。
また基本的には持ち運んだり、外出先で使うものではないので、この点でも盗まれにくいです。

これも長所なんじゃないでしょうか。

ノートPCの特徴

ノートPCには以下のような特徴があります。

軽く持ち運びしやすく、外出先でも使える

デスクトップPCでは以下のような本体だけではなく、液晶モニターキーボードマウスなどの周辺機器も必要です。

Lian LiのPCケース、PC-A76Xフルタワーケースを斜め前から見た様子

これに対してノートPCでは本体に液晶モニターやキーボード、マウスの機能を含んでいるため、本体だけで動作させることができます。

DELL XPS13(9350)を開いている状態

またノートPCはデスクトップPCに比べ軽く、可搬性が高い(持ち運びがしやすい)です。

上記PCはDELLというメーカーさんのXPS13 9350という機種。
この製品は幅304mm ✕ 奥行き200.0mm ✕ 高さ15.0mm(最薄部9.0mm)と非常にコンパクト。
しかも重量は1.2kgと軽く、カバンに入れて持ち運んでもあまり疲れません。

参考:DELL XPS13(9350)は、軽量コンパクトで持ち運びやすいので、仕事用のノートPCにおすすめ!

さらに軽量小型性能を追求したノートPCでは1kg以下の製品もあり、可搬性を重視する方はそういった製品の購入を検討されると良いでしょう。

デスクトップPCはこれよりもはるかに大きく重いため、持ち運びがしにくいです。

移動中も使用可能

ノートPCは電車や新幹線、バスなどで移動中にもバッテリー駆動により使用可能です。
またスマホのテザリング機能を使用すれば、移動中にインターネットへのアクセス、webページの閲覧ももちろん可能です。

これはデスクトップPCには難しく、ノートPC特有の長所と言えるでしょう。

必要とする設置スペースが少ない

デスクトップPCはPC本体が大きく、その設置スペースが必要です。
またそれだけではなく液晶モニターやキーボード、マウスなどの周辺機器の設置スペースが机上に必要となります。

したがって部屋が狭い場合、PCを購入した後に置き場所がない…。どこに置こう…。
なんて困ってしまうかもしれません。

これに対してノートPCは本体が小さく周辺機器も不要のため、設置スペースはかなり少なく済みます。

停電時も安心

ノートPCにはバッテリーが搭載されています。
そのためPCを使用中に停電が起こっても、瞬時にバッテリー駆動に切り替わり、PCの電源が切れてしまうことはありません。

そのまま作業を継続することも可能ですし、バッテリー残量が少なければただちにデータを保存。
その後PCをシャットダウンすれば、作業途中のデータを失わずに済むのです。

ちなみにこれについてはデスクトップPCでも、UPS(Uninterruptible Power Supply = 無停電電源装置)を使えば実現可能です。
ただデスクトップPCや液晶モニターが使用する電力は、ノートPCのそれに比べてはるかに大きいため、UPSによる動作時間※は決して長くはありません。

UPSはあくまでも瞬電(瞬間的な停電)時にPCの突然の電源オフを防ぐ、停電時にデータを保存し、安全にシャットダウンできる時間をかせぐためのものと考えてください。

※UPSによる動作時間をランタイムと呼び、UPSのバッテリー容量と使用する電力でランタイムの長さが決まります。

ノートPCをデスクトップPC化する方法もあります!

デスクトップPCの特徴の一つに『作業性が高い』という点を挙げています。
これについてはノートPCをデスクトップPC化することで、ノートPCでデスクトップPCと同等の高い作業性を実現可能です。

デスクトップPCの作業性の高さは、主に大画面+マルチモニターが可能であることと、フルサイズのキーボードを使えることによります。
そこでこれらの機能をノートPCで実現することで、デスクトップPCと同じような高い作業性を得ることができます。

ノートPC製品の多くでは、映像を外部出力する機能を搭載しています。
そこでこの機能を使って大画面の外部モニターに映像を外部出力する、というわけ。

もし映像の外部出力機能が搭載されていない場合には、以下製品のようなUSBを映像の外部出力に変換する機材を使用すればOK!

USB3.0 Type-Cポート対応製品の例:

上記製品では有線LAN接続も可能となるので、有線LAN接続ができなかったノートPC製品では、無線LANから有線LANに変更することで、通信速度が向上する場合もあります。(最新の規格では無線LANの方が速いケースもあり。)

ノートPC本体の映像の外部出力機能と上記製品を組み合わせれば、マルチモニター化も簡単!

フルサイズのキーボードは、以下製品のようなUSB接続タイプの製品を購入して接続するだけで追加できます。

参考:超快適! 東プレ SJ08B0 REALFORCE 108UBK 購入レビュー

もしUSBポートが足りなければ、USBポートを増設する製品を併用してください。

モニター・本体一体型PCはおすすめしません!

一部メーカーのPC製品の中には、モニターとPC本体が一つの筐体に収まっている一体型PCと呼ばれる製品もあります。
見た目がスタイリッシュ・オシャレなので、魅力的に感じる方も多いでしょう。

ですが個人的には、モニター・本体一体型PCはおすすめしていません

デスクトップPCに比べ拡張性が低く、かといってノートPCほどの可搬性がない。
液晶モニターなどの周辺機器を流用することもできず、中途半端なんですよね…。

重視するポイントを押さえて選んで!

冒頭にも書きましたが、ノートPCとデスクトップPCにはそれぞれ長所と短所があり、どちらが完全に勝っているということはありません。
そのためそれぞれの特徴や違いを確認し、自分の使い方や重視するポイントに合致する点が多い方を選ぶことをおすすめします。

もし購入予定のPCの用途が既に決まっているのであれば、それに合った性能や構成を調べる方法があります。

くわしくはPC購入時、用途にあった性能や構成を知るにはパソコンセルフチェック!で書いているので、ぜひ併せて参考になさってくださーい!

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